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パワハラ被害で転職するべき?うまく辞める方法と注意点3つ

この記事で解決できる悩み

  • パワハラの対処法が知りたい
  • パワハラで転職したいけどどうすればいいの
  • パワハラの証拠の集め方って?

近年パワハラには注目が集まっており、対策の必要性が叫ばれていますが、まだまだ根深い問題です。

この記事では、パワハラの被害に合ってしまったときの対処法やパワハラ被害でよくある疑問についての回答を紹介していますよ。

では、まず「パワハラの実態」から見ていきましょう。

パワハラの実態

厚生労働省の平成28年度「職場のパワーハラスメントに関する実態調査によると、過去3年間でパワハラを受けたことがある人は32.5%となっています。

約3人に1人はパワハラを経験しているのです。

平成24年度の実態調査では25.3%だったので、近年パワハラを受ける人が増えていることがわかりますね。

従業員向けの相談窓口でも一番多い相談内容がパワハラで、過去3年以内に1件以上パワハラに該当する相談を受けた、と回答した企業は36.3%にのぼりますよ。

平成28年度パワハラ実態調査

出典:パワーハラスメントの発生状況

なにがパワハラにあたるのか

では、どういった行為がパワハラと呼ばれるのでしょうか。

パワーハラスメントの「ハラスメント」とは「嫌がらせ」と訳します。

つまり、受け取った側が嫌がらせと感じているか、が焦点となります。

受け取る側の感覚に左右されるので、まったく同じ行為であってもパワハラになる場合とならない場合がありますが、厚生労働省では以下のような行為を挙げていますよ。

厚生労働省「職場のいじめ・嫌がらせ問題に関する円卓会議」によるパワハラの行為類型


  • 身体的な攻撃(暴行・傷害)
  • 精神的な攻撃(脅迫・暴言等)
  • 人間関係からの切り離し(隔離・仲間外れ・無視)
  • 過大な要求(業務上明らかに不要なことや遂行不可能なことの強制、仕事の妨害)
  • 過小な要求(業務上の合理性なく、能力や経験とかけ離れた程度の低い仕事を命じることや仕事を与えないこと)
  • 個の侵害(私的なことに過度に立ち入ること)

出典:厚生労働省「職場のいじめ・嫌がらせ問題に関する円卓会議」

厚生労働省の指定法人「21世紀職業財団」での具体的なパワハラに当たる定義


  • 公開叱責(多数の面前での叱責)、人格否定
  • 感情を丸出しにするモンスター上司、給料泥棒呼ばわりする
  • 退職勧奨や脅し
  • 無視の命令
  • 困難な仕事を与えて低評価にする、過剰なノルマ
  • パワハラの訴えを聞き流す

出典:21世紀職業財団

身体的、精神的な攻撃などは、第三者にも明らかにパワハラと感じられるものです。

しかし、個の侵害といったなかなか定義しずらいものも含まれており、パワハラ問題の難しさが感じられますね。

パワハラに困っているなら?対処法3つ

実際にパワハラを受けたらどのように対処すれば良いのでしょうか。

パワハラはひとりで解決するのは難しい問題です。

組織の中でパワハラが常態化している可能性があるので、ひとりで抱え込まず社内外の信頼できる仲間や機関に相談しましょう。

では、パワハラで困ったときの具体的な対処法を解説していきますね。

パワハラの対処法3つ


  • パワハラ被害を相談しよう
  • パワハラの証拠を押さえよう
  • 転職活動を開始しよう

対処法1:パワハラ被害を相談しよう

まずパワハラ被害を第三者に相談しましょう。

パワハラは加害者本人に自覚がない場合も多く、本人に指摘をすると逆上したりトラブルになる危険がありますので、直接やり取りするのは避けてください。

規模の大きな会社であれば、社員のためのコンプライアンス窓口が設置されている場合がありますよ。

また、人事部に相談するのもひとつの手です。

しかし、企業によっては組織的にパワハラが横行しており、自浄作用が機能していないこともありますので、そのようなときは、労働相談センターや法テラス、こころの耳などの公的機関の利用がおすすめですよ。

