- フリーランスに名刺って必要なの?
- 名刺にはどんな情報を載せるべき?
フリーランスが名刺を持つことに疑問を抱いている人、名刺を作ろうにもどのようにすべきかわからない人、そんなあなたにフリーランスにとっての名刺の役割や、名刺に載せるべき情報、作成する際の注意ポイントなどを紹介していきます。
実際、フリーランスが仕事を受注するのに名刺が大きくかかわることもあるので、是非参考にしてみてください。
フリーランスにとっての名刺とは
名刺の役割
名刺は自分の名前や仕事内容を覚えてもらうためのもの
口頭で自己紹介するだけだと、相手が自分の名前を忘れてしまう可能性がありますが、名刺があればすぐに見返して思い出し、連絡を取ることができます。
自己紹介をする際に、話しのネタのひとつとして活用できるという特徴もある
珍しい名前だったり職種だったりする場合、そこから話しが弾んで盛り上がったりする可能性もあるので、初対面の人と話すことが苦手な人にとっては、使い方次第では会話を盛り上げるためのツールとしても活用できます。
フリーランスに名刺は本当に必要か
フリーランスの中でも職種によって必要性に違いはありますが、発注してもらわないと仕事ができない職種の人にとって名刺は不可欠

あるとき君に出会って話が盛り上がったよね。


帰って名刺を見返して君がフリーランスのエンジニアってこと知って、これはすぐに電話しなきゃって。


名刺を持っているだけで仕事が得られるわけではありませんが、名刺がきっかけで思わぬところで商談が成立することもあります。
- 同窓会
- 勉強会
- 研修会
- 展示会
- その他交流会
- 飲み会
上記のような顔を出せるイベントにはできるだけ出席して、名刺交換を積極的に行って人脈を広げるようにしましょう。

名刺に関しては下記の記事でも説明していますので、参考にしてみてください。
名刺にのせるべき情報とは
名刺を作成するとなった場合、まずはどんな情報を名刺に載せるか整理する必要があります。
個人でも住所は番地まで載せるべきか
住所を全部記載するか、それとも途中まで記載するかは、迷うポイントのひとつかもしれません。

自宅と仕事場が同じという人は、可能であればレンタルオフィスやシェアオフィス、もしくはバーチャルオフィスを契約して、その住所を記載する方法などを検討してみましょう。
名刺に電話番号は必須?
電話番号に関しては、できるだけ載せておくほうがいいでしょう。

- 連絡がまめにできる人かどうか、必要な返事がすぐにかえってくる人かどうかは、仕事を依頼するか決める際にとても重要なポイント
- 電話番号を記載しないのは、連絡を取る意思がないと自分からいってしまうのと同じようなこと
ただし個人用の電話しかもっていない場合は、最初はメールアドレスだけを記載しておき、ある程度事業が軌道にのり、個人用と事業用の2つの電話を契約できるようになってから記載するのもひとつです。
名刺に無料メールアドレス、無料URLはNGか
種類にもよりますが、無料のメールアドレスはできるだけ避けるほうがいいかもしれません。
もし有料のしっかりしたメールアドレスを持つ必要がそこまでない人で、無料のメールで充分という場合でも、最低限Gmailを使うほうがいいと思います。
業種や仕事内容によっては、ITリテラシーも重要なポイントのひとつになるので、仕事上メールやパソコンを頻繁に利用する場合はしっかりと準備するようにする

名刺に顔写真や似顔絵を載せることについて
名刺をもらっても顔と名前が一致しないという可能性も考えられるので、抵抗がない場合は載せるのもひとつです。特にイラストレーターやフォトグラファーなどの人は、そこで利用する画像でも自分のスキルやセンスをアピールすることができます。
単純に文字だけの名刺よりも、イラストや写真が入っているほうが印象もよい
名刺の裏面に仕事紹介を載せるのはどうなのか
自分はどんなことができるのか、できるだけ具体的に分かるほうがいいので、アピールしたい仕事があれば載せるほうがいいでしょう。
名刺にこれを載せるとNGという情報は基本的にないので、自分の魅力がよりしっかり伝わる情報であれば記載するべきです。
中には名刺を2種類用意する人も

あと個人情報が気になる人は、個人情報が記入してあるものと、記入していないものを2つ用意して、状況によって使い分けする人もいるそうです。
名刺に関してはこちらの記事でも説明していますので、参考にしてみてください。
【AIの時代にも勝ち抜く】フリーランスエンジニアになるための方法
【自由に仕事をしたい!】フリーランスで働くためにやること
名刺のデザインについて
名刺に「何を載せるか」だけでなく、それを「どう魅せるか」というデザインの部分も、名刺を作成する際に重要となるポイントのひとつです。
エンジニアとデザイナーの2つの職種に分けて、デザインのポイントを整理していきます。
エンジニアの場合
エンジニアの場合は、シンプルでわかりやすいデザインで問題ない

Googleで「名刺 サンプル」で画像検索するとたくさんサンプルが出てくるので、どういうものがいいかパッと思いつかない人は参考にしてみてください。
デザイナーの場合など
デザイナーの場合は、名刺で自分のセンスをアピールすることも可能なので、作品のひとつとして魅せる名刺にするほうがいい

NGデザイン
どちらの場合であれ、わかりにくい名刺はNGです。
わかりにくかったり見難い名刺だと、せっかく渡してもかえってマイナスになり、損をしてしまいます。
デザインする際の注意点
- 「相手の印象に残り、名前をしっかりと覚えてもらう」という本来の目的から外れてしまわないこと
- 「実際に名刺をもらった人がどう感じるか」という視点を忘れないようにする
心配であればデザインデータの段階で何人かに見てもらい、意見をもらうようにしましょう。
名刺の作り方
最後に実際の名刺の作り方も確認しておきましょう。
発注の方法
名刺の発注方法に関しては、
- デザインから依頼する場合
- デザインを作成してから印刷だけを依頼する場合
と大きく2つに分けられます。
ネット上から注文できる「ラクスル」などのサービスを利用すれば、無料のデザインテンプレートを利用できるので、印刷代金(100枚463円~)だけで名刺のデザイン〜印刷まで行うことができます。テンプレートは全部で約90個くらい用意されています。
テンプレートではなく、デザインにもしっかりこだわりたい場合は、デザイン制作から依頼することになり、その場合はデザイン制作費用が発生するのでお金がかかります。
どの会社に依頼するかや依頼内容(ロゴから作成するかなど)によっても変わってくるので、気になる会社のホームページなどで価格をチェックしてみましょう。


フリーランスの名刺のまとめ
名刺はフリーランス全員に必要なものではありませんが、クライアントに何かを依頼されてサービスを提供するような職種で、新しいお客さんと出会う機会が多い人は必ず持っておきましょう。
シンプルなものであれば、そこまでお金をかけずに制作することも可能なので、名刺制作を検討中の人は気になるサービスなどをWEBでチェックしてみてください。