この記事で解決できる悩み
- 転職って学歴がどれくらい大事なんだろう
- 学歴に自信なくても転職できるかな
転職をしようと求人検索をかけても「理想の求人を見つけても学歴が足りないかも」、と不安になったことはありませんか。
この記事は、転職を学歴で失敗したくない方に向けて次のような内容を解説します。
主な記事の内容
- 転職で学歴がどれくらい重視されるのか
- 学歴が低くても転職を成功できるか
『学歴に関係なく転職を成功させるコツ』を理解すれば、たとえ学歴に自信がなくても転職に成功できるかもしれませんよ。
それではまず、『転職に学歴は必要か』について、くわしく解説していきます。
転職に学歴は必要か?
この見出しでは、転職に学歴は必要か、について解説します。
結論からいうと、転職では新卒採用のときほど学歴は重視されません。
中途採用の場合、学歴よりも今まで培ってきた経験やスキルを重視されるからです。
出典: ワークポート
ワークポート の調査結果では、62%の採用担当者が「採用に学歴は関係ない」と回答しています。
これは「関係ある」と答えた実に34%よりも上回っているのがわかります。
つまり、中途採用では学歴よりも、即戦力として期待できるかどうかが重視されるのです。
ただし、学歴も関係あると答えた採用担当者のなかには、「基礎学力がどれだけあるか」「課題に対してどれだけ努力できるかどうか」を学歴から判断している人もいます。
中途採用では、学歴よりも即戦力が求められる
先ほども述べましたが、中途採用では学歴がどうかよりも即戦力になるかどうかが求められます。
なぜなら、新卒採用と中途採用では求人をかける目的が違うからです。
新卒の場合、今後のポテンシャルに期待して採用をします。
教育コストはかかりますが、ほかの企業の色に染まっていないので、企業の理想の人材に育成しやすいです。
一方、中途採用の場合は、会社の事業の拡大や強化したいときに採用をかけるので、即戦力を求めています。
転職で学歴より重視されるポイント3つ
転職で学歴より重視されるポイントは、次の3つがあります。
ひとつずつ見ていきましょう。
転職で学歴より重視されるポイント3つ
- 実務能力やスキルが問われる
- 実績を見られる
- 高いモチベーションを持っている
ポイント1:実務能力やスキルが問われる
ひとつ目のポイントは、転職では実務能力やスキルが重視されることです。
実務能力やスキルがないと、即戦力としてやっていくのは難しいからです。
自分は即戦力として働ける、市場価値の高い人間だとアピールすることが重要といえます。
また、たとえ高学歴であっても企業の求めているスキルや経験がないと、転職は難しい場合があります。
以前の職場で評価されたスキルが転職先では使えないこともあり、希望の転職先がどういった能力を求めているのか事前に調査しておきましょう。
ポイント2:実績を見られる
2つ目のポイントは実績です。
転職をするうえで学歴よりも重視されるのが、実績(キャリア)です。
どれだけの実績を積んできたかによって、どう仕事に向き合い、そんな成果を出せるのか判断されるからです。
転職を成功させるために日頃から十分な実績を積んでおくと、自分は即戦力として働ける、市場価値の高い人間だとアピールできます。
たとえ高学歴であってもこれまでの実績を示せなければ、採用に繋がりません。

ポイント3:高いモチベーションを持っている
高いモチベーションがあるかどうかもポイントです。
モチベーションが低いと周りのやる気の低下につながったり、成長できないまま転職後に活躍できないといったことになりかねません。
企業は前向きに学んで、成長していける人を求めています。
転職面接のときは、入社後に自分はどれだけ仕事を通して会社や世の中に貢献できるかなど、具体的にアピールできると良いでしょう。
【注意】社会人経験が浅いと学歴を見られることがある
いままで中途採用ではあまり学歴は重要ではない、と解説してきました。
ですが、例外として「社会人経験が浅い場合」に学歴を採用判断のひとつとして見られることがあります。
たとえば、目立った実績がない新卒の場合、履歴書や職務経歴書、面接だけでは判断が難しいからです。
この場合は学歴が今後の成長を判断する基準になります。
だいたい30歳くらいまでは学歴で判断される可能性があり、それ以降は経験や実績を重視されます。
学歴に関係なく転職を成功させるコツ3つ
ここからは、学歴に関係なく転職を成功させるコツ3つについて解説します。
学歴に関係なく転職を成功させるコツ3つ
- 今の職場で実績を積む
- ベンチャーや中小企業を転職先に選ぶ
- 資格を取得する
コツ1:今の職場で実績を積む
まず、今の職場で実績を積んでおきましょう。
転職では企業が求めるポジションに関連する、業務スキルが高い人が有利です。
実績を残している人ほど採用されやすくなります。
今いる会社でスキルアップし、アピールできる結果を残しておけば、業務スキルが高いと判断されて採用に繋がりやすくなります。

コツ2:ベンチャーや中小企業を転職先に選ぶ
コツの2つ目は、転職希望を大手企業だけでなく、ベンチャーや中小企業も候補に含めることです。
とくに、IT系のベンチャー企業の多くは実力主義なところが多く、学歴を問わない傾向にあります。
創業して間がなくても状況次第では一気に大きく成長する可能性もあり、ステップアップしやすいといえます。
ベンチャー企業や中小企業に一度転職をして経験を積み、さらにステップアップするのも手ですね。
コツ3:資格を取得する
3つ目は、資格を習得しておくことです。
資格を習得しておくと、採用面接のときに有利になったり、転職後にその知識を活用できるからです。
また、未経験の職種への転職を希望する場合は、その職種に関連した資格を習得しておくとやる気のアピールにもつながります。
たとえば、TOEICや実用英語技能検定(英検)など英語の資格は幅広い業界で通用します。
その一方でTOEICの場合、実務経験必要なこともあるので注意しましょう。
-
転職に有利なTOEICスコアは?効率的に学習するための準備3つ
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転職で学歴を重視される業種は何が多いの?