一ノ瀬セナ
もしくは、そのまま弁護士や社会保険労務士に相談する方法もあります。

対処法2:パワハラの証拠を押さえよう

次に、パワハラの証拠を押さえるのも大切です。

第三者に現状を伝えて対策を考えるためには、第三者が判断できる材料が必要だからです。

なお、途中で相手に知られると隠ぺいされたり、新たなトラブルに発展する場合があるので、慎重に行動しましょう。

証拠は以下のような方法で押さえられますよ。

パワハラ証拠の押さえ方


  • ボイスレコーダーで録音する
  • 体調を崩した場合、医師の診断書を作成する
  • 日記などの記録を付ける

ボイスレコーダーで録音する

言葉によるパワハラの場合は、ボイスレコーダーで録音して証拠を押さえましょう。

ICレコーダーとも呼ばれる録音専用の機械やスマートフォンのボイスレコーダーアプリがおすすめです。

鞄の中に忍ばせたり、衣服のポケットに入れるなど身に着けることで、オフィスだけでなく、出先での会話も録音ができますよ。

一ノ瀬セナ
なお、録音での証拠集めは誰にも打ち明けずに進めるのがおすすめです。

人の口に戸は立てられないということわざもありますが、どこから話が漏れてしまうかわからないので、慎重に進めるのが吉ですよ。

体調を崩した場合、医師の診断書を作成する

パワハラが続くことで、精神的にも身体的にも不調になる場合があるでしょう。

そのような時はまず病院に行き、症状を見てもらいましょう。

その上で、医師の指示を仰ぎ、診断書の作成を依頼しましょう。

診断書は証拠としてだけでなく、いつどういった症状があったかの記録としても役に立ちますので、不調を感じたら放置せずに早めの受診がおすすめですよ。

一ノ瀬セナ
いつもと様子が違う場合は身体がSOSを出してますよ!身体が壊れる前に病院に行きましょう!
身体壊したら元も子もないもんな~…
はじめ君

日記などの記録を付ける

日記などの記録も証拠として役立ちます。

パワハラをされた時にどう思ったのか、何をされたのか、手帳や日記に残していきましょう。

その時、以下のように状況をポイントごとに整理するよう意識して記録すると、有効度が増しますよ。


いつ:〇月〇日〇時からのMTGの後

どこで:2F会議室で

誰に:Aさんから

何があった:MTG後に「プレゼン資料の作り方がひどい。何度言っても成長しないし、何年会社員やってるの?根本的に頭が足りてないんじゃない?もう会社辞めれば?」と言われた。

その結果:Aさんから自分を否定されることばかり言われ、次は何を言われるのか怖い。毎日顔も合わすのも嫌になってしまい、最近寝つきも悪く身体がつらい。食欲も落ちてしまった。

対処法3:転職活動を開始しよう

最終的に相談しても解決が見込めないときは、転職を考えましょう。

転職先を決めてから退職するのが理想ですが、精神的な不調を抱えたり、体調を崩してまで働く必要はありませんよ。

一ノ瀬セナ
パワハラで転職を考えるときは、自分の都合で転職を決意するときよりも、不安になることが多いはずです。

そのような時は、転職エージェントを利用することで、エージェントが持つノウハウからアドバイスを受けられたり、相談にのってもらえるので、転職活動の負担が軽減できておすすめです。

パワハラで転職するときに気をつけること3つ

パワハラによって転職を決意したら、気をつけるべきことを3つ紹介します。

パワハラで転職するときに気をつけること3つ


  • 転職理由について
  • 退職届について
  • やめられなくて困った時の対処法

事前にこれらのことを把握しておくことで、不利な状況を作らず効率的に転職活動を進められますよ。

その1:転職理由について

ひとつ目は、転職の理由についてです。

退職理由を聞かれたときにパワハラが原因、と告げる必要はありませんし、履歴書にも会社都合扱いであれば「会社都合により退職」、自己都合扱いであれば「一身上の都合により退職」と書けば問題ありません。

