- 眠れない
- 吐き気がする
- 蕁麻疹が出る
- 食欲がないうつ状態
上記のように既に体になんらかの異常が出てしまっている場合、無理をせずにすぐに病院に行くか、会社をいったん退職してストレスから解放されましょう。
無理をしてそのまま働いていると体を壊してしまいますし、結果的にもっと時間を無駄にしてしまう可能性があります。
今はそういった症状が出ていない人も、何かしらストレスを抱えていたり悩んでいたりする場合は、早めに行動することが大切です。

仕事で感じるストレスは3種類
あなたは何に対してストレスを感じていますか?ストレスの原因が複数ある人もいると思いますが、その場合は優先順位をつけて整理してみましょう。
ちなみにこちらの「ストレスの原因」のランキングデータを参考にすると、仕事で感じるストレスは大きく以下の3つに分けることができそうです。
- 人間関係のストレス
- 労働環境に対するストレス
- 仕事内容に対するストレス
仕事で感じるストレス1: 人間関係
まず1つ目は、人間関係のストレスです。

実際にランキングでも「職場での人間関係が険悪になる」という項目がダントツの1位で、割合としても約半分近い数字になっています。
ちなみに2位の「他人のミスを押し付けられる」という悩みも、突き詰めていけば人間関係の所に問題がありそうです。
大きく上司に対してなのか、同僚に対して感じているストレスなのかによっても対処法は変わってきます。
仕事で感じるストレス2: 労働環境
2つ目は、現在の労働環境に対するストレスです。

ランキングでいうと「減給・減棒される」「サービス残業を教養される」「長期間、忙しい状態が続く」などの悩みです。
頑張っても評価制度がしっかり機能していないので給料がなかなかアップしないし、休日出勤の数や残業時間も多いとなれば、モチベーションを見出すのが難しく、ストレスが溜まってしまうのは当然です。
仕事で感じるストレス3: 仕事内容
最後の3つ目は、「仕事内容に対するストレス」です。

ランキングでいうと「自分のレベルよりも数段上の仕事を任される」などが当てはまります。本来やりたかった仕事をできていない場合や、任された仕事で思うような成果が出せていない場合は、感じるストレスも特に大きくなるはずです。
自分で解決できるストレスかどうか
自分が感じているストレスが3つのうちのどれか整理できたら、次は「自分の行動で解決できるものなのかどうか」整理してみましょう。
悩んでいるとき
- 社内に異動制度がある場合
それを活用して仕事内容を変えられる - 社内に異動制度がない場合
ランサーズなどのサービスを使って副業したり、Wantedly(ウォンテッドリー)などを使ってインターンに応募して、その仕事をお試し体験してみることも可能

また人間関係で悩んでいる場合は、自分と同じような不満を持っていそうな人に相談してみると、それだけで気持ちが少し楽になったりします。
特に上司に対しての不満やストレスは共感が得られやすいと思います。同僚を飲みに誘って話をしてみるなど、人間関係の問題は自分一人で抱え込まないことが大切です。
ちなみに、なぜ、まずは自分で不満を解決できないか考えるべきかと言うと、自分で不満を解決する癖をつけておかないと転職して環境を変えたりしても、また同じことで悩む可能性があるからです。
どんな職場であっても必ず不満は出てくるので、まずは自分で努力して解決してみることが大切
加えて、自分でも努力した結果それでも無理だった場合は「スパッ」と転職に頭を切り替えられるので、その後自信を持って転職活動を進められるというメリットもあります。
ストレスを溜めない!解消するための方法8つ
ストレスの中には、当然自分の努力では解決できないものがありますし、転職しても人間関係の問題は同じようにずっとついてまわります。
そういったストレスに対しては、ストレスそのものをなくそうとせずに、ストレスの存在を認めて、一時的にストレスを忘れられる、自分なりのリフレッシュ方法を複数持っておくことが有効です。
そうすれば、ストレスを必要以上溜めずに生活できます。
オススメの8つのストレス解消法
オススメのストレス解消法を8つ紹介します。
ストレスが溜まっている時は行動を起こすのがおっくうになってしまいますが、実際に体験して何かを感じることが次につながっていくので、ぜひまだ試したものがない場合はやってみてください。
やってみて効果を感じた場合は、負担なく継続できるように工夫して習慣化することが大切です。
オススメのストレス解消法
- 新しい趣味を始めてみる
- 笑う
- 運動する
- 寝る
- 不安なことを紙に書き出してみる
- マッサージ
- 自然に触れる
- お風呂にしっかりと入る
ストレス解消法1: 新しい趣味を始める
ひとつ目にオススメしたいのは「何か新しい趣味を始めてみること」です。
楽器を習ってみる料理教室に通うなどなんでもいいので、前からやってみたかったけれど機会がなかったことにチャレンジしてみましょう。
始めてチャレンジすることは全てが新鮮なので、自然とその対象に没頭しやすく、集中できる時間が増えるので、嫌なことを考える時間が減ります。
ストレス解消法2: 笑う
ふたつ目は「笑うこと」です。たくさん笑うと自然と嫌なことを忘れることができます。
お笑いの動画を見る、TVのバラエティ番組を見るなど、なんでもいいので、最近そういえば笑ってないなーという人は笑えるコンテンツにたくさん触れるようにしましょう。

