
- 今の人間関係が辛くて…
- 給料がなかなか上がらなくて…