一ノ瀬セナ
とくに面接では、基本的にポジティブな印象を面接官に与える必要があります。

パワハラ被害者であっても、人間関係の問題を転職の理由として正直に告げてしまうと、パワハラの状況や詳細を把握していない面接官からは、コミュニケーション能力に難がある、と取られてしまう可能性もあります。

そのようなことを避けるために、今後自分がどのような働き方をしたいのか、どういったキャリアを積み上げたいのか、といった目標からポジティブな転職理由に置き換えて伝えるようにしましょう。

会社都合扱いにするためには

なお、退職時にパワハラによる退職と会社に届けたにもかかわらず、自己都合扱いとされてしまった場合は、ハローワークに離職理由の異義申し出の手続きをすることで、会社都合にできる場合があります。

異議申し立てがされると、労働基準監督署が会社にパワハラの調査に入ります。

その際、ハローワークの担当者や労働基準監督署にパワハラがあったことを証明する必要があるので、証拠をきちんと集めておきましょう。

その2:退職届について

退職の意思は退職希望日の1ヶ月前には上司に伝えるようにしましょう。

法律上、2週間以上前に退職の意思を伝えれば退職は可能ですが、穏便に退職をするためには、会社側と調整しながら進めるのをおすすめします。

最低1ヶ月前までに伝える必要がある企業が多いですし、有休取得や引継ぎ業務も念頭において決める必要がありますよ。

なお、退職届は退職日が確定後に提出する書類ですが、パワハラによる会社都合で退職する場合は、一身上の都合と記載せず、正しい理由を記載してください。

退職届の書き方は以下の記事で詳しく解説していますよ。

その3:やめられなくて困った時の対処法

さきほども紹介しましたが、法律で退職の意思表示は2週間以上前に行うことが求められていますが、会社がそれを拒否することは認められていません。

にもかかわらず、退職を引き止められた場合は、以下の対策を取りましょう。

引き止められたときの対処法3つ


  • 上司よりさらに上の立場の人に相談する
  • 退職届を出す
  • 退職日を確定する

極論、退職届を出してしまえば、2週間後には強制的に退職することができます。

一ノ瀬セナ
また、会社との退職のやり取りを代行してくれる、退職代行サービスを使う手もあります。
どうしようもないときは退職代行サービスに頼るべきですね!
はじめ君

引き止められると申し訳ない気持ちになったり、対処に悩む場合があると思いますが、情に流されずに対応する気持ちが重要になってきますよ。

さきほどの3つの対処法をもっと詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてくださいね。

【FAQ】パワハラ転職での疑問3つ

パワハラで転職したいときによくあがる3つの疑問をFAQ形式で紹介します。

パワハラ転職での疑問3つ


  • 仕返しできる?
  • 未払いの残業代は請求できる?
  • 損害賠償を請求されてしまったら?

疑問1:仕返しできる?

パワハラで会社を辞めざるをえない時、パワハラ加害者に仕返ししたい!損害賠償請求したい!と考える人もいるでしょう。

しかし、残念ながら損害賠償請求は現実的に難しいといえます。

まず理由として、何に対する損害であるのか、曖昧であるという点です。

その上で、証拠が集まりづらい点やパワハラの定義が曖昧な点が損害賠償請求を難しくしています。

パワハラと退職の関係をうまく証明できないと、損害賠償請求は実現できないでしょう。

疑問2:未払いの残業代は請求できる?

損害賠償請求は難しいとお伝えしましたが、一方未払い残業代の請求は高い確率で可能です。

請求には、残業をしていた事実を証明する必要があるので、日頃から証拠を揃えておくようにしましょう。

自分から請求するのは難しい、という人は退職代行サービスを使えば残業代の請求も代わりに対応してくれますよ。

疑問3:損害賠償を請求されてしまったら?

