エンジニアの転職

【良い求人に出会うために】エンジニアが転職のときに気をつけることは?

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エンジニアの仕事をしていれば、「高度なスキルを身につけて、高い給料をもらって、自由な環境で開発できる」そんな将来を夢見たことがありますよね?

ネットの情報を見ていると、エンジニアの成功体験を簡単に見つけることができます。

では、あなたの働いている環境はどうでしょうか?

レガシーなシステム、時代遅れの開発環境、気合と根性の横行する開発チーム。そういった環境がまだまだ多いのも現実です。

もっと自分を成長させてくれる。もっといい待遇で働ける環境。そういった職場を目指して転職を考えるエンジニアの方が多いのも事実です。

でも、初めて転職するとなると

・転職に興味はあるけど、なんとなく不安
・何から始めればいいかわからない
・自分のスキルで転職なんて可能だろうか

など、色々悩みや不安がつきもので、最初の一歩を踏み出せない人も。

ここからはそんなエンジニアの方が、「心からよかったと思える」転職活動の方法について説明していきます。

今のエンジニア転職を取り巻く採用市場について

エンジニアの採用市場について
結論から言うと、エンジニア、特にウェブエンジニアの需要は現状も非常に高く、引き続き増加しています。

2018年1月の日経新聞によるとインターネット専門職の求人倍率は6倍を超えて、非常に人気のある職種となっています。需要が高い今、転職を検討し始めるには非常に良いタイミングです。
⇒日経新聞社「転職市場、モテ期のエンジニア 事務系振るわず」

需要が高い今だからこそ、高度な技術を持つ即戦力人材だけでなく、未経験からの転職についても積極的です。

未経験だったり業界違いだと専門知識がなくて不安かもしれませんが、未経験者を迎え入れている企業の多くが、入社後の研修を用意しています。不安があれば研修についても、事前に確認して企業選びをしましょう。

POINT

エンジニアの転職市場は需要も高く、チャンスが多い

転職初心者が陥りがちな3つの罠

転職初心者が陥りがちな3つの罠

1.なかなか動き始められず、時間だけが過ぎてしまう

エンジニアを職業として選ぶ方は、「何をやるとどんな結果が出るか」がわからないと行動に移すのが難しい方が多いです。プログラミングは先に仕様を決めてどんな処理をするか見える状態で開発するので、先に考えてしまうクセがどうしてもついてしまいます。

転職をするとなると情報が見えないことも多く、スタートするのに躊躇しているかもしれません。しかしそれは間違いです。

エンジニアとして力をつけていくなら、早いタイミングで力のつく開発現場にいくことが重要です。会社の都合でレガシーなシステムや旧態依然とした環境に縛られているぐらいなら、積極的に転職市場に出て、情報を集めることが重要です。

転職活動をしたからといって、必ず転職をしないといけないわけではありません。求人の多い今だからこそ、自分の会社の外に目を向けて、自分の市場価値や今後の自分の向かうべき方向について検討をしておくことが、将来へのリスクヘッジにもなるのです。

2.給与など条件面だけで会社を選んでしまう

エンジニアは採用競争が激化しているため、良い条件を出して募集している企業も多くあります。
ただ、良い条件には必ず理由があります。例えばスケジュールがきつく残業が常態化しているのに、給与条件が裁量労働制になっていて、残業代が一切でないケースもあるのです。その場合単純な時給で見るとそれほど条件が良くない場合もあります。

給与などの表面的な条件だけでなく、職場の雰囲気や企業風土にも目を向けて、総合的に企業を評価していくことが必要です。

3.今の労働環境が劣悪で、とにかく焦って転職してしまう

今の劣悪な職場からなんとか抜け出したい。そう思って転職活動をする人はどうしても焦ってしまいます。
しかし、焦りは禁物です。これまで何度か書いてきたように、エンジニア市場は今需要が非常に高い状態です。良い条件の案件は次々に出てきます。自分が何をやりたいのか、将来に向けてどんな転職をするべきかを冷静に判断して行動しましょう。

