この記事で解決できる悩み
- 職務経歴書って書く前に自己分析しなきゃいけないの?
- 内定が取れる職務経歴書の作り方が知りたい
- 職務経歴書のデザインってどうすればいいの?
職務経歴書などの提出書類ってどう書けばいいか悩みますよね。
この記事では、以上のような悩みを解決します。
『面接につながる職務経歴書を書くコツ5つ』を理解すれば、書類選考や面接を通過する確率をアップできますよ。
それではまず、『職務経歴書を書く前に自己分析が必要な理由2つ』について見ていきましょう。
職務経歴書を書く前に自己分析が必要な理由2つ
職務経歴書を書くときは、まず自己分析をしましょう。
自己分析が必要な理由は大きく2つです。
自己分析が必要な理由2つ
- 書類選考を通過するため
- 面接に合格するため
理由1:書類選考を通過するため
ひとつめは書類選考を通過するためです。
書類選考を通過するには、伝わりやすい書類を作る必要があるからです。
そのためにもまずは自己分析をし、自分の情報を整理しましょう。
理由2:面接に合格するため
2つ目は面接に合格するためです。
面接では提出した書類に沿って質問されます。
事前に自己分析を行い、自分の考えをはっきりさせておかないと見当違いの返事をしてしまったり、嘘の返事をする可能性があるからです。
転職につながる自己分析6つ
つぎに、どのような自己分析を行えば内定の繋がるのかを解説します。
紙を用意して、思いつくものを書きだしてみましょう。
転職につながる自己分析6つ
- キャリアを振り返る
- 強みと弱みを考える
- willを考える
- Must とCanを考える
- 苦労した思い出も洗い出す
- 自分では自己分析ができないときは
その1:キャリアを振り返る
まずは自分のキャリアを振り返りましょう。
順番は適当でもいいので、今まで経験した企業、業務などを書きだします。

その2:強みと弱みを考える
2つ目は強みと弱みについて考えます。
箇条書きで構わないので、あなたの強みは何なのか、逆に何に弱いのかを書きだしていきましょう。
エピソード絡めながら、同じようなものはまとめていきます。
多く共通するものがあればそれがあなたの強みや弱みになるのです。
その3:willを考える
3つ目はwillです。
現在の自分がやりたいこと、将来こんな人生を送りたい、~したい、という未来に向かってのビジョンを書きだします。
これも箇条書きにして書きだすことで、自分が本当に望んでいるものは何なのかが見えてきますよ。
その4:Must とCanを考える
Mustというのは希望する企業が要求していること、Canというは自分が得意なことです。
どちらも今までの手順と同じで紙に書き出し、整理していきましょう。
この作業で大切なのは、やらなければいけないができないこと、に気づくことです。
いま何を学ばなければいけないのかが明確になりますよ。

その5:苦労した思い出も洗い出す
いい思い出だけでなく、苦労した思い出もしっかりと書きだして整理しましょう。
苦い経験から何を学び取り、どう改善したかも大切だからです。
どう成長したかを意識してチェックしましょう。
その6:自分では自己分析ができないときは
うまく自己分析ができないときは、転職エージェントに頼るのもひとつの手です。
転職エージェントは転職のプロなので、自己分析について適切な指導やアドバイスを受けられるからです。
また、企業の紹介も受けられるので転職エージェントを利用すれば、スムーズに転職できる可能性がアップしますよ。
面接につながる職務経歴書を書くコツ5つ
書類選考を通過できる職務経歴書を書くコツについて、見出しに分けて紹介します。
それではひとつずつ見ていきましょう。
面接につながる職務経歴書を書くコツ5つ
- 職務要約について
- 職務経歴について
- アピールしたい知識・経験・能力
- 自己PRについて
- 志望動機について
コツ1:職務要約について
職務要約は職務経歴書の最初に書くもので、職務経歴書のポイントを書くものです。
読みやすい職務要約を書くコツは、「事実は客観的に」「成績は具体的に数値で」「文字数は200字から300字程度」の3つです。
長く書けばいいというものではなく、短時間に理解できるものを書きましょう。
コツ2:職務経歴について
職務経歴で最も標準的なスタイルは、自分のキャリアを新卒で入社してから現在まで順番に書いていくものです。
入社してから、節目の配属や研修、昇進や異動などをポイントにして、必要によっては箇条書きにして見やすいものを作成しましょう。
担当した業務以外に、自己PRになるような主な仕事や営業スタイル、実績を入れ込むと、より良いものになりますよ。
経歴が長い場合…
経歴が長い人は編年体の逆年代順式のものがおすすめです。
一番うえが直近の経歴で、下に行くにつれてさかのぼっていくスタイルです。
経験や能力をPRしたい場合…
経験や能力をPRしたい場合はキャリア式がおすすめです。
職務経歴として最もPRしたいものをメインにして、別の職歴は簡単に書くスタイルです。
スペシャリストの技術職や、転職や異動の回数が多くて幅広いキャリアなどで、経験や能力をアピールしたい場合に向いています。
コツ3:アピールしたい知識・経験・能力
今までの経験や知識、能力をリストアップしましょう。
少なすぎず、多すぎず、3つから5つくらいにまとめられるとベストです。
どんな些細なことでも構いません、周りの人にアドバイスをもらうのもおすすめですよ。


