役立つ転職知識

中高年向け求人は増加中!転職のポイントと必要なスキルとは?

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中高年の転職

転職をしたいけど、中高年だと転職先があるのか、転職先が見つかるのか不安…と思っていたりしませんか?

40代以上の中高年の転職では、20代や30代とは違った転職のポイントがあります。また、求められるスキルも違ってきます。

この違いを認識できずに転職に臨むと失敗してしまいがちです。

今回は中高年の転職のポイントや必要なスキルについて説明していきたいと思います。

中高年向けの求人は増えている

中高年の転職チャンス

35歳の壁は壊れつつある

「35歳の壁」という言葉をご存知でしょうか?一般的に35歳を過ぎると転職するのが難しくなる状況を表す言葉ですが、最近はこの35歳の壁が崩壊し、40代以上を対象にした求人や、40代の転職成功者が以前よりも増えてきているそうです。

⇒参考:「中高年」転職、45歳を境に明暗くっきり
⇒参考:2018年の転職市場予測「ミドル人材の求人動向」について

40〜50代に特化した求人サイトもある

「FROM 40」や「マイナビミドルシニア」など、40代〜50代の転職情報に特化したサイトもあります。このような専門サイトがあるのはしっかりとしたニーズがあることの証拠です。

非正規から正社員になれる求人もある

実際にどんな求人があるのかサイトを見てみると、正社員から正社員への転職はもちろん、非正規社員から正社員を目指したい人向けの求人も、いくつか見つかります。全体的に警備の仕事が多いですが、

  • 【契約社員】マッサージ/エステサロンのコールセンタスタッフ 月給23万円
  • 【契約社員】日本テレビでの撮影スタジオ警備 月給21万5,000円~
  • 【契約社員】ピーコックストアでの店長・マネージャー候補 月給22万5,000円~

中にこのような求人もあり、しっかりと年2回ボーナスが支給されるものもあります。

中高年を採用する流れが広がっている理由

中高年を採用する流れが広がっている理由は、大きく分けて2つあります。

若手を採用できていない

本当は若手の人材を採用したいけれど、思うように採用ができていないからというのがまず一つ目の理由です。

若手の代わりに中高年を採用するしかないという、企業にとってはネガティブな理由になります。

少子高齢化の影響から、現状、若年層の働き手はどんどん少なくなってきています。

ベテラン人材の不足

経験が豊富なベテラン人材が一部の企業だけに集まっていて、思うように採用できていない企業が増えていることも理由の一つです。

こういった企業を見つけて応募することも、中高年が転職を成功させるために有効な方法の一つです。

とはいえ20代よりも採用の難易度は上がる

中高年を採用する流れが広がっていることを紹介してきましたが、以前と比べて有利になっているだけで、他の年代と比べて有利というわけではありません。

状況は変化していても、20代とは違い、ポテンシャルで採用されることはありません。企業が求める条件を満たしていなければ、採用になる可能性は低いことをしっかり認識しておきましょう。

中高年が採用されにくい理由

中高年が採用されにくい理由は、大きく3つに分けられると言われています。

応募者に求めるレベルが高い

当然ですが、年齢を重ねている分、求められることもハイレベルになります。

中高年の場合は、マネージャーポジションで採用されるケースが多くなると言われており、マネジメントスキルがあるかどうかは、内定を得るための一つのポイントになるといえそうです。

適応力が低く、プライドを捨てきれない

逆にマネジメントスキルがあっても、適応力が低かったり、プライドが高い人だったりすると、一緒に仕事がしにくいという理由で不採用になる可能性があります。

先程上でも触れたように、以前より転職しやすくなっているとはいえ、劇的に有利になっているわけではないので、謙虚に進めるほうが無難です。

支払う給料が高い

支払う給料が他の年代より高いことも、中高年が採用されにくい理由の一つです。

支払う給料に見合った働きを企業は期待するので、その分求められるパフォーマンスが高くなります。

採用されるためのヒント

中高年はどのようにして転職活動を進めていけばいいのでしょうか。採用されるためのヒントは大きく3つあります。

異業種も検討する

中高年で転職をする場合は、異業種の分野も視野にいれることが大切と言われています。単純にライバルが多い分野ではなく、ライバルが少ない分野でアピールするほうが有利という理屈です。

