このページをご覧になっている方は、複数の転職サイトの求人数などが一覧でまとまっていて、それぞれの特徴を比較できる、以下のような表を見たい人が多いと思っているのではないでしょうか?
サイト名 | 求人数 | 特徴 | こんな人にオススメ |
---|---|---|---|
リクナビNEXT | 約1万件 | 知名度・求人数・実績が多い | 転職活動をする予定のすべての人 |
はたらいく | 約1万5000件 | 地元・地域密着型。はたらいくにしか載っていない求人は93% | 地元で転職活動したい人 |
Green | 約1万4000件 | IT・WEB系に特化している、サイトが利用しやすい | IT・WEB系に転職したい人 |
転職サービスを使う目的がはっきりしていたり、転職経験がすでに豊富な人は、この表があれば充分かもしれません。(一番最後のまとめに11個のサービスの特徴を整理してまとめていますので、そちらをご覧ください。)
しかしそうでない人は、転職サイトを使う前に、知っておくと有利になることが、実はいろいろとあります。
転職活動の経験が少ない人や、まだそこまで自信がない人は、まず転職サイトを利用する前に知っておきたい3つのポイントを確認しましょう。
※「いますぐ人気の転職エージェントを知りたい!」という方は、『人気の転職エージェントについて』をご覧ください!
転職サイトを利用する前に知っておきたい3つのポイントについて
転職サイトをより効率よく、そして効果的に利用するために知っておきたいポイントは以下の3つです。
- 転職サイトの利用方法や利用する目的について
- 転職サイトそれぞれで異なる特徴について
- 転職サイトと転職エージェントの違いについて
早速それぞれについて確認していきましょう。
1.転職サイトの利用方法や利用する目的について
まずは転職サイトの利用方法や利用する目的についてです。大きく3つに分けられます。
どんな求人があるかチェックする
一つ目は「どんな求人があるかチェックするために使う」という利用方法です。一番スタンダードな利用方法であるのと同時に、なんとなく転職したいなーと考えている時や転職しようかどうかで迷っている時に、募集要項や企業紹介の文章を見ることで、転職を決断するヒントが得られます。
自分が希望している会社や職種で求められるスキルを把握する
「自分が転職するために必要なスキルや経験を把握するために利用する」のもひとつです。
目標にしている企業やなりたい職業があり、長いスパンで転職を検討している場合などは、転職するために必要なスキルを把握して、足りないものを実際の仕事で経験し、差分を埋めていく努力が必要です。
年収がアップするかどうかチェックする
「自分の市場価値をチェックする」という意味合いでも利用できます。自分と同じくらいのスキルや経験で、他の人はどれくらいの給料をもらっているのか、求人サイトを見るとなんとなく掴めるはずです。
目的を持って使うことが大切
転職サイトは目的を持って利用することが大切です。自己分析が終わっていて、転職することや転職先なども決まっている場合は、転職先を判断するために必要な項目もはっきりしているので、無駄なく転職サイトを利用できます。

しかし一方で、なんとなく転職したいなーという気分の時は、漠然とだらだら転職サイトを見ていても、現実逃避をしているだけで時間の無駄になってしまいます。
見ようと思えばどこまでも見れるのでキリがありません。なんとなく転職をしたいという時でも、転職するために必要なスキルを把握するために閲覧するなど、ある程度目的をもって求人をチェックすることが大切です。
ポイント
転職する際は、前向きな転職理由が必要になるので、早い段階から建設的な考えを持っておくようにしましょう。
2. 転職サイトの特徴はサイトによっても様々!
たくさんの転職サイトがありますが、当然ながら各転職サイトによって得意な領域や特徴は異なります。一つの転職サイトだけではなく、複数それぞれの良い所を利用しながら、転職活動を行うことが大切です。
求人数が豊富なサイト
求人数が多いかどうかは、転職サイトを選ぶ際に大切な基準の一つです。求人数が多ければそれだけ自分の可能性も広がります。
中小企業や地方の求人が豊富なサイト
中小企業の求人に強い転職サイトや、地方の求人だけに特化した転職サイトもあります。ベンチャー企業などの場合、裁量権が大きかったり、成長性や自由度が高かったりと、大手企業にはない魅力がたくさんあります。
中高年向けの求人サイト
40歳以上向けの求人サイトもあります。
最近は35歳の壁がすでに崩れてきていて、40歳以上の人も以前より積極的に転職活動をしており、転職に成功している人も多いです。中には、応募する前に自分が採用対象であるかどうかを事前に確認できるサイトもあります。
それぞれの業界や職種に特化した求人サイトも
IT業界や介護業界など、特定の業界だけに特化して求人を紹介しているサイトもあります。
業界を絞って転職活動をする場合は、こういったサイトを使うほうがより多くの求人を探せます。ちなみに業界特化型のサイトだけではなく、エンジニア専門の求人サイトもあります。
自分にあった転職サイトを使い分けましょう
- 求人数が豊富
- 中小企業や地方の求人が豊富
- 中高年向け
- 業界特化
3. 転職サイトと転職エージェントの違いについて