この見出しでは転職で学歴を重視される業種について、何が多いのかについて解説します。
学歴が重視される業種は?
出典: doda
doda
の調査によると、転職で学歴を重視される業種は図を見てわかるように、総合商社 :87%。金融/保険 :74% 教育:72% コンサルティング/リサーチ:71%…と続きます。
高い論理的思考能力や問題解決力が求められたり、迅速で正確な分析や判断が必要な業種、職種は学歴を重視されます。
また、銀行や教育機関などは新卒と中途のどちらでも、学歴を重視する傾向が高いです。
学歴が重視しない業種は?
逆に、学歴を重視しない業界は「旅行・宿泊・レジャー」が12%、「小売・外食」「IT・通信・インターネット」と続きます。
学歴で判断するのが難しい能力、例えばコミュニケーション技術だったり、専門知識や技術力が重視される業種、業界はあまり学歴を重視していません。
履歴書の学歴の書き方
履歴書の学歴の書き方について解説します。
履歴書については別記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
-
【履歴書の書き方】採用担当から評価される履歴書の書き方とは?
続きを見る
そもそも、履歴書は自分がどういう人間で、いつどこでどんな教育を受けてきたのか、何かできるのかを伝えるものです。
相手企業は履歴書や職務経歴書から、あなたが企業でどういう働きをしてくれそうなのか、どう向き合いそうなのかを判断します。
ですから正確に書かないと、応募企業に「いい加減な人間だ」と伝わってしまう可能性があります。
以下のポイントをチェックして、転職面接にたどり着ける書類を作成しましょう。
履歴書の学歴欄を書くポイント
- 学校名、学部、学科は省略しない
- 入学・卒業の年は和暦か西暦表記のいずれかに統一する
- 学歴は最終学歴のひとつ前から記入
転職するときの学歴に関するQ&A
転職するときの学歴について気になる疑問を2つピックアップしました。
転職するときの学歴に関するQ&A
- Q1:学歴不問の求人はどれくらいの割合であるの?
- Q2:学歴が応募条件を満たさなくても挑戦していいの?
この2点について疑問を解消していきましょう。
Q1:学歴不問の求人はどれくらいの割合であるの?
出典: doda
doda
の調査によると、学歴不問の求人の割合は40%、大卒以上を求めるのは44%です。
学歴を採用条件の一つに設けている求人は、全体の60%ということですね。
出典: doda
さらに、六大学クラス以上を求める求人は7%、旧帝大・早慶クラスを求める求人は6%、大学院卒以上を求める求人は0.5%です。
この結果から、中途採用では高学歴を求める求人は少ないので、一定レベルの学力があれば問題ないと判断できます。
Q2:学歴が応募条件を満たさなくても挑戦していいの?
次に、学歴が応募条件を満たさなくても応募は可能かどうかです。
中途採用の場合、学歴が応募条件を満たさなくても挑戦することは可能です。
学歴が条件を満たしてなくても、企業が求めている経験やスキルがあれば充分採用される可能性があるからです。
ですから、学歴が足りないと諦めるのではなく、履歴書や職務経歴書で充分アピールできる実績があれば、前向きに挑戦するのがおすすめですよ。
【転職での学歴について】まとめ
いかがだったでしょうか?
まとめると、
【転職での学歴について】まとめ
- 転職で学歴が重視される確率は60%
- 学歴が低くても実績やスキルがあれば充分可能
新卒採用とは違い、中途採用では実績やスキル、技能が重要視されます。
たとえ学歴が低くくても、前向きに努力することで転職を成功させることは可能です。
より良い転職ができるよう、応援しています。