とはいえ異業種になると自分の今までの経験が活かせず、かえって不利になってしまうのでは?と考えてしまう人もいると思いますが、全部を活かせないわけではありません。

アルバイトスタッフの管理経験など、異業種でも共通して活かせる自分の強みや経験を見つけて、自分がより有利になる場所でアピールすれば、特に追加で努力しなくても採用される可能性がアップします。

ベンチャーや地方の中小企業も視野に入れる

上のヒントと考え方は同じで、自分の特徴を生かせる場所をよりたくさんの範囲から探すという方法です。ベンチャーや地方の中小企業などは、人手が足りていない企業が特に多いと言われています。

条件を一部妥協する

給与や労働条件など、一部妥協することが必要な場合もあるようです。ただ基本的には、よりよい環境で働いていくための転職活動なので、一時的に年収などがダウンしても、将来的にそれ以上のリターンを得られれば問題はありません。

資格は必須ではない

中には、転職のために資格を取ろうとする人もいるようです。

しかし資格は、持っていると有利になることはありますが、必ず転職を保証するものではありません。自分の経歴の整理や書類作成などの準備に時間を費やすほうが得策といえます。

中高年の転職で有利になるスキルとは

中高年の転職に必要なスキル

中高年の転職では、異業種やベンチャー企業など興味の範囲を広げることが大切になると説明しましたが、その上で特に重要になるスキルは「ポータブルスキル」や「マネジメントスキル」です。

ポータブルスキルとは

ポータブルスキルは一つの業界だけに限らず、働く業界が変わっても活かすことが出来る、汎用性の高いスキルのことです。

先程採用されるためのヒントの箇所でも紹介したように、アルバイトスタッフの管理経験は働く業界がガラッと変わってもそのまま活かすことができるので、ポータブルスキルといえます。

ちなみに、女性をターゲットにした企業での就業経験や知識なども、ポータブルスキルの一つです。

業種や業界が変わっても、同じように女性をターゲットにした企業は数多く存在するので、その時の知見をそのまま活かせる可能性があります。

非正規から正社員を目指す場合

非正規から正社員を目指す場合など、自分には特にアピールできるようなポータブルスキルがないと感じる人も、中にはいるかもしれません。

その場合、いきなり正社員の求人に応募せず、まずは正社員登用制度を設けている、非正規社員募集の求人に応募するのもひとつです。

正社員になるためには、後々様々なスキルを要求される可能性がありますが、捉え方次第で様々なことがアピール材料になります。

POINT

場合によっては、同じ職場に長く勤めていたことや、少しずつ出来る事を増やして成長した経験などもアピール材料になります。

マネジメントスキルとは

アルバイトスタッフのシフト調整など、複数いるチームメンバーを管理して、なんらかの成果に繋げるスキルがマネジメントスキルです。

加えて部下の相談に乗ってアドバイスをしてあげることや、チーム全体の状況を把握して、コスト削減や効率化を進めることなどもマネジメントの一つです。

実際に中高年の転職を担当するエージェントの担当者も、40代前半の人にとってマネジメントスキルは重要なアピール材料の一つになると説明しているので、特に重要なスキルといえます。

自己分析でこれらのスキルを見つける

ポータブルスキルやマネジメントスキルを明確にするためには、自己分析で自分の経験を整理する必要があります。

自己分析のやり方はたくさんあるので、インターネットで「自己分析 やり方」などと検索して、自分がやりやすいものを選び、進めてみてください。

応募書類を作成したり、最終的には面接で自分をアピールするために行うという目的を忘れないように注意してください。

中高年が転職する際に知っておきたいサービス

中高年の転職サービス

中高年の方が転職する際に知っておきたいサービスや、利用する際の注意点について説明します。

FROM 40

FROM40は、40代50代の仕事探しに特化した転職求人サイトです。

2018年9月時点で、全部で約3万3,000件の案件が登録されています。勤務地、職種、雇用形態など、様々な軸で求人を探すことができます。

40代・50代の転職者向けコラムも用意されていますので、興味のある方は参考にしてみてください。

マイナビミドルシニア

マイナビミドルシニアも、同じように40代〜60代の仕事探しに特化した転職サービスです。キーワード検索が利用できたり、検索条件の項目も多いため、自分の希望している求人をよりピンポイントで探すことが出来ます。

中でも特に注目したい特徴は、簡易応募ができる「ノック」という機能です。年齢・性別・アピールポイントだけを送るだけで、企業に自分が採用対象かどうか確認することが出来ます。この機能によって、より無駄なく転職活動を進めることが出来ます。

