この記事で解決できる悩み
- 活用する転職エージェントって1つじゃなくてもいいの?
- 複数の転職エージェントを利用するメリットはあるの?
- 複数利用するときは何に気をつけるべき?
転職エージェントを使うとき、1つに絞るべきか複数使ったらいいのか、迷ってしまいますよね。
この記事では、複数の転職エージェントを利用するノウハウについて解説します。
「複数の転職エージェントを使うポイント」を理解すれば、はじめての転職でも効率的に転職活動ができて、転職を成功へと導くことができます!
実際、多くの方が複数の転職エージェントを利用して企業から内定を獲得しています。
それではまず、「転職エージェントとは」について見ていきましょう。

【前提】転職エージェントとは
転職エージェントとは、転職を希望する人に最適な求人を紹介し、転職できるようにサポートするサービスです。
具体的にはキャリアを活かした転職活動の相談から、求人企業との面接日程の調整、履歴書や職務経歴書の添削、給与・条件などの交渉まで、さまざまなことを行います。
求職者は一切お金がかからず、無料で使えるのがメリットです。
現在厚生労働省の調査によると、全国には転職エージェント(職業紹介事業所)は21,867あります。
厚生労働省|平成29年度職業紹介事業報告書の集計結果
複数の転職エージェントを利用してOK

たくさんあるから一つに絞れなくて…。

複数の転職エージェントの活用は利用規約で禁止されていないため、それぞれに登録しても問題ありません。
リクナビNEXTの調査によれば、転職サイト・エージェントを利用した人の平均利用社数は2.1社です。
つまり、ほとんどの転職者が2つ以上の転職エージェントを同時に利用しているので、遠慮せずに使いましょう。
複数の転職エージェントを利用するメリット4つ
転職エージェントを利用する際のメリットは、以下の4つです。
複数利用する4つのメリット
- 自分に合う転職エージェントを比べられる
- 多くの非公開求人を見られる
- 転職に関して様々なアドバイスを受けられる
- 用途によって使い分けができる
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
メリット1:自分に合う転職エージェントを比べられる
転職エージェントを複数利用すると比較対象ができるので、自分に合う転職エージェントかどうかを比べられます。
1社しか使っていないと、判断できません。
複数の転職エージェントに登録していなかった場合、相性の良くない担当者にあたったときに、担当を変更するかどうかの判断に時間がかかってしまう可能性もあります。
迷っている時間がもったいないので、最初から複数のエージェントを使うことをおすすめします。
メリット2:多くの非公開求人を見られる
転職エージェントでは登録者だけに紹介される「非公開求人」が多く存在します。
複数登録することで多くの非公開求人をチェックできます。
転職エージェントの案件には、他社では扱われない「独占求人」があったり、全体の70〜80%が非公開求人というエージェントもということもあります。複数に登録しない手はありません。
幅広く見ることで、自分の転職希望の条件にあった仕事を見つけやすくなります。
メリット3:転職に関する様々なアドバイスを受けられる
転職エージェントの担当者からもらえるアドバイスの量が増えるのも、大きなメリットです。
担当者も人によって経験や考え方が違うので、意見を聞くことは転職先の視野が広がります。
転職に関するノウハウをより多く実践すれば、転職が成功しやすくなります。
複数の転職エージェントを使えば、多くの情報を得られることも魅力の一つです。
メリット4:用途によって使い分けができる
転職エージェントによって得意なことや、サポート体制が異なりますが、複数の転職エージェントを使うことで足りない部分を補えます。
たとえば
もし業界を絞って転職している方は、各業界の専門チームを有している「リクルートエージェント」を使うと、専門知識豊富な担当者にアドバイスをもらいながら有利に転職を進められるはずです。
そして、そのノウハウを「doda」にしかない求人に対しても活用できます。
このように転職エージェントによる強みを生かし、用途によって使い分けすることで、効率的に転職活動を進めることが可能になります。
転職エージェントを複数利用するデメリット2つ
複数利用することはメリットがある一方、デメリットもあります。
複数利用する2つのデメリット
- 転職活動に時間が掛かりやすくなる
- 転職エージェントごとに日程の連絡が必要
それぞれについて、詳しく解説していきます。
デメリット1:転職活動に時間が掛かりやすくなる

