基礎知識

ライフワークバランスを考える転職なら正社員?契約社員?

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契約社員とは社員と何が違うのか?

転職エージェントや求人情報をみていると、正社員求人のほかに契約社員求人も多数募集されています。給与や労働時間は正社員と変わらない場合が多い契約社員とは、一体どのようなものなのでしょうか。

一般的に不安定な立場とされる契約社員ですが、ワークライフバランスとの兼ね合いを考えて、あえて契約社員という働き方を選ぶ人もいます

契約社員がどのようなものなのか、メリットやデメリットについてもご紹介します。

気になる契約社員はどのような働き方なの?

契約社員は一定期間のみ働く社員

全労連・総合労働局によると、契約社員は「有期契約労働者」呼ばれ、「期間の定めのある労働契約」を結んでいる労働者はすべてこの「有期契約労働者」となります。

正社員で働く場合には無期雇用となり、通常企業が定める定年まで雇用されますが、契約社員の場合には1年や定められた期間しか働くことができません

また契約社員であっても、社員登用される場合もあります。一定期間、契約社員として働き、企業側と契約社員との間でお互いの同意が取れれば、社員登用されます。ただし、求人に「契約社員(社員登用あり)」などの注意書きがある場合に限ります

定期的な契約更新で必要なチェックポイント

契約社員として働く場合、契約内容や契約期間は企業によって異なります。

契約時にチェックしたい項目

  • 契約期間はどのくらいか
  • 更新や待遇はどうなるのか
  • 更新時の手続きや条件

特に、契約解除の条件などは求人情報に記載がないことが多いので、採用担当者に確認をしておくことが大切です。

契約更新がされない場合には、何カ月前に通知されるのか把握しておけば、次の就職活動を行うタイミングを図れるため、事前に確認しておくことをおすすめします。

契約社員の5年ルールって何?

何度も同じ企業と契約の更新をしていて、長期にわたって有期労働契約を結んでいる人に対しては「無期労働契約」が適用されます。これは「改正労働契約法」に則り、5年以上契約を繰り返し更新して、勤務し続けている場合には、「無期労働契約」が適用されるのです。

これは、「契約の打ち切り」にならないよう労働者保護の観点から考えられた法改正である反面、契約社員が正社員になるということではありません

企業によっては社員と同じ待遇や福利厚生を受けるケースもありますが、ほとんどの企業では雇用期間のみの変更となるケースが多いのも事実です。

契約社員として長く働き続けたいという環境や待遇であれば、この5年ルールは契約の打ち切りなどに不安をかかえることなく働くことができます。その一方で、その職場で環境や待遇などに不満がある場合には、契約社員にとっては辞めにくくなるというデメリットもあります。

契約社員と正社員には違いがあるの?

契約社員とは、働く期間が決められた雇用形態を持っている社員のことです。正社員は通常条件を満たせば、通常定年まで働くことができますが、契約社員は決められた期間ごとに再契約による契約更新をする必要があります。

契約社員と正社員の違いは雇用期間の定めの有無だけではありません。契約社員は賞与がなく、「年収=給与」となることが多いので年収がさがってしまうこともあります。

月の手取りや仕事内容にも差がなく、表向きには平等な扱いをする企業であっても、社内でトラブルがあると契約社員の立場が弱くなることがあります。また正社員の中には契約社員を見下す人もいるのが事実です。

契約社員として働くことで見えない不利益を被ることもあるため、このようなことも転職するときに頭に入れておいた方が良いでしょう。

契約社員のメリット・デメリット

契約社員の場合のメリットとデメリットを確認しよう

次の仕事を探すときに、契約社員の経歴は正社員になれないって考えてるけど実際はどうなんだろう?
そんなことはなくて、特にIT系やWeb系、エステ業界などの離職率が高めの職業は、契約社員として採用してから雇用契約を結ぶ企業もあるぞ。

契約社員として働くメリットとデメリットを知ろう!

ライフワークバランスが両立できる契約社員

契約社員で働くメリットは、その業界や企業の雰囲気や仕事内容をつかみたいという人には最適です。

特に今までの経歴とは異なる業界への転職をする場合には、契約社員として数年働いてから、その経験をいかして希望する企業へ転職するという人もいます。

契約社員は、一定期間の中で有給休暇を消化しなくてはならないため、計画的に取得することができます。正社員では有給取得率が50%程度しか取得できない背景もあることから、女性で出産を控えている人や、家庭とのライフワークバランスを考えている人にとっては、契約社員が向いているというわけなのです。