転職サイトを利用する場合は、転職エージェントとの違いについても把握しておく必要があります。どちらか片方だけではなく、両方のサービスを利用してください。
転職サイトと転職エージェントの違いとは?
転職サイト中途採用を行なっている企業の求人を閲覧するために利用するもの
転職エージェント求人の閲覧ができ、自分にエージェントの担当者が一人付く。その方から様々なサポートを受けられる
転職サイトは、中途採用を行なっている企業の求人を、閲覧するために利用するものです。一方の転職エージェントは、求人を閲覧するだけではなく、自分にエージェントの担当者が一人付き、その方から様々なサポートを受けることも可能です。


転職サイトを利用するメリットやデメリット
転職サイトを利用するメリット
- 複数の応募者がいる場合に有利になる可能性がある
転職サイトを利用するデメリット
- 非公開求人に応募できない
転職サイトを利用するメリットは、複数の応募者がいる場合に、有利になる可能性があることで、デメリットは、非公開の求人案件に応募できないことです。転職エージェント限定の非公開求人もいくつかあったりします。
転職エージェントを利用するメリット
転職エージェントを利用するメリット
- 非公開案件の紹介
- 応募書類の添削や面接日程の調整
- 採用するか迷っている企業にプッシュしてもらえる
- 給料の金額を自分に代わって交渉してもらえる
転職エージェント限定の非公開案件の紹介、応募書類の添削、面接日程の調整、採用するかどうか迷っている際に企業にプッシュしてもらえるなど、転職エージェントを利用することには、様々なメリットがあります。
また内定時には、給料の金額の交渉も、自分に代わって担当してくれます。転職活動を始めて行う人はもちろんですが、コミュニケーション力に自信がない人にとっても有難いサービスばかりです。これらのサービスは、全て無料で利用することができます。
ちなみに地方在住の人が都心部の企業に転職する場合も、転職エージェントは便利です。面接日程の調整など、応募者の希望を尊重して対応してくれます。
転職エージェントを利用するデメリット
転職エージェントを利用するデメリット
- 自分と能力やスキルが同じくらいの応募者が複数いる場合に不利
たくさんメリットのある転職エージェントですが、デメリットもあります。それは、自分と能力やスキルが同じくらいの応募者が複数いる場合に、不利になる可能性が高いことです。
企業は転職エージェント経由の担当者を採用すると、通常の一般応募者を採用する時よりも、多く採用コストが発生します。
それぞれの応募者が同じくらいの能力であった場合、よりコストがかからない応募者を採用するのが合理的な判断ですから、マージン料が発生する転職エージェント経由での応募は不利になるのです。
転職エージェントは複数利用することが大切


転職エージェントを利用する際は、一つだけではなく、複数のエージェントを利用してください。そうすることで、複数のエージェントがそれぞれ競うようにサポートをしてくれます。
その理由は、エージェントの担当者には営業ノルマが課せられていて、企業に紹介できた実績数に応じて、担当者の評価が決まるようになっているからです。
複数エージェントを利用していれば、自分の担当する人が他のエージェントの実績になってしまわないように優先的に対応してくれますが、一つのエージェントだけしか利用していない場合は、他のエージェントの実績になってしまう恐れがないので、担当者に優先度をあげてもらえません。
注意ポイント
もし担当者に他のエージェントについて聞かれた場合は、隠さずに正直に答えましょう。自分からわざわざ複数エージェントを利用していることを伝えるのは、逆に印象を悪くしてしまうのでするべきではありません。