TVよりもぶっちゃけトークが多く面白いですし、人の声を聞いているうちに安心して眠れますよ。
ストレス解消法3: 運動する
「運動すること」もストレス解消法のひとつです。
学生以来ほとんど運動していないという人も多いと思いますが、運動して汗をかくとスッキリして、ストレス発散につながります。
ジムなどに通うお金がもったいないと思う人も中にはいるかもしれませんが、近所の体育館やスポーツセンターなどであれば、1回100円くらいで利用できるので、ぜひ一度近所の施設についてネットで調べてみてください。
ストレス解消法4: 寝る
「たくさん寝ること」も大切です。
あまりに長時間寝てしまうと生活リズムが崩れてしまい、かえって疲れがたまってしまうので注意
平日今日は疲れたなーという時は早めに仕事を終えて、いつもより早く寝てみましょう。
いつもより早い時間だと眠れない人もいるかもしれませんが、以下の順番で寝る準備をするとより眠りやすくなるはずです。
- お風呂に入る
- ご飯を食べてお腹いっぱいにする
- 布団に入る
ストレス解消法5: 不安なことを紙に書き出す
「不安なことを紙に書き出してみる」のもひとつです。
自分がストレスを感じているものを特定したり、自覚したりするだけでも、少し楽になったりします。

今年やりたいことなどをひとつずつ書き出してみるのも、前向きな気持ちになれるのでおすすめです。
ストレス解消法6: マッサージに通う
「マッサージに通ってみる」のもオススメです。
お金はかかりますが、基本的に自分からは何もする必要がなく、ただ身を任せるだけでOKなので、ストレスがけっこうたまっていて、行動することが億劫だという人にもオススメです。
マッサージで体の歪みをとると、疲れにくい体になったり、夜ぐっすり眠れる効果もある
ストレス解消法7: 自然に触れる
海や緑の多い公園に足を運んで日光浴をするなど「自然にふれること」も、ストレス解消法のひとつです。
油断すると、会社と家の往復が基本になり、あってもたまに飲み屋に足を運ぶくらいの生活になってしまうので、土日などは意識的に外に出るようにしましょう。

ストレス解消法8: 湯船に浸かる
毎日シャワーだけで済ませている人は、湯船に浸かるようにしましょう。
体を温めることで眠りの質がよくなり、疲れも溜まりにくくなる

ストレスとは関係ない体の一部分が健康になるだけでも、リフレッシュできて気持ちが明るくなるので、ぜひ試してみてください。
仕事のストレスに我慢できない場合の3つの対処法
自分でストレスを解決することと、オススメのストレス解消法をいくつか紹介しましたが、それでもどうしても今抱えているストレスに耐えられないこともあると思います。
そのような場合は、無理せずに、できるだけ早めに行動を起こすようにしましょう。
対処1: 転職する
どうしても我慢できない場合、まず最初に考えるべき方法は、他社に転職することです。
給料に満足できない、残業時間を減らしたいなど、人によって様々な不満があると思いますが、一番のボトルネックになっている不満をしっかりと把握して、それをしっかりと解決できる会社に転職するようにしましょう。
できるだけ次の転職先が決まってから会社を辞めることも大切です。
対処2: 退職して一度ゆっくり休む
ストレスで疲れきってしまっている場合、すぐに転職活動する気になれない人もいると思います。
その場合は無理せずに、一旦ゆっくり休みましょう。最悪実家に戻って休養してもいいですし、戻れない場合はアルバイトなど、できるだけ負担が少ない仕事で生活費を稼いで、次の活動に向けて準備をしましょう。
対処3: 休職する
会社に対して魅力を感じていて、今後も長く今の会社で働きたい場合は、会社を休職するのもひとつです。
しっかりとした会社であれば、制度としてしっかり用意しているはずなので、過去に休職制度を利用した人の意見などを参考に、制度の利用を検討してみましょう。
仕事のストレスが理由で転職する場合
あくまでも自分が今の会社を辞めて、転職する決断をした場合に限っての話ですが、転職するメリットはたくさんありますし、どちらかと言うと転職しないリスクの方が大きいと思っています。
人によっては「転職して新しい会社にいったからといって、今の不満が消えるとは限らないし、もっと悪化する可能性もある」と考える人もいるかもしれません。
動かなければ何も得るものがないまま、ただストレスに耐えているだけで時間が過ぎていく
そうこうしているうちに、もしも会社が倒産してしまったら、何もスキルや経験がないまま、転職市場に放り出されることになってしまうので最悪です。
転職することに決めた場合は、転職活動を成功させるために必要な準備を、ひとつずつ進めていきましょう。
転職活動に必要な準備
転職する際に必要な準備は、大きく3つに分けられます。
- 自己分析
- 会社研究
- 転職サイトや転職エージェントへの登録
転職準備1: 自己分析
まずは自己分析です。
- 自分が転職することで解決したい不満やストレス
- 自分の職歴や仕事での経験から得たスキル
- 自分が大切にしたい価値観
- 今後のキャリアプラン
- 今後の人生プラン
上記をしっかりと整理しましょう。

転職準備2: 会社研究
自己分析と並行して会社研究も進めていきましょう。
- 自分の希望を満たす会社はあるのか。
- 会社ならでの特徴や社風について。
- 社長の考え方について。
- 自分が希望する会社に就職するために必要な経験やスキルは何か。
- 会社の評判はどうか。
これらのポイントを、しっかりと確認することが大切です。

転職準備3: 転職サイトや転職エージェントへの登録
3つ目は転職サイトや転職エージェントへ登録することです。
転職サイトは リクナビNEXT
などの有名なサイトに加えて、先ほど上で紹介したWantedly(ウォンテッドリー)などを利用するのもひとつです。Wantedlyの場合は、履歴書などを提出せずに、まずは採用担当者に会って話を聞いてみるということも可能です。

メリット
- 非公開案件の紹介や応募書類の添削
- 迷っているときに採用担当者がプッシュしてくれる
- 内定したときは自分の代わりに毎月の給料も交渉してくれる
ちなみに転職エージェントを利用する際は、 リクルートエージェント
や
マイナビエージェント
など、できるだけ複数のエージェントを利用することが大切です。

自分からわざわざ複数利用していることを伝える必要はありませんが、聞かれた場合は正直に答えて問題ないです。
仕事のストレスのまとめ
オススメのストレス解消法
- 新しい趣味を始めてみる
- 笑う
- 運動する
- 寝る
仕事でのストレスの種類と対処法、リフレッシュの仕方などを紹介しました。
ストレスを感じたときは早めの対処がおすすめです。病は気からとも言いますし、抱えたままでいるのは心身ともに良くありません。
休息を十分にとる、軽い運動をするなど、日頃からできることでリフレッシュを心掛けましょう。