ウェブエンジニアとして転職するための準備

ウェブエンジニアとして転職するための準備

1.キャリアプランをしっかり定める

3〜5年後に自分がどんな人材になっていたいか具体的に考えてみると、それがキャリアプランになります。

まず、習得したい言語やスキルの範囲などをより具体的に考えていくと、自分の方向性が見えてきます。

言語でいうと今流行っているPythonやRubyを今後習得していくと将来の選択肢は広くなるでしょう。言語だけでなく使っているフレームワークまで考えると、より自分の専門性をどこにおくのかがわかりやすくなります。

⇒参考:Ruby on Railsだけじゃない!Rubyフレームワーク6選

また、スキルの範囲は、開発に関わる職種や工程のどの部分を自分が担うようになりたいかを考えるようにします。

プロダクトマネージャーのようにシステムの目的や機能の優先順位をつけるなど上流工程を目指すのでもいいですし、設計に携わるメインエンジニアを目指すのもいいでしょう。ユーザー接点になるインターフェースの専門家を目指すのも一つの方向ですし、開発の土台となるインフラ関連のスキルを身につけて幅を広げる選択肢もあります。

働き方についても検討しておくことが重要です。将来独立してフリーランスになりたいのか、ベンチャー企業で0から開発して新しいプロダクトを作ることに関わっていきたいか。

ある程度中堅企業や大企業で安定した働き方をしていきたいかは、人生設計をする上で重要になるので、一度は検討してある程度の答えを持つようにします。

これらを検討する上で重要なのは、市場のニーズがあるかどうかの冷静な見極めと、自分がそのことに興味や関心を持って取り組めるか両面で検討することです。理想だけを追い求めて、自分が楽しいと思えない選択肢をとってしまうと、将来的に辛い状況になってしまいます。

2.転職目的を明確にする

キャリアプランがある程度明確になったら、次に転職する企業に期待することを明確にします。

将来の理想と現実のギャップに目を向けて、今の職場環境では得られないこと、積極的に獲得したいスキル(開発言語や範囲)や変化させたい環境(給与希望や働き方)などを明確にしていきましょう。

この際に注意して欲しいのは、優先順位を明確にしておくことです。

スキルが獲得できればある程度働き方については妥協できるのか、家庭の事情などで残業があまりに多いようであればスキル獲得の可能性が高くても諦めるのか、など条件がちぐはぐになってしまった時に、何を優先するかを決めておくと企業選びがスムーズになります。

また家族がいるのであれば、家族にも優先順位について理解をもらっておくことが重要です。今の職場環境が残業が多く、家族と一緒に過ごす時間が取れないことが問題で転職しようとしているのであれば、残業が減ることで収入が減ることについても同時に理解を得ておくと良いです。

3.自分のスキルとキャリアを整理しておく

転職の際に準備が必要な職務経歴書や面接での質問の受け応えの中心になるのは、貴方がこれまでに携わってきた開発プロジェクトでの仕事内容や役割、技術的な強みなどです。この部分が整理できていると企業と向き合った時に余裕を持って対応することができます。

まず最初に、どんなサービスやシステムについて仕事をしてきたのかを、時系列に沿って列挙していくところからスタートします。この際、小さなプロジェクトや簡単だったことも忘れず記載していくようにしましょう。

一覧化が終われば次はその一つ一つの仕事について、誰を対象にして何を実現するためのシステムだったかを掘り下げていきます。もし実現したシステムがお客様のどんな課題を解決したかもわかるものがあれば、それは記載するようにします。

お客様の課題感にアプローチして開発できるエンジニアの方は、優秀な開発系の会社であれば非常に重宝されます。小さなプロジェクトだと実際に課題を抱えているユーザーに近いことも多いです。例えばそのプロジェクトを中心に職務経歴書や面接で話すことで、サービス全体を意識できるエンジニアとしてアピールすることができます。

POINT

自分が今まで携わってきたプロジェクトの課題とは?をひも解きましょう。優秀な開発会社では課題にアプローチできるエンジニアは重宝されます。

次にそれぞれの仕事について、技術的な要件を整理していきましょう。

こちらもできれば自分が関わった部分だけにフォーカスしすぎるのではなく、全体像を明らかにしておくと視野の高いエンジニアとしてアピールすることができます。

全体像を明らかにするために一度システム構成図を制作するのがいいでしょう。言語選択の理由や使用したフレームワークとその目的など技術の裏にある背景要素まで明らかにしておけるとなお良いです。