コツ4:自己PRについて
自己PRは、職務経歴書のなかでもとくに重要で、採用担当者に自分の強みをイメージ付けるものです。
良い印象を採用担当者に与えるために、枠組みとして自己PRや携わった業務の内容、得た成果や強み、企業に対して役に立つことを書きましょう。
強みを整理し、わかりやすく伝えることが大切です。
コツ5:志望動機について
志望動機は、自分のやる気を転職したい企業に対してPRするものです。
単純に転職したい企業が好きとアピールするのみでなく、根拠が必要です。
なぜその企業に興味があるか、ポジション・事業になぜ関心があるか、企業・ポジション・事業にどのようにして貢献できるか、について書く必要がありますよ。
職務経歴書のデザインの書き方6つ
提出した職務経歴書などの書類を、採用担当者が見る時間は1件当たり数十秒間だといわれています。
見づらいとその時点でマイナス評価になるので見やすいフォーマットが大切です。
それではそれぞれチェックしていきましょう。
職務経歴書のデザインの書き方6つ
- 文字のサイズは11~12ポイント
- 職務経歴書のサイズはA4にする
- 文字数は1行当たりに40文字以内
- 見出しを付ける
- 必要であればグラフや表を挿入する
- 作成後は必ず印刷して確認する
書き方1:文字のサイズは11~12ポイント
文字のサイズは11から12ポイントにし、文字フォントは明朝体で左に揃えます。
小さな字でびっしり書くよりも、ちょうどよい大きさでまとまっているほうが読みやすいからです。
部分によってフォントが変わったりしていないかも気を付けましょう。
書き方2:職務経歴書のサイズはA4にする
用紙のサイズはA4で作成しましょう。
ビジネス書類では多くの書類がA4で作成しているため、管理しやすいからです。
履歴書がB5だった場合でも同じサイズにする必要はありません。
書き方3:文字数は1行当たりに40文字以内
文字数は1行につき、40字以内にまとめます。
文字数が多すぎると窮屈で見づらいからです。
適切なタイミングで改行や句読点も入れましょう。
書き方4:見出しを付ける
パートごとに見出しを分けて整理するのもポイントです。
長文になりやすい項目は見出しをつけて、何が書かれているのかわかりやすくしましょう。
項目同士は1行ずつ空けると見やすいですよ。
書き方5:必要であればグラフや表を挿入する
職務経歴書を作成するうえで、必要であればグラフや表を挿入するのもおすすめですよ。
実績を数値で表現できる場合、そうしたほうが具体的でわかりやすいからです。
営業職なども売り上げなどを数値で確認できるので、表やグラフで表現すると可視化されて頑張りを伝えやすくなります。
書き方6:作成後は必ず印刷して確認する
職務経歴書の作成後は必ずミスやずれがないか、印刷して確認しましょう。
画面上では問題がなくても、印刷してみると色がおかしかったりずれていたりするからです。
また、企業側もほとんどが書類を印刷してからチェックを行うので事前にどう見えるかをチェックしておきましょう。
よくある職務経歴書への疑問と回答5つ
職務経歴書を書くうえで、よくある疑問と回答を5つ集めました。
よくある職務経歴書への疑問5つ
- 手書きで職務経歴書は作ってもいいか?
- 職務経歴書はアルバイトしか経験していない場合でも書く必要があるか?
- 派遣会社で仕事をしていた場合はどのように書くといいか?
- 転職した回数が非常に多い場合は、職務経歴書に全て書かなくてもいいか?
- 職務経歴書は何枚書くべき?
一緒にチェックしていきましょう。
疑問1:手書きで職務経歴書は作ってもいいか?
情報量が多いのでパソコンで作りましょう。
手癖で見づらくなってしまうよりかは段落分けされ、すっきりとした職務経歴書のほうが見やすいからです。

疑問2:職務経歴書はアルバイトしか経験していない場合でも書く必要があるか?
就業経験がなかったり、アルバイト経験だけの場合は職務経歴書は基本的に書く必要はありません。
あえてアルバイトの経歴をアピールしたいときは、履歴書の自己PR欄や経歴欄に書きましょう。
ただし、アルバイトでも半年以上週五日勤務だったり、責任のあるポジションだった場合は職務経歴書に書いてもOKです。
疑問3:派遣会社で仕事をしていた場合はどのように書くといいか?
派遣会社で仕事をしていた場合は派遣会社を勤務先に書いて、派遣先を職務内容に書きましょう。
共通の仕事内容であれば、先に「実際に仕事をしていた会社」と「仕事をしていた期間」を書いて、業務内容の具体的なものはひとつにまとめてもいいでしょう。
この場合は、それぞれの実際に仕事をしていた会社については、詳細な会社の情報は書く必要はありません。
疑問4:転職した回数が非常に多い場合は、職務経歴書に全て書かなくてもいいか?
転職した回数は多くても必ず職務経歴書にすべて書きましょう。


ただし、数が多くて入りきらない場合の詳細部分は、応募する会社に関係する仕事や直近の経歴のみでも問題ありません。
応募する会社に関係ない仕事や短い勤務先の場合は、短くその他としてまとめて、アピールすべき別のことを書きましょう。
疑問5:職務経歴書は何枚書くべき?
職務経歴書の枚数は2枚書きましょう。
1枚だとPRが不十分で3枚だと多くて読みづらく、保管しづらいからです。
少なすぎず多すぎず適切な書類に仕上げましょう。
【職務経歴書のコツ】まとめ
職務経歴書のコツ5つと自己分析が必要な2つの理由のまとめ
- 自己分析をしないとキャリアの棚卸やスキルの整理、自分の願望などが曖昧になりやすい
- 自己分析をもとに、客観的に職務経歴書をつくるといい
- 職務経歴書は読みやすさを重視してまとめる
いかがでしたか。
職務経歴書と履歴書は現在の日本の転職において、とても重要なものです。
この記事を読んで要点の整理されたわかりやすい職務経歴書を作成できれば、書類選考の通過率はぐんとアップしますよ。
あなたの転職の力になれたら幸いです。読んでいただきありがとうございました。