会社を辞めると伝えたときに、辞められては困るなどの理由で「損害賠償請求する」と言われるケースがあります。

損害賠償請求と言われるとパニックになってしまうかもしれませんが、会社からはよほどのことがなければ損害賠償請求はできません。

また、今までに会社の備品などを壊してしまったことを挙げて請求されるかもしれませんが、「労働者の故意だったのか」「仮に故意だとしてもすべての損害を賠償する必要はない」という判例がありますので、安心してください。

一ノ瀬セナ
退職の際に損害賠償が発生する事例はほとんどありませんよ。

パワハラで転職を考えている人におすすめのエージェント3選

パワハラで転職を考えている人に、親身になって話を聞いてくれるおすすめの転職エージェントを3つ紹介します。

パワハラで転職を考えている人におすすめのエージェント3選


20代におすすめ!サポート力で選ぶなら:マイナビエージェント



対象エリア
全国
主な利用者層・特長
20代
30代
男性
女性
業界全般
職種全般
とくに20代におすすめ
IT業界が得意
サポート力あり

おすすめポイント

  • 20代に信頼されている転職エージェントNo.1!
  • 幅広い業界の質の良い求人を取り扱っており、その中でもIT業界が得意
  • サポートが手厚く、面接・書類対策や面談をしっかりと行ってくれる

求人数業界トップレベルで理想の会社を探すなら:doda


doda

対象エリア
全国
主な利用者層・特長
20代
30代
40代
男性
女性
業界全般
職種全般
求人数多い
サポート力あり

おすすめポイント

  • 求人数が業界トップレベル!
  • 担当者と相性が悪い場合は、web上から変更できるなど、使い勝手がいい
  • キャリアアドバイザーと求人提案の担当者が分かれていて、手厚いサポートが受けられる

丁寧な面談で希望を伝えたいなら:パソナキャリア



パソナキャリア

対象エリア
全国
主な利用者層・特長
20代
30代
40代
男性
女性
業界全般
職種全般
とくに女性におすすめ
面談が丁寧
サポート力あり

おすすめポイント

  • 独自の条件の良い求人が多数あり
  • 顧客満足度第1位!レベルの高いアドバイザーが揃っている
  • 女性の活躍支援に特化したサービスを提供する専門チームがあり、女性に寄り添った提案をしてくれる

パワハラで退職したい人には退職代行サービスがおすすめ

パワハラによって、精神的に疲れ切ってしまったり、会社に出勤するのが困難な状況に陥ってしまっているなら、退職代行サービスの利用がおすすめです。

お金はかかりますが、依頼さえしてしまえば自分で会社に連絡する必要もないので、退職を引きとめられたり脅されたりというトラブルを避けられますよ。

もし未払い残業代の請求を考えている場合は、弁護士が対応してくれるサービスを利用しましょう。

退職代行の詳しい説明やおすすめのサービスはこちらの記事で解説していますので、参考にしてくださいね。

パワハラでの転職 まとめ

パワハラでの転職 まとめ


  • パワハラに合ったら証拠集めが大事。ボイスレコーダーの活用や、日記にパワハラ被害の記録を取ろう
  • パワハラ被害にあったら信頼できる第三者や公的機関に相談しよう
  • 退職の意思はきっぱり上司に伝えよう。もし直接やり取りができない場合は退職代行サービスを利用する手も

いかがでしたか?

パワハラ被害に合ったら、直接対処するのではなく、相手から受けたパワハラの内容を記録し、証拠を集めることが重要です。

そうすれは、第三者や公的機関に相談するときの資料にもなりますし、不当な立場に追いやられそうになった場合に交渉材料になりますよ。

あなたがもし、パワハラによって精神的、肉体的な不調を感じているのであれば、できるだけ早く転職を考えましょう。

その際、転職エージェントを利用すれば、同じような事例から得たノウハウを元に、相談にのってもらえるので、参考にしながら転職活動を進められるでしょう。

また辞めることが言い出しづらい、会社に行くのが辛いという人は、退職代行サービスの利用して、気兼ねなく会社を辞める道があることを覚えておいてくださいね。

パワハラで転職を考えている人におすすめのエージェント3選


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