開発環境やミドルウェア、バージョン管理ツールやCIツールなどについても扱った経験については追記しておくと便利です。採用する企業側も開発環境などの教育コストがどのくらいかかるかは気になるので、面接などの際に質問されることがよくあります。

POINT

システム構成図を作って全体像を明らかにしましょう。開発環境や使用したツールについての経験も明記しておくと良いです。

あとはご自身の果たした役割や成果についてもまとめておきます。

開発したシステムの機能だけでなくプロジェクトチーム内で果たした役割など定性的なものを忘れずに記載しましょう。ソースコードのクオリティを担保するためにどういったレビューをしたかや、開発の効率化のために導入した仕組み、エンジニア感やプロダクトマネージャーとのコミュニケーションを円滑にするために取った行動など、業務の範囲を広めに取って説明できると企業とのマッチングもより良いものとなります。

キャリアやスキルの棚卸というと皆さん難しく考えがちですが、普段の業務の中でやっていることを整理していくだけでも十分アピールになります。

最後にヒントとして、具体性を高いエピソードを2、3個準備するようにします。システムを開発する時に起こったトラブル、その課題に対してどう向き合ったか、結果どう解決したか、またそれを周りからどう評価されたかなどを詳しく話せるようにしておくと、貴方の魅力が企業に伝わりやすくなるので必ず準備してください。

POINT

プロジェクトでどのような役割を果たしたのか書き出しましょう。実際に企業側はあなたがどのような役割が出来るのかを知りたいと思っています。

転職活動開始

転職活動開始
ここまで準備ができたら、具体的に応募する企業を選んでいきます。企業の魅力は様々なのでエージェントと相談しながら企業の特徴を見極めていってください。

選ばない方が良い企業の特徴

エンジニアについての理解が低い

エンジニアへの理解が低いかどうかは、求人の中に記載されているエンジニアの職種の分解のされ方や言語の記載方法(スペルや大文字小文字、略し方)などで見極めることができます。

職種が単にエンジニアとだけ記載がある場合は、企業側がエンジニアの職種の違い、フロントエンジニア、サーバーエンジニア、インフラエンジニアなどの業務の分解などもできていない可能性があり、システムに関するあらゆることを解決してもらおうなどの無茶振りが想定されます。

また事業や営業へのコミット、短期的な指標での評価を強調している募集にも注意が必要です。

営業などの職種では、高い目標に向けて仕事量を重視して採用することが多く、エンジニアにその基準を持ち込むと品質や保守性を無視した、短期での機能実装が目標になることが多くあとで苦労します。

ブラック企業

ブラック企業の見極め方もある程度募集内容を見ることで判別することができます。
単語として

  • コミットメント
  • 根性
  • 努力
  • ストレス耐性
  • 個人の成長
  • いとわない

などの単語が入っていると、戦略や仕組みで会社を成長させるのではなく、労働集約化型で会社を成長させようとして、過度な労働や成果を求められることが非常に多いです。

営業型の企業

営業的な用語が募集要項に並ぶ企業も要注意です。営業は売上と原価の差分を指標として短期的な結果を求めることが多く、開発などプロダクト中心の事業は投資とリターンの差分を指標として中長期な結果を求める方がうまくいきます。中期的な結果を求められる方が労働環境としてエンジニアにとって良い環境なので営業型の会社とは相性が悪いのです。

  • 数字
  • チャレンジ(挑戦)
  • 交渉
  • 行動量
  • バイタリティ

このような用語が募集要項に並ぶ企業は営業型の可能性があるので、注意して見極めてください。

戦略性のない企業

仕事内容が開発など具体的な業務に関することのみの企業も要注意です。

会社の文化醸成や事業戦略、組織戦略や人事戦略など会社の魅力を総合的にアピールしない企業は発展的な会社を作る目線が低く、短期の結果に振り回されることが多くなり自分自身のスキルアップやより良い業務体験につながらない可能性が高いので選ばないようにした方が無難です。

