転職を成功させるためには、面接を成功させなければなりません。
この記事で解決できる悩み
- はじめての転職で不安があり、面接の流れが分からない
- 転職面接に向けて、何を準備すればいいのだろう
- 転職面接に役立つマナーを知りたい
こんな思いを抱えていませんか。
面接は緊張するものですし、分からないことがあるとより不安になりますよね。
この記事では転職面接の流れについて解説しています。
また、面接でおさえておきたいマナーもまとめました。
面接を成功させるため、これらのポイントを参考に準備を進めていきましょう。
転職面接の当日に焦らないために確認すべきこと3つ
まずは、転職面接の事前準備について確認しましょう。
確認すべきことは以下の3つです。
転職面接前に確認すべきこと3つ
確認点1:面接会場の場所・面接の時間
確認点2:持ち物
確認点3:自分の履歴書・職務経歴書の内容
まずは面接会場の場所と時間を確認しましょう。
余裕があれば、事前に会場まで行ってみて、行き方を確認しておくとよいでしょう。
持ち物は当日に焦ることのないよう、前日までに用意しておきます。
また、履歴書・職務経歴書に書いた事柄について、その内容を確認しておきましょう。
面接当日は、これらの内容を基に話すことになるからです。
転職面接の選考の5つの流れ
転職面接の選考は、一般的に次の5つのステップで進みます。
転職面接の選考の流れ
選考の流れ1:書類選考
選考の流れ2:一次面接
選考の流れ3:二次面接
選考の流れ4:三次面接(最終面接)
選考の流れ5:内定
※面接の回数は各面接先により異なります。
面接を受ける際に、ひとつ覚えておくとよいことがあります。
面接は、企業側が候補者を選ぶ場であると同時に、候補者側が企業を選ぶ場でもあるということです。
面接の目的は「お互いを知ること」です。限られた時間の中で、自分自身をアピールしましょう。
加えて、不明な点や要望を企業に適切に伝えられるよう、事前準備を行っておきます。
転職面接の当日の流れ|8ステップ
まずは、面接の流れを確認しましょう。
一般的に、次の8ステップで進みます。
転職面接の当日の流れは?
ステップ1:導入(自己紹介)
ステップ2:現在の仕事内容
ステップ3:転職理由
ステップ4:志望動機
ステップ5:募集内容の説明
ステップ6:条件確認
ステップ7:逆質問
ステップ8:退室
ひとつずつ見ていきましょう。
ステップ1:導入(自己紹介)
一番はじめに聞かれることが多いのが「自己紹介」です。
ポイントは、手短にまとめることです。
簡素にしすぎる必要はありませんが、過度な自己PRは序盤でしない方がよいでしょう。

自己紹介が長すぎると、面接官が質問をする余地がなくなってしまいます。

一方的な長話にならないよう、要点を押さえた自己紹介を用意しておきましょう。
ステップ2:現在の仕事内容
事前に書類選考を行っている場合、面接官が履歴書や職務経歴書を面接に持参していることが多いです。
現在の仕事内容について聞かれたときは、職務経歴書と同じ内容を、手短にまとめて伝えましょう。
今後活かせる経験やスキルに絞って話ができるとベストです。
ステップ3:転職理由
転職理由は必ず聞かれる項目です。しっかり準備しておきましょう。
ネガティブな転職理由がある場合は、伝え方を工夫しなければなりません。
なぜなら企業側はこの質問を通して、同じ理由で自社を退職しないか、判断したいと考えているからです。
ネガティブな理由があったとしても、その理由をすり替えたり偽らないことです。
面接官は何人もの候補者に会っています。
理由を偽った場合、あなたの表情や雰囲気から「本音ではない」とわかってしまうかもしれません。
ネガティブな理由も、伝え方を工夫すれば自己PRに変えることができます。
ネガティブな理由にポジティブな要素を添える!
ポイントは具体的な事実を伝え、加えて未来に関するポジティブな要素を添えることです。
「毎日同じ仕事ばかりなのに飽きた」が理由だった場合、まず事実を述べて、「もしそれが解消されたら、今後このようにしたい」というポジティブな言葉につなげます。
たとえば…
「前職はルーティーンワークが多かった(事実)」ので、
「もし以前より多様な仕事ができるようになったら、さまざまなノウハウを蓄積して社内で共有していきたいと思い、そのことが実現可能と考える御社を希望しました(未来のポジティブな言葉)」
とつなげられることができます。
ステップ4:志望動機
志望動機については、「その企業」を志望した理由と、「その職種」を志望した理由の2パターンを問われることが多いです。
それぞれについて、あなたなりの理由をまとめておきましょう。
ステップ5:募集内容の説明
面接官から募集の背景や、任せたい仕事内容についての説明・確認があります。
ここで、あなたの認識とズレがないかを確認しましょう。
疑問点がある場合にはメモをし、質問できるようにしておきます。
ステップ6:条件確認
企業側から雇用条件の確認があります。
企業側から雇用条件の確認
- 給与や賞与、残業手当などの待遇面
- 勤務時間
- 休日出勤や残業の皆無
- 希望勤務地
- 福利厚生
雇用条件はしっかり確認しておかないと、入社後「こんなつもりじゃなかった」と不満やトラブルになりかねません。気になることがあれば、必ず確認しておきましょう。
なお給与面については、企業の提示額を聞いてから、希望を伝えるようにしましょう。
給与に関する回答は、選考に影響する可能性が高いです。
給料面は注意!
金銭面ばかり優先する回答をすると、あなたの印象が悪くなってしまいます。
提示額が希望より低かった場合、すぐに自分の希望額を伝えるのではなく、なぜその額なのかを尋ねてみましょう。
企業によっては明確な給与規定があり、応募者の評価が高かったとしても基準を超えた給与の提示が難しいことがあります。