人気の転職サイトについて
人気の転職サイト6つの特徴を紹介します。なお紹介している求人数は全て2018年10月時点でのデータになります。
リクナビNEXT
リクナビNEXT
は、求人数や実績などが多く、知名度の高い転職サイトです。幅広い業界の求人が掲載されていることも特徴です。転職するならとりあえず登録しておきたい転職サイトの一つです。
はたらいく
はたらいく
は地元・地域密着型の転職サイトです。全体の93%が、はたらいくにしか載っていない求人になるそうです。上のリクナビNEXTと同じリクルートが運営しています。
Green
3つ目のGreenという転職サイトは、IT/WEB系に特化した転職サイトです。求人数は2018年10月時点で14011件と多く、サイトが見やすくて利用しやすいことも特徴です。
Wantedly(ウォンテッドリー)
Wantedlyは他の転職サイトとは大きく特徴が異なります。給料などの労働条件は、基本的にサイト上には掲載されておらず、応募するかどうかは、事業内容や働く人へ共感出来るかどうかによって判断されます。書類なしで気軽に担当者に会ってみることができるのも特徴のひとつです。
ミイダス
ミイダス
は200万人の転職者のデータを元に、自分の市場価値を算出して、それに見合った求人を紹介してくれる転職サイトです。「自分の年収って平均からみると高いのだろうか?」「もっと給料がもらえるはず…」「求人を探すのが面倒…」など不満を持っている人に向いているサービスです。
マイナビミドルシニア
こちらのサイトは40代〜60代の中高年向けの転職サイトです。2018年10月2日時点での求人数は全部で約2,100件となっています(対応エリアは関東のみです)。正式に応募する前に自分は採用対象なのかどうかを気軽に確認できる「ノック機能」が付いていることが特徴です。
人気の転職エージェントについて
人気の転職エージェントも紹介します。転職エージェントを利用する際は、担当者との相性も大切になるため、はっきりとした希望がある場合は、先に伝えておくようにしましょう。
※ 紹介している求人数は全て2018年10月時点でのデータになります。
リクルートエージェント

対象エリア |
全国 |
主な利用者層・特長 |
20代 30代 40代 男性 女性 業界全般 職種全般 求人数多い 交渉が得意 |
おすすめポイント
- 転職支援実績ナンバー1!
- 求人の80%が非公開求人で20万件以上の取り扱いがあり業界最大級
- 業界に精通したアドバイザーが強みや適性を把握しキャリアプランを提示してくれる
JACリクルートメント
JACリクルートメント
は、外資系企業や海外企業、そして35歳以上の高年収層の転職に特化した転職エージェントです。求人は約7200件登録されています。
WORKPORT(ワークポート)
レバテックキャリア
コトコト
こちらの転職エージェントは、京都密着型のエージェントです。京都での求人取り扱い数はNO.1です(求人数は826件)。京都だけに限らず、地域密着型の転職エージェントはたくさんあるので、UIターンを検討している人は「地域名 + 転職エージェント」で検索してみてください。
さいごに
最後にもう一度、11個の転職サービスそれぞれの特徴を整理しておきます。それぞれの特徴を踏まえて、複数のサービスを使い分けるようにしましょう。
サイト名 | 求人数 | 特徴 | こんな人にオススメ |
---|---|---|---|
リクナビNEXT ![]() | 約1万件 | 知名度・求人数・実績が多い | 転職活動をする予定のすべての人 |
| 約1万5000件 | 地元・地域密着型。はたらいくにしか載っていない求人は93% | 地元で転職活動したい人 |
Green | 約1万4000件 | IT・WEB系に特化している、サイトが利用しやすい | IT・WEB系に転職したい人 |
Wantedly(ウォンテッドリー) | 約30万件前後 | 求人数が圧倒的 | 履歴書などを使用しない転職活動がしたい人 |
| 約1万5000社 | 市場価値に合った求人を紹介してくれる・ベストなタイミングで転職ができる | 求人を探す手間を減らしたい人や自分に最適な年収を知りたい人 |
マイナビミドルシニア | 約2100件 | 40代~60代の中高年に特化した転職サイト | 40代~60代の中高年で関東在住の人 |
リクルートエージェント ![]() | 約24万件 | 求人数と実績が圧倒的 | 転職活動をする予定のすべての人 |
| 約7200件 | 外資系企業や海外企業、35歳以上の高年収層の転職に特化 | 外資系企業などに転職したい人 |
ワークポート | 約2万3000件 | IT/WEB/ゲーム業界の求人が豊富 | IT/WEB/ゲーム業界の求人を探している人や、地方で転職活動する人 |
| 1990件 | エンジニアやWEBデザイナーに特化 | エンジニアやWEBデザイナー職の人 |
コトコト | 826件 | 京都に特化 | 求人サイトにはない京都限定の非公開求人を探している人や京都に移住したい人 |