この記事で解決できる悩み
- フリーランスになる前って何を準備すればいいの
- フリーランスになるときの注意点って?
- フリーランスの手続きってなにかある?
フリーランスとしての第一歩を踏み出すのって不安ですよね。
この記事では、上記のような悩みを解決します。
『フリーランスになるときに何をすればいいか』を理解すれば、不安も解消できますよ。
それではまず、『フリーランスになる前に準備すべきこと6つ』について見ていきましょう。
フリーランスになる前に準備すべきこと6つ
フリーランスになる前にはしっかり準備しておきましょう。
代表的な6つの準備しておきたいことを6つ紹介しますね。
準備すべきこと6つ
- 審査が必要なものは終わらせておく
- スキルやキャリアを整理する
- 仕事につながる人脈を確保する
- お金を貯めておく
- フリーランス用の連絡先を作る
- SNSを充実させる
その1:審査が必要なものは終わらせておく
クレジットカードなど社会的な信用が必要なものは在職中に作っておきましょう。
フリーランスは社会的信用度が低く、審査に通りづらいからです。
また、ローンも組むのが難しいので、引っ越しや住宅の購入、車の購入など大きな買い物は会社員のうちに済ませてくといいですよ。
その2:スキルやキャリアを整理する
自分のスキルやキャリアを整理し、いつでもアピールできるようにしておくのも大切です。
綺麗に整理されていれば依頼する側も、あなたがどんなスキルを持っているか把握しやすいですよね。
クラウドソーシングサイトやSNS、自分のポートフォリオサイトなどで整理した内容を公開しておけば、案件の獲得につながりやすくなりますよ。
その3:仕事につながる人脈を確保する
フリーランスとして働きだす前に、人脈を作っておきましょう。
フリーランスは孤独との戦いです。
人脈を形成しておけば、困ったことの相談もできますし、案件の紹介につながります。

その4:お金を貯めておく
会社員時代に貯金しておきましょう。
フリーランス1年目から十分生活できるほど収入があるとは限らないからです。
ひと月いくら生活費にかかるかや、フリーランスとして活動うえで必要な出費についても一緒に書き出しておきましょう。
とくに、フリーランス1年目は昨年の雇用時の収入で住民税が算出されるため、貯えがないと対応できません。
しっかりと貯金しておきましょう。
その5:フリーランス用の連絡先を作る
フリーランス活動専用のメールアドレス・名刺を作っておきましょう。
仕事関係の連絡先として使用したり、情報の集約に必要だからです。
なお、メールアドレスは、フリーで使いやすいgmailがおすすめですよ!
どんなアドレスにすればいいか悩む場合は、以下の記事を参考にしてくださいね。
その6:SNSを充実させる
FacebookやTwitterなどのアカウントを作り、中身を充実させておきましょう。
SNSで同じフリーランス同士繋がったり、スキルをアピールすることで案件につながる可能性があります。
また、最新の情報を得られたり、スキルアップにつながる情報も流れてきますよ。
フリーランスになったら絶対やっておくべき2つのこと
次に、フリーランスになったらやるべき2つの手続きについて紹介します。
絶対やっておくべき2つのこと
- 保険や年金の手続きをする
- 開業届を出す
その1:保険や年金の手続きをする
会社を退職し、フリーランスになる場合それまで加入していた健康保険を任意継続するか、国民健康保険の加入手続きを行う必要があります。
あわせて、退職から14日以内に厚生年金から国民年金に切り替えも必要です。
年金手帳や退職日がわかるもの(社会保険脱退証明書)をもって市役所で手続きをしましょう。