うーん自分でもよくわからん。

複数利用をすることで、転職活動に時間がかかる可能性があります。
転職のアドバイスをくれる担当者との面談に時間がかかったり、紹介してもらった求人でどれが良いかを悩んだりと、選択肢が多い分時間がかかりやすくなります。
情報量が増えると、たくさんのアドバイスや選択肢で悩むかもしれませんが、最終的な判断は自分ですることを忘れないでくださいね。
以上から転職を急いでいる人にとっては、転職活動にかかる時間が増えてしまうことがデメリットに感じるでしょう。
デメリット2:転職エージェントとの日程調整が複雑になる
転職エージェントに登録すると、担当者との面談や、採用面接などの日程調整が必要ですが、複数登録するとその調整も複雑になります。
仕事をしながら転職活動をする場合、限られた日程のなかで、どう調整していくかがカギとなります。
面談が先延ばしになったり、選考面接が重なって面接自体が受けられなくなる、相手に悪い印象を与えかねません。
注意点
転職エージェントを複数利用するポイント2つ
転職エージェントを複数利用するときのポイントをご紹介します。
複数利用するときの2つのポイント
- 活用する転職エージェントは2、3社に絞る
- 総合型と特化型の転職エージェントを使う
上記の2つを実践することは、効率的に転職活動を進めて、希望する条件の企業へ転職する近道です。
詳しく見ていきましょう。
ポイント1:活用する転職エージェントは2、3社に絞る
登録して活用する転職エージェントは、2、3社に絞るのがおすすめです。
3社以上の多くの転職エージェントを使うと求人情報が多くなったり、担当者との面談や選考面接のスケジュール管理が難しくなるため、思い通りに活動できなくなるでしょう。
2、3社なら比較検討しやすい情報量のバランスもよく、担当者とのやり取りも無理なく行えるので、バランスよく転職活動ができます。
ポイント2:総合型と特化型の転職エージェントを使う
転職エージェントには、幅広い業界の求人を取り扱う「総合型転職エージェント」と、特定の業界の求人を取り扱う「特化型転職エージェント」の2つがあります。両方の転職エージェントを使うのがおすすめです。
総合型転職エージェント
ただし特定の分野に弱い傾向があります。
特化型転職エージェント
ただし案件数が少なく、ターゲットが専門性が高い人になるため、未経験の分野へチャレンジしたい人や、まだ若い20代の方は不利になることもあります。
このように2つのタイプの転職エージェントを使うことで、多くの情報収集を行ったり、お互いの足りない部分を補えます。
総合型転職エージェントのメリット・デメリット
総合型転職エージェントのメリット
- 幅広い業界の求人を数多く紹介してくれる
- 転職したい業界が決まっていなくても問題がない
総合型転職エージェントのデメリット
- 特定の業界の知識量は少ない
- 専門性の高い仕事を探すのは難しい
特化型転職エージェントのメリット・デメリット
特化型転職エージェントのメリット
- 業界に詳しい担当が対応してくれるので求人や業界の知識を得られる
- 業界に合った応募書類の添削や面接対応をしてくれる
特化型転職エージェントのデメリット
- 求人の数が少ないので自分に合った仕事が見つけにくくなる
- 就業経験がある人を求める傾向にあるので、第二新卒や20代は難しい
転職エージェントを複数利用するときの注意点3つ

他に気をつけたほうがいいことってありますか?

転職エージェントを複数利用するときの注意点について見ていきましょう。
転職エージェントを複数利用するときの注意点3つ
- 転職エージェントを複数利用していることを伝えよう
- 転職エージェントとこまめに連絡を取ろう
- 複数の転職エージェントを使って同じ求人へ応募はNG
上記の3つの注意点に気をつけないと、転職活動に問題が生じる可能性があるので要チェックです。
注意点1:転職エージェントを複数利用していることを伝えよう
転職エージェントの担当者には、転職エージェントの複数利用をきちんと伝えましょう。
伝えないと同じ求人を紹介して重複応募になったり、面接日が重なるなどのトラブルが起こるリスクがあります。
担当者が重視しているのは「転職希望者が満足できる転職をサポートすること」なので、ほかの転職エージェントを使うことは悪くありません。
むしろ複数利用するだけでなく、「ほかの転職エージェントでは選考がここまで進んでいる」などの細かい情報共有をすることで、日程がかぶらないように調整してくれたり、他社よりもスピーディーに対応してくれるなど、十分なサポートを受けられるきっかけになります。
ポイント
注意点2:転職エージェントとこまめに連絡を取ろう
転職エージェントとの連絡は、こまめに取ることを意識しましょう。
担当者は「連絡が取れる人=転職する意欲がある」と認識して、レスポンスが早い人に優先して求人を紹介します。
逆になかなか連絡が取れないと優先度が下がり、良い求人が回ってこなくなります。
働きながら転職活動をすると忙しくてマメに連絡を取るのが難しいかもしれませんが、最低でも2週間に1回は連絡を取れるように意識すると良いでしょう。
注意点3:複数の転職エージェントで同じ求人への応募はNG
複数の転職エージェントから、同じ求人へ応募することはできません。重複応募が発覚すると、企業に不信感を与えます。
重複応募に注意
企業側が複数の転職エージェントから同じ応募者を紹介されることは、企業側にも迷惑をかけてしまうことになり、ほとんどの企業側は不採用にすることが多くなります。
複数利用するときは、たとえ同じ企業を紹介されたとしても、ひとつの転職エージェントから応募しましょう。
複数利用におすすめの転職エージェント4つ
ここからは複数利用におすすめの、転職エージェントを4つご紹介します。
複数利用におすすめの転職エージェント4つ
- doda
- リクルートエージェント
- ワークポート
- レバテックキャリア
それぞれの転職エージェントの特徴やポイントについてまとめたので、あなたに最適な転職エージェントを見つけましょう。
転職エージェント1:doda
転職エージェント2:リクルートエージェント
転職エージェント3:ワークポート
転職エージェント4:レバテックキャリア
【転職エージェントの複数利用】まとめ
転職エージェントの複数利用まとめ
- 転職エージェントは複数利用してOK!ただし、必ず転職エージェントに伝えておくこと
- 転職エージェントとこまめに連絡を取り、予定が重ならないよう調整しよう
- 総合型と特化型の転職エージェントを使い分けよう
- 複数利用でおすすめの転職エージェントは
doda
、 リクルートエージェント
、 ワークポート
、
レバテックキャリア
いかがでしたか。
転職エージェントを複数利用するときは、上記の4つのポイントを押さえておきましょう。
これらを実践することで転職エージェントの高いサポートが受けられ、効率的に転職先を探すことができます。
上手に転職エージェントを活用して、転職を成功しましょう!