役立つ転職知識

【徹底解説!】スタートアップに転職するのはリスク?気になる転職事情とは?

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近年、メルカリやLINEなど日本でもユニコーン企業と呼ばれる、創設から数年で、とんでもない成長を遂げた企業がニュースなどで名前を見るようになってきていて、日本でも「スタートアップ」という言葉が多く聞かれるようになりました。

世界的に見てみると、FacebookやAirbnb、中国のアリババやシャオミなどのまだ創業して間もない企業が時価総額何兆円もの企業に成長していて、スタートアップ企業の台頭が見られるようになり、今一層関心が強まっています。

そんな中、大企業で働いていて、何のために働いているか分からない、日々お金は貰えているが、仕事内容に満足はしていないなどと悩み、スタートアップへの転職を考える人が増えてきています。

しかし、あなたは本当にスタートアップに転職する覚悟がありますか?

そもそもスタートアップが何なのかよく分かっていない人も多いように思います。

そこで今回は、スタートアップに転職することでどんなことが得られるのか、またどんなリスクがあるのか、そもそもスタートアップの定義ってなに?といった初歩的なところまで、幅広くご紹介していきます!

そもそもスタートアップとは?

スタートアップとは何か知ろう

そもそもスタートアップとはなんのことを指しているのでしょうか。

スタートアップを英語に直してみると、”Start Up”となり、この英単語には「行動開始の、操業開始の」という意味があって、日本のビジネスの現場では、「立ち上げ」や「起業」などの意味で使われています。

もともとの語源はシリコンバレーから来たもので、単純にいうとスタートアップ企業とは、創業2〜3年の会社で新たなビジネスモデルを開発する起業で、市場を開拓する段階にあるものを指しています。

スタートアップ企業の特徴としては、短期間で急激に成長を遂げるという特徴があります。また、企業の目的として、これまで市場になかった新しい形のビジネスを掲げていることが多いです。

そしてモデルとしては新しいというだけではなく、人や社会の役に立つものであることがほとんどです。そこに革新的なアイディアがあるか、また、社会貢献を目的としているかどうかも重要なポイントであるといえます。

ベンチャー企業との違いは?

そもそもの話ですが、「ベンチャー企業」というのは、日本人が作った和製英語であり、英語でいう”Venture”の意味から来ています。

通常アメリカで”Venture”という言葉は、投資家やベンチャーキャピタルなどのことを指しているので、日本語のベンチャー企業という言葉とは意味が全く違うといってもよいでしょう。

スタートアップとは、先に述べたように、革新的なことをし、ごく短期間のうちに急激な成長とエグジットを行う企業のことで、日々安定した収入を得ながら長期的な成長を目指す、スモールベンチャー企業と比べて大きな違いがあります。

しかし、日本では、新しくできた小さい会社のことをベンチャー企業と呼んでいて、スタートアップもある意味ではベンチャー企業に内包されているのですが、これを同一視するのは全く違います

新興企業の中でもイノベーティブな事業をしていて、急成長を遂げている会社のことをスタートアップ。単純に新規企業がベンチャー企業と呼ばれているという違いがあることを頭に入れておきましょう。

スタートアップへの転職事情

スタートアップという言葉がスポットライトを浴びている現在、スタートアップに転職したい!という人は増加傾向にあるようです。

今や日本でも起業する人が増えて来ており、昔と比べてスタートアップ企業もまた増加傾向にあることも、転職希望者が増えていることの理由として挙げられます。

スタートアップ企業が増えている要因


  • 昔に比べて起業しやすくなった。
  • ITの技術の発展がめざましい。
  • 世界的にスタートアップ起業の成長速度が速い

資金調達が成功した企業は、すぐさまサービスを伸ばすために必要な人材の獲得に使われていて、特にスタートアップは新卒を取る余裕があまりないので、中途即戦力人材採用に各社力を入れており、優秀な人材を常に欲しています

採用媒体に掲載したり、SNSを使ったソーシャルリクルーティング、リファラルリクルーティングを積極的に行ったりしています。資金を潤沢に集めている企業も増えて来ており、それほど「一か八か」のような転職ではなくなってきています。

スタートアップ企業の探し方

スタートアップ企業に転職したい場合はどう探すの?

スタートアップ企業に転職できる機会は増えてきているのね!転職したいけどどうやって企業を探すのかしら?
スタートアップ企業を探す方法はいろいろあるよ!自分のスタイルに合わせて探してみよう!

人脈から探す

スタートアップ界隈では、この方法が一番主流です

スタートアップ企業の多くは、サービスを伸ばすことに全身全霊を注ぐため、なるべく採用活動にお金をかけずに優秀な人材を集めようとする傾向があります。特にまだ事業が走り出したばかりで、安定していないフェーズだと、なかなか多額の資金調達行えなかったりするので、採用にかけるコストを少なくしたいのが現状です。

そこで、重要になるのが、人づてに人材を紹介してもらう方法です。

これを「リファラル採用」と呼んでいて、スタートアップではこのリファラル採用でいかに優秀な人を取れるかに注力して採用活動を行っているので、もし、自分がスタートアップへの転職希望があるのであれば、まず、スタートアップ界隈に知り合いを作って、そこから人脈を広げていき、自分に合った会社を探していくのも1つの手段です。

実際この方法が一番確実かつ、ミスマッチが少ないので、この方法は非常におすすめです

スタートアップに強い転職エージェントを使う

次にご紹介するのが、スタートアップに強い転職エージェントを使う方法です。

先に紹介した人脈を使って採用する方法ですが、ずっと大手で務めていた人は、なかなか一から人脈を作って紹介してもらうのは難しいのではないかと思います。こういった場合にとても便利なのが、転職エージェントです。

転職エージェントは何回か面談を行う中で、自分がどういった企業に興味があって、どのくらいの報酬が欲しいのかなどについてじっくり相談しながら、慎重に検討して行くことができるので、とても安心感を持って転職活動を進めていくことができます。

あまり焦らずに、ゆっくり自分の行く企業を決めていきたい人は、ぜひ転職エージェントを使ってみてください。

スタートアップ向けの求人サイトを使う

最後にご紹介するのは、スタートアップ向けの求人サイトに登録する方法です。

最近では、Wantedlyなどのスタートアップの採用にとても強い求人SNSサイトで、沢山のスタートアップ企業の採用募集が出ています。だいたいの企業は人が足りていないので、応募すれば、面談をしてくれるところがほとんどです。

求人サイトを見て自分で応募することのいいところは、自分が興味のある企業に簡単に探すことができる点です。とにかく自分で企業を見つけて、自分で決めたい!という人はこういったサイトに登録してみるのが一番いいでしょう。

スタートアップ企業の探し方まとめ


  • 人脈から探すのが主流
  • ゆっくりと仕事を探したい、1人では決めきれないときには転職エージェント
  • 自分で決めていきたい!そんなときにはスタートアップ向けの求人サイト

スタートアップ企業の魅力

スタートアップ企業に何故惹かれるのか?

スタートアップ企業の特徴としては、成長のスピードがとても早く、短期間で信じられない売り上げをあげることも多々あります。

創業期の会社というのは、人数が少なく、資本も少ないので、1人ひとりが会社を成長させるための方法を必死に考えて行動し、自覚を持って会社を前に進めていかないと、会社自体が潰れてしまいます。

そのため、社内の熱気は相当なもので、日々生きるか死ぬかをかけて働かなければなりません

リスクは大きいですが、自分がした仕事が会社の利益にそのまま反映されるのを肌で感じられるので、大手会社にいたら決して味わうことのない経験をできるところが一番の魅力です。

スタートアップ企業は、待遇面で良くないことが多いといわれていますが、創業間もない頃に得たストックオプションが会社の成長とともに大きな価値をもち、ひと財産を築くこともできたりすることもあるのです。

このように、急速に成長する企業で働くことで、自分自身も成長することができますし、会社が成長する姿を共に見ることもでき、自分の人生の財産の1つになる経験なので、刺激を感じながら仕事をしたいという人は十分にチャレンジしてみる価値があると思います。

スタートアップ企業のリスク

勿論リスクも存在している

スタートアップ企業で働くの楽しそう!働いてみたい!
もちろんメリットだけじゃなくて働くことのリスクもあるよ。

大手から転職してイメージギャップに苦しみ、転職に失敗した人もいるからちゃんと知っておこう

待遇面

スタートアップは、資金力も少ないので、そこまで社員に多額の給料が払える訳ではないですし、福利厚生や人事システムも整っていないので、この点が非常にリスクであると考えられます。

大手からスタートアップに転職した方はいかに自分が今まで守られていたかを再確認するそうです。

スキルが伸びる仕事は任せてもらえなかった

スタートアップはリソース不足や業務フローがしっかりと整っていないことから、自分の役割を超えて仕事をしなければならないことがよくあり、気づけばメインの作業よりもサポート業務のような事務関連の業務が多くなってしまうなんてことも少なくありません。

会社が倒産してしまう

今や企業の10年の生存率は6%以下といわれており、ほとんどの会社が10年も経たずに倒産してしまいます。スタートアップは当然倒産する危険性が高く、とてもではないですが安定しているとはいいにくいです。

会社がなくなってもいいから、この会社で働きたい!という強い意志がなければスタートアップで働くことは容易ではないかもしれません。

スタートアップ企業に転職するリスク

  • 大手と比べて待遇面の差はでやすい
  • 自分のできる範囲外の仕事もしなければならないこともある
  • 倒産する可能性は高い。それでもその会社で働きたいという意思が大事

こういったリスクを考えた上で、自分がどうしても働きたい、チャレンジしてみたい!という人はぜひスタートアップに転職するべきだと思いますが、こういったことが予測できておらず、準備不足で転職してしまうと大変なことになるので、気をつけましょう。

スタートアップ企業が求める人材

スタートアップ企業が求める人材を知ろう

スタートアップ企業はどんな人材を求めているのだろう?
大手とは求められている人材が大きく異なるよ!具体的にどんな人材が欲しいかみようね!

自ら考えて行動できるタイプ

これはスタートアップで働く上での絶対的な条件でもあるかもしれません。

少数で会社を前に進めて行きながら死にものぐるいで市場に食らいついて行くには、1人ひとりが自分で考えて行動していかなくてはなりません。人に何か指示されないと動けないタイプの人は、毎日が戦いのスタートアップ企業においては、とても不向きです。

自分で考えて情報を取ってきて、会社がどうやったら成長して行くのか考えられる人を求める傾向があります。

強い志があるタイプ

スタートアップにおいてなくてはならないのが、サービスを育てるために全力を注げる情熱です。情熱がなければサービスは育っていきませんし、会社が進んで行きません。

企業としても、強い志を持って自分はどうしてもこれがやりたい!という人にきてもらいたいと思っているので、本当にジョインするに足る会社かどうか自分でもよく考えてみることが大切です。

逆境に強いタイプ

創業期の会社というのは、とにかく業績が安定しません。月によってたくさん稼げる月もあれば、売り上げが全然上がらない月もあります。

本質的には、そういった波を乗り越えて企業は成長して行くのですが、そういった悪い状況のときに、自分が会社にどんな影響を及ぼすことができるのかが非常に大切です。

逆境に立たされても、「どうしよう」と弱気になるのではなく、「絶対良くなる!」という思考を持って仕事ができる人が求められます。

スタートアップ企業が求めている人材まとめ


  • 自分から動き、自分で考えられる人
  • 会社に全力を注げられる人
  • 困難な状況になっても挫けず、立ち向かえる意思を持つ人

スタートアップ企業への転職で考えておくポイントとは

確認ポイントをチェック!

スタートアップ企業への転職は楽しく働けそうだけど、結構リスクも大きいね
そうだよ。だからスタートアップ企業への転職をしたいときには考えておかないといけないポイントがあるんだ。大切なことだから抑えておこうな~

ビジネスモデルに未来はありそうか?

会社での働き方以前に、その企業のビジネスモデルの収益性はどうなのかについてしっかりと考えておくことが重要です。

ビジネスモデル自体がイケていない会社はどれだけ優秀な人が集まっていても、勝算が薄いので、必ずこの点について確認するようにしてください。

財務状況は健全であるか?

ほとんどのスタートアップ企業は財務情報を公開していないので、面接の際に確認する必要があります

財務状況が健全でない企業の場合、すぐに倒産してしまうリスクも非常に高いので、財務状況が健全であるかどうかについては事前にしっかりと知っておく必要があります。

また、創業から日が浅い場合、投資家やVCから投資を受けられる可能性はありそうかについて考えておかないと、資金が枯渇してしまった時に、倒産してしまう可能性も非常に高いので、必ず事前に調べておいてください。

まとめ

スタートアップ企業は人が大事な要素になる

今回のポイント

  • スタートアップ企業は増加しつつあるので転職の機会は多くなる
  • 基本的に人脈からスタートアップ企業を探す
  • 仕事のやりがいは大きいが、リスクも大きいので慎重に考える
  • 企業から求められる人材か見極める

いかがだったでしょうか。

今回は、これからスタートアップ企業へ転職を考えている方に向けて、スタートアップ企業に転職する際の危険性やメリットについて主に紹介してきました。

近年非常に盛り上がっているスタートアップ界隈ですが、勘違いして欲しくないのが、スタートアップに転職したからといって必ず幸せに働けるわけではありません

今の自分としっかり向き合って、本当にそこで働きたいのか、また、その先はどうなるのかについて熟考した上で、自分のキャリアについて決めていってください。

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