その2:開業届を出す
オフィスを構えてフリーランスとして起業する場合は、起業に関する手続きが必要です。
開業届は開業から1ヶ月以内に税務署に届ける必要があります。
出さなくても罰則はありませんが、青色申告で確定申告したい場合は必須になりますよ。
確定申告は白色申告か青色申告か
収入が低い場合は白色申告の方が単純ですが、生計を維持しようと考えている人は、青色申告の方が控除額も高いですし、赤字の繰り越しもできるので便利です。
ただし、青色申告をするために事前に提出が必要な「青色申告承認申請書」は開業から2ヶ月以内に申請しなければなりませんよ。
また、開業から2ヶ月未満に3月15日がやって来るときは、3月15日が締め切りなので、手早く税務署に行って必要な手続きをしましょう。
青色申告 | 白色申告 | |
65万円の特別控除の場合、複式簿記で記帳しなくてはいけない(10万円特別控除の場合は、単式簿記で記帳) | 申告 | 単式簿記で記帳すればいい |
白色申告に比べて作成する書類が多い | 貸借対照表の書類がいらない | |
受けられる(条件あり) | 特別控除 | 受けられない |
出来る(3年) | 赤字の繰越し | 出来ない |
30万円未満の固定資産が経費に一括計上にできる(合計300万円まで) | 経費計上 | 10万未満の固定資産が経費に一括計上にできる(10万円以上は減価償却) |
フリーランスになったら注意したい5つのこと
フリーランスは何か問題が起きても自分で解決しなければいけません。
トラブルを避けるために、5つのことに注意していきましょう。
フリーランスになったら注意したい5つのこと
- 仕事の量を調整できるようにしておく
- 体調管理に気をつける
- 信用を大切にする
- 経費の管理をする
- 自分で確定申告を完了するには
注意1:仕事の量を調整できるようにしておく
フリーランスは会社勤めのように待っていれば仕事が用意されるわけではありません。
自分でスケジュールを組み、仕事を探し、かつ仕事をこなしていく必要があります。
うまくスケジュールを組まないと、生活できるほどの仕事が得られなかったり逆にさばききれないほど仕事に追われることになります。
自分はどのくらいの期間でどれだけの仕事ができるのをしっかりと把握する事が大事ですよ。
注意2:体調管理に気をつける
フリーランスは不規則な生活になりがちです。
そのせいで体調を崩してしまうと仕事のスケジュールが狂い、納期に間に合わなくなる可能性があります。
納期に間に合わせるのは信用にもつながるので、仕事のペースを調整しつつ規則正しい生活を心がけましょう。
注意3:信用を大切にする
フリーランスはクライアントからの信用が第一です。
信用がなければ仕事を任せてもらえないからです。
納期を守らなかったり音信不通になるのは厳禁ですよ。
一度くらい、と魔がさすことがあるかもしれませんが、業界は横のつながりがあることも多く、人づてに仕事を貰えなくなる可能性もゼロではありません。

注意4:経費の管理をする
日頃から経費の管理を徹底しておきましょう。
領収書はすべて整理しておくのが大切です。
どうしてもひとりでできない場合は税理士などプロの手を借りるのもありですよ。
注意5:所得38万円を超えたら必ず確定申告する
所得が38万円をこえると確定申告が必要になります。
毎年1月1日〜12月31日までに生じた所得について、翌年の2月16日〜3月15日までに確定申告しますよ。
確定申告しないと場合によっては罰則を受ける可能性がありますので、申告忘れに注意しましょう。
フリーランスの仕事探しの方法6つ
フリーランスは待っているだけで仕事が舞い込んでくるものではありません。
また、うまく仕事を探せないと質の悪い仕事を受注してしまうこともあるので、以下の方法を参考に自分の糧になる仕事を探しましょう!
仕事探しの方法6つ
- 自分で営業して仕事を受注する
- クラウドソーシングを活用して仕事を受注する
- SNSやブログを使って仕事の依頼を待つ
- 自分の人脈を使って仕事の紹介・受注を得る
- 「退職しました」エントリーを書いて仕事の依頼を待つ
- フリーランスのエージェントを利用する
方法1:自分で営業して仕事を受注する
自分で気になる企業の問い合わせフォームに連絡し、仕事を受ける方法です。
その際、今まで作ったポートフォリオを忘れずに紹介しましょう。
いま何をどれくらいできるのか、を整理してアピールするのが大切です。
方法2:クラウドソーシングを活用して仕事を受注する
クラウドソーシングに登録して、そのなかで自分に合った仕事を探して応募する形式です。
さまざまなタスクをこなし実績を積み重ねていくことで、評価を見たクライアントから仕事を得やすくなるので、依頼を勝ち取りやすくなりますよ。



登録しておくプロフィールはニックネームでも構いませんが、写真は自分のもの、名前は本名を登録しておくほうが印象が良いようです。
また、スキルの欄は嘘は書かず、今の実力をシンプルに整理して書いておきましょう。
方法3:SNSやブログを使って仕事の依頼を待つ
SNSやブログを利用し、フリーランスの仕事をしていることや、過去の経歴や実績をアピールするのも良い方法です。
サイト内の繋がりから仕事を紹介して貰える可能性は低くありません。
常時SNSやブログを観察している企業も多いので、そこから仕事の依頼を得る可能性もあります。
フリーランスの名刺にSNSやブログのURLを書いて広めたり、SNSやブログの中に自分の仕事のポートフォリオを紹介するページを設けるのもおすすめですよ。
方法4:自分の人脈を使って仕事の紹介・受注を得る
サラリーマン時代の人脈や、一度でも仕事の付き合いのあった会社の人脈を大切にしましょう。
サラリーマン時代のクライアントに外注の依頼の検討をお願いしてみるのもアリです。
退職後に、今まで会社でやっていた仕事を依頼してくれたり、他のクライアントを紹介してもらえる可能性もあります。
方法5:「退職しました」エントリーを書いて仕事の依頼を待つ
「退職しました」というブログエントリーを書くと、過去の仕事の実績を見て、仕事の依頼を希望する人がコメントをくれることがあります。
あなたのブログが仕事をするうえで参考になるものだった場合、あなたの同業者が検索してたどり着くことがあるからです。
どのような会社でどのような仕事をしていたかや、フリーランスとして働きたい意思表示をしていれば、ブログから仕事が見つかる可能性は十分にありますよ。
SNSとリンクさせておくとメッセージのやり取りがしやすくなるので、おすすめですよ。
方法6:フリーランスのエージェントを利用する
フリーランス向けのエージェントを利用すれば、自分で営業をする必要なく仕事が得られます。
エージェントに登録すると、一人ひとりに担当者がつき、あなたのスキルに合わせて案件を紹介してくれるからです。
単価の交渉や悩み相談などもできるうえ、自分で探すよりも比較的高単価の案件が多いですよ。

フリーランスにおすすめのサービス5つ
フリーランスにおすすめの支援サービスを5つ集めました。
フリーランスだからと言って孤独に戦わなければいけないわけではありません。
適切なサービスを利用して安定した生活を目指しましょう。
フリーランスにおすすめのサービス5つ
- 首都圏中心経験者向け: レバテックフリーランス
- Web・ゲーム業界に特化: レバテッククリエイター
- 手厚い正社員並みの保証: Midworks
- 会員登録数100万人超: クラウドワークス
- 用満足度1位:ランサーズ
首都圏中心経験者向け:レバテックフリーランス
おすすめポイント
- 案件数が多くマッチング制度が高い
- フリーランスについてのスキルや今後のキャリア形成の相談もできる
- 95%以上が高単価の直案件
レバテックフリーランス
は首都圏、常駐型中心のフリーランス向けエージェントです。
レバテック系列なので案件が豊富であり、マッチング制度が高いのが特徴です。
案件はほとんど首都圏、もしくは主要都市になり、内容も経験者向けがほとんどですが、スキルさえあれば安定して高単価な仕事を得られますよ。
Web・ゲーム業界に特化:レバテッククリエイター
おすすめポイント
- 常駐型フリーランスと派遣専門のエージェント
- 業界内最高レベルの高単価
- 報酬の支払い速度も最短クラス
レバテッククリエイター
技術面の知識があるテクニカルカウンセラー、企業と密接に連携してくれる企業担当、参画中のサポートや契約更新なども手伝ってくれるフォロワーの3つの柱に支えられながら利用できます。
レバテックフリーランスと同じく、首都圏中心であり経験者向きなので経験を積んでから利用するのがおすすめですよ。
手厚い正社員並みの保証:Midoworks
おすすめポイント
- フリーランスでも正社員並みの保証がある
- 紹介先に最先端の技術を持った企業が多い
- 単価が高い案件が多い
Midworks

独自の転職保証があり、なかでも給与保証が目玉です。
Midoworksの給与保証は契約が切れて仕事がなくなったとき、想定給与の80%をもらえるものです。
ほかにも働いている間社会保険の保険料を半額負担してもらえたり、希望すれば必要経費も支給されるのは大きいですね。
Midoworksも1年以上の経験者向けでありほとんどが首都圏の案件になります。
会員登録数100万人超:クラウドワークス
おすすめポイント
- ユーザー数約308万人、仕事依頼は約数279万件
- 仕事形式はプロジェクト形式とタスク形式の2つ
クラウドワークス

プロ向けから初心者向けまで幅広く募集されています。
システム開発以外にもデータ入力やデザイン制作など幅広いジャンルを取り扱っていますよ。
利用満足度1位:ランサーズ
おすすめポイント
- 幅広い仕事があり300近くのジャンルがある
- 利用満足度1位の日本最大級のクラウドソーシング
- 安全な報酬支払の仕組みなどサポートが充実
ランサーズ は、もうひとつの日本最大級のクラウドソーシングです。
ランサーズの依頼企業は大手、官公庁、ベンチャー企業、個人までさまざま全国35万社以上になります。
仕事スタイルはタスク・プロジェクト・コンペの3つです。
フリーランスのやること まとめ
事前準備6つとやるべき手続きと注意点5つのまとめ
- フリーランスになる前に審査が必要なものや物事の整理、貯金をしておく
- フリーランスになるときは規則正しい生活ときっちりした金銭管理が重要
- フリーランスになったら保険や年金、開業手続きを行う
いかがでしたか。
フリーランスになる不安が少しでも薄れ、フリーランスになる前にやることについて参考になったでしょうか。
フリーランスとはいえすべてをひとりで対応しなければいけないわけではありません。
適切なタイミングで適切なサポートを受け、フリーランスとして活動していきましょう!
ここまで読んでいただきありがとうございました。