ステップ7:逆質問
面接の中でよく分からなかったこと、不安に思うことを質問します。
仕事内容や企業の方針、職場環境についてなど、気になることはしっかり確認しておきましょう。
遠慮をして質問を控えてしまうと、入社への意欲を疑われてしまうかもしれません。
また、面接の結果がいつ頃、どんな形で連絡されるのかや、採用までの流れについてもここで確認しておくと、その後の対応がスムーズです。
ステップ8:退出
面接が終了したら、椅子の脇に立ち一礼します。「ありがとうございました」の一言を添えて、退出します。



おすすめの2記事をチェックしておきましょう!
転職面接でよく聞かれる質問&回答例についての記事をチェック
転職面接でよくある質問に備える記事をチェック
転職面接に役立つマナー3つの場面
緊張しがちな面接の場ですが、次の3つの場面について、押さえておきたいマナーを確認しましょう。
転職面接で押さえておきたいマナーの場面3つ
マナー1:「面接前」の場合
マナー2:「面接中」の場合
マナー3:「面接後」の場合
順番に見ていきましょう。
マナー1:「面接前」の場合
面接前には以下の3つのマナーについて把握し、落ち着いて面接が開始できるようにしましょう。
「面接前」のマナー3つ
- 面接の開始時間をの10分前には到着する
- 身だしなみをしっかり整える
- 挨拶をしっかりする
面接の開始時間の10分前には到着する
直前まで仕事や予定が入っている場合でも、面接開始10分前には到着するようにしましょう。
ただ、あまりに予定より早く訪問するのは迷惑になるので避けるようにします。
早めに出発して面接場所の近くの喫茶店などで最終確認をしたり、気持ちを落ち着けてもよいでしょう。
遅刻する場合は、必ず連絡を入れましょう。
万が一遅刻してしまいそうなときは、先に電話連絡を入れ、到着時刻を伝えます。
身だしなみをしっかり整える
第一印象はとても重要です。面接開始前に身だしなみのチェックをしましょう。
夏の場合、汗をかいていたらハンカチで拭きます。冬の場合は着ているコートを脱いで手に持ちましょう。
挨拶をしっかりする
受付に着いたら、しっかり挨拶をしましょう。ここから面接は始まっています。
控室などで待っているときも、スマホや本などを読まず、静かに待ちましょう。
マナー2:「面接中」の場合
面接中に気をつけたいことは、次の3つです。
「面接中」のマナー3つ
- ノックはゆっくり3回行う
- 促されてから座る
- ハキハキ話す
ノックはゆっくり3回行う
名前を呼ばれたら、ドアをゆっくり3回ほどノックします。
返事があったら、「失礼します」と断り入室しましょう。
マナー違反に注意!
扉を閉める際、後ろ手で閉めるのはマナー違反です。
ドアの方に振り返り、静かにドアを閉めます。
自分から明るい声で挨拶をしましょう。
促されてから座る
面接官に「どうぞこちらへ」と椅子を提示されたら、「失礼します」と言って座りましょう。
背筋を伸ばしてあごを引くと印象が良くなります。
ハキハキ話す
面接官はあなたの言葉の内容だけでなく、話し方やしぐさも見ています。
ハキハキと話すよう心がけましょう。
面接中の目線は、面接官へ向けます。堅くなりすぎず、リラックスした表情が望ましいです。




マナー3:「面接後」の場合
面接が終わってからも気をつけたいマナーは次の2つです。
「面接後」のマナー2つ
- 挨拶を忘れない
- 会社を出てもしばらくは油断しない
挨拶を忘れない
面接終了後、「ありがとうございます」と自分から挨拶しましょう。
ドアを出るときは、「失礼いたします」と言って退出します。ドアは静かに閉めましょう。
会社を出てもしばらくは油断しない
会社を出てから、家に帰るまでが面接と考えましょう。
外に出た途端大きな声で電話をしたり、タバコは控えます。
どこで誰が見ているかわかりません。最後まで気を抜かないようにしましょう。
まとめ
ここまで、転職面接の流れと、気をつけたいマナーについて見てきました。
最後におさらいです。
転職面接の選考の5つの流れ
選考の流れ1:書類選考
選考の流れ2:一次面接
選考の流れ3:二次面接
選考の流れ4:三次面接(最終面接)
選考の流れ5:内定
転職面接の選考の流れについて把握しておきましょう。
今自分がどの段階にいるのか理解し、余計な不安を感じないように入念な準備を行いましょう。
転職面接の当日の流れ
ステップ1:導入(自己紹介)
ステップ2:現在の仕事内容
ステップ3:転職理由
ステップ4:志望動機
ステップ5:募集内容の説明
ステップ6:条件確認
ステップ7:逆質問
ステップ8:退室
面接の構成は、この流れになっていることが多いです。
それぞれの項目で、自分の言葉でしっかりと答えられるようにしておきましょう。
転職面接に役立つ状況別の3つの場面別マナー
- 面接10分前には会場についていること(面接前)
- ハキハキ話す(面接中)
- 終わりの挨拶を忘れない(面接後)
面接中の3つのマナーを把握しておくことで、相手に好印象を与えることができます。
これは実践すべき3つのポイントなので、必ず押さえておきましょう。
面接の流れが分かれば事前に準備もできますし、落ち着いて面接にのぞめます。
あなた自身を売り込む場である面接で、存分に力を発揮して、あなたの転職を成功させてくださいね。