他にも契約社員の場合には副業を認める企業があることから、趣味や将来の夢のために副業をするのであれば、あえて正社員にならず、契約社員を続けるのもひとつの手です。

正社員と比べると、昇進や賞与もない代わりに残業時間も少なく、責任の大きな仕事を任されることが少ないことから、自分のライフスタイルに合わせた働き方ができるというメリットがあります。

契約社員の大きなデメリットは給与と不安定な雇用契約

契約社員の大きなデメリットは賞与が出ず、年収が上がらないことです。正社員であると会社の業績や個人での成績や在籍期間に応じて、賞与が支給されますが、期間ごとの契約である以上、額面以上の給与が見込めないことが大きなデメリットになります。

その企業の中で正社員と同じくらい仕事をしている契約社員であっても、昇進や昇給が望めないことは、自分のキャリア形成を考えている人にはデメリットといえるでしょう。

さらに、契約期間満了で企業側が再契約を結ばないという可能性も出てきます。そのたびに就職活動をしなくてはならないという状態が、一定期間ごとに繰り返されるため、不安定な立場といえます。

企業の業績悪化や人員削減などで、まず初めにリストラ対象になるのは、契約社員や派遣、パート、アルバイトなのです。

年収や安定的な雇用を望む場合には、正社員で就職することをおすすめします。

契約社員のメリット

  • 業界や会社の雰囲気、仕事の内容を知ることができる
  • 家庭との両立がしやすい
  • 有給休暇の消化がしやすい
  • 副業がしやすい

契約社員のデメリット

  • 給与が額面以上に上がることがない
  • 昇進や昇給が望めない
  • 契約期間満了で再契約しないときに、就職活動をしなければならない
  • リストラの対象になりやすい

企業はなぜ契約社員を採用するのか?企業側のメリットとは

企業経営にかかる経費の中で、最も大きなコストは人件費です。

企業は人を雇うとその人には一定の給与を支払う義務があります。しかし、企業は利益を生み出す反面、コストは最小限に抑えたいと考えています。

そのため、業務を遂行するためには人材は必要ですが、企業側の求める業務成績を生み出すかどうかは採用時には正確に分からないことから、契約社員を採用するという背景があります。他にも、繁忙期や一時的な欠員補填のために、必要な期間だけ契約社員を採用するという場合もよくありますが、こういったケースでは契約更新をしない場合が多いです。

さらに、よく見かける求人には「即戦力になる人を採用」「働きやすい環境」などというフレーズで契約社員を募集しているケースもあります。もちろん本当に良い企業もありますが、頻繁に求人を出している企業は離職率が高いから契約社員として採用するということも少なくありません

契約社員を採用し続けている企業の中には、ブラック企業もあるため注意が必要

「契約社員から正社員への登用」という求人は本当なの?

求人情報や採用時に「契約社員から正社員へ登用する」というコメントや注意書きを目にすることもあると思います。

これらの求人には「1か月後正社員として登用」と期限を定めているものがあります。試用期間中は契約社員とみなし、期限が来たらある一定の条件を満たせば正社員として採用されることが多いのが特徴です。

しかし、裏を返せば、その一定期間内に退職してしまう人や契約更新しない人もいることから契約社員スタートでの採用としていると考えられます。

また、期限もなく「契約社員から正社員での登用」と書かれている場合には、企業側の決めた正社員採用条件を満たす必要があることから、いつになったら正社員になれるのかという不安と、企業側の求める社員像が明確ではないこともあります。

契約社員から正社員への登用という求人は実際にありますが、その企業で自分の力が発揮できるかどうかを考えて応募するようにしましょう

契約社員の仕事を探すおすすめ転職サイト・エージェント

契約社員の求人探しにはここがピッタリ!

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サイトやエージェントでは、公開している求人情報だけでなく、会員登録することで閲覧することができる非公開求人もあります

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まとめ

正社員か契約社員かは自分のスタイルに合わせて選ぼう!

今回のまとめ

  • 契約社員は定められた期間内のみ働く
  • 正社員に比べて制限が少ないので、やりたいことがある人にはおすすめ
  • 正社員に比べ少なく給与が、リストラがあった場合は雇用を切られやすい

雇用や賃金面での不安を感じていたり、今後の自分のキャリア形成を考えていたりするのであれば、やはり社員での転職活動をおすすめします。

反対に、自分自身の今までのキャリアとこれからのライフワークバランスと、明確な将来のキャリアを考えていて、自分のやりたい仕事が契約社員として実現できるなら、契約社員としての働き方もひとつの方法かもしれません。

契約社員で働くメリット、デメリットを理解したうえで、求人情報や採用時の契約条件などをしっかり把握し、ステップアップできる働き方を考えることや自分自身のビジョンをしっかり持つことで、あえて契約社員で働くという選択肢もアリなのではないでしょうか。

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