面接で気をつけるべき3つのこと

面接で気をつけるべき3つのこと
応募する企業が決まり、履歴書と職務経歴書を送ったら次は面接です。

1.目指す職種についての想定質問と回答を準備する

エンジニアは専門職です。目指す職種について知識や経験が全くないと思われると採用確率がグッと下がってしまいます。

これまでにやってきた職種を継続して希望するのであれば上に書いたように自分のスキルやキャリアを整理するのに加えて、面接をしてくれる企業の開発方法や環境についても事前に調査し、ある程度知識を得ておくことで面接がよりスムーズになります。

開発言語や使っているフレームワークなどがウェブで紹介されていることもあるので、企業名と開発のキーワードで検索するなどして調査した上で面接に臨みましょう。

2.企業をより知るための、質問を準備する

面接は一方的に企業が応募者を評価する場所ではありません。応募者側も企業を評価してマッチングをよりよくする場だと考えてください。

質問は魅力や中長期の目標、職場全体の雰囲気など、会社全体に関わる部分から先に質問をしていきます。次に開発チームの雰囲気や目指す世界などより部署別のことに移っていくといいでしょう。

最後に業務の内容や開発の体制など自分自身の業務に関わる部分をしっかり質問してく流れを取ると、会社全体~部署~業務の構造がわかりやすく、理解を整理することができます。

面接をしている側も企業について色々と質問をしてくれると、やる気があるんだなとか応募の意欲が高いんだなと評価が上がることが多いので、こんなこと聞いて大丈夫かなと不安にならずに気になることは全て質問するようにしましょう。

3.その企業のエンジニアに直接会って、実態を見極める

面接では最初に、面接官が人事の人だけか、エンジニアの現場の人が参加しているかを確認してください。

実際に現場で働いている人がいないと技術的な質問をしてもトンチンカンな返答しか戻ってこないことが多いので時間の無駄になることがあります。もし現場の人がいない面接しか採用までにないのであればその企業へ就職することはやめた方が良いでしょう。

エンジニアに直接会ったなら、その人個人を見極めるような質問をするとより職場の実態が分かりやすくなります。具体的にその人が書いているコードについてや技術について突っ込んだ質問などをして個人的なスキルレベルとその人の役職を見比べることで部署の技術力を知ることができます。

開発環境や言語、体制についても質問をして、その人個人の意見を聞くのも有効です。エンジニアの人はフラットな人が多く、悪いところも教えてくれたりするので遠慮なく聞いてしまいましょう。

業界や企業についての情報収集方法

業界や企業について調査するなら、勉強会やエンジニア交流会などに参加するのがおすすめです。

最先端の技術や流行になりつつある技術は様々な場所で勉強会が実施されており、実装方法や事例などかなり詳しいことまで知ることができます。勉強会で言えばdots.やATNDのようなサービスを利用することもおすすめです。

もし勉強会に参加する時間がなかなか取れなかったり、参加する勇気が出ないということであれば、自宅でできるオンライン講座などを受講してみるのも良いです。

ドットインストールの動画講座は3分で簡単に見れるので試してみるのも良いですし、schooのサービスを利用してみるのもおすすめです。

またオンラインスライドで共有されている技術系の資料を見ておくことも情報収集には役立ちます。エンジニアが共有する資料は、具体的な失敗談など参考になる情報が多く有用ですので、知りたい情報がある程度決まってきたらオンラインスライドを探して見るようにします。

エンジニア転職のまとめ

エンジニアの転職まとめ

まとめ

  1. 今は転職に有利な市場。不安がらずに積極的に活動すべき
  2. 準備をしっかりして自分の希望する働き方を手に入れる
  3. ⇒キャリアプランを明確にする
    ⇒転職目的を明確にする
    ⇒自分のスキルとキャリアを整理しておく

  4. 応募する企業をしっかり選ぶ
  5. ⇒エンジニアに合わない企業はしっかり見極めて選ばない

  6. 面接では受け身にならず質問をしっかりする

皆様の転職活動にとって、この情報が少しでもお役に立てば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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