Wantedly

Wantedlyも上2つと同じような求人紹介サイトですが、他と大きく違うのは、企業の価値観や考えに共感できるかどうかで応募を判断する所です。

他のサイトのように、報酬や勤務条件は記載されていませんし、面接ではなく「オフィスに遊びに行く」というカジュアルなコンセプトがサービスの特徴になっています。

キーワード検索から「40代」と入力して、仕事を検索することも可能です。

リクルートエージェント

リクルートエージェントは、数あるエージェントの中でも、特に求人数や実績が豊富なエージェントです。上で紹介した3つの転職求人サイトとは違い、応募書類の添削や非公開案件の紹介など、様々なサポートを提供してくれます。

ちなみに実績が豊富ということは、それだけ転職活動で成功するためのノウハウが、多いということでもあります。多くの人が利用しているエージェントなので、登録しておいて損はないはずです。

ワークポート

ワークポートは転職エージェントの中でも、特にITやゲーム業界に強いエージェントです。もともとITやゲーム業界専門でスタートしたことが理由ですが、最近は他にも様々な業界の案件を紹介しています。

仙台や福岡など、地方にも拠点を構えているため、地方在住者も利用することができます。



ポテパンキャンプ

ポテパンキャンプは、ポテパンというエージェントが運営するプログラミングスクールです。受講する20代・30代の転職を保証していることが特徴のプログラミングスクールです。

ちなみに20代・30代限定と紹介しましたが、場合によっては40代の人も受講できるそうなので今回はピックアップしました。実際にこちらのポテパンキャンプを利用して、42歳の未経験からエンジニアの転職に成功した例もあるそうです。

POINT

エンジニアは需要もあり、しっかりとしたスキルがあれば高い収入も期待できるので、興味がある人はこういったものを利用してチャレンジしてみるのも一つです。

転職サイトと転職エージェントの違い

上で転職サイトと転職エージェントを紹介しましたが、それぞれは別のもので、目的や状況に応じて使い分けることが大切です。特に転職エージェントは知らないで利用すると損をしてしまうので注意してください。

転職エージェントを利用するメリット

メリット

  • 面接日程の調整を自分の代わりにしてくれる。
  • 応募書類の添削をしてもらえる。
  • 面接対策をしてもらえる。
  • 非公開求人を紹介してくれる。
  • 内定時に給料を交渉してくれる。

転職エージェントを利用するメリットは、このようにたくさんあります。普段の仕事が忙しくて、なかなか転職活動に時間を割けない場合や、コミュニケーション力などに不安がある人にとっては、特に利点の多いサービスです。

転職エージェントを利用するデメリット

デメリット

  • 通常の求人サイト経由の応募者と能力面で並んだ際に不利になる

転職エージェントを利用するデメリットは、通常の求人サイト経由の応募者と能力面で並んだ際に、不利になってしまうことです。

転職エージェントのサービスは無料で利用できますが、エージェントは応募者を紹介して企業から報酬を得ているため、転職エージェント経由の応募者を採用すると企業が負担するコストはより大きくなってしまいます。

同じレベルの応募者が複数いる場合、企業としてはよりコストのかからない応募者を採用するほうが合理的な判断になるため、どうしても不利になってしまうのです。

転職エージェントを利用する注意点

一つの転職エージェントだけではなく、複数のエージェントを利用することも大切なポイントです。

自分からわざわざ伝える必要はありませんが、複数のエージェントを利用することで、自分を対応する優先度をあげてもらうことができます。

エージェント担当者にはそれぞれノルマが課されていて、応募者の転職を自分の実績にしたいという気持ちがあるからです。

また仙台や名古屋など、その地方専門にサービスを展開している転職エージェントもあるので、地方の企業に転職する場合は、こういったエージェントも利用するようにしましょう。

さいごに

中高年の転職 まとめ

まとめ

  • 若手採用低下により中高年向けの求人が増加
  • 採用されるには異業種も視野に入れる
  • ポータブルスキル、マネジメントスキルは転職で有利
  • 中高年に特化した転職サイトを利用してみよう
  • 転職エージェントのメリット・デメリットを知る

中高年が転職することは、中長期的な視点でとてもリターンの大きいことです。しかし後々失敗することができないので、通常の転職より、リスクも大きくなります。

しっかりと準備した上で、冷静に転職活動の判断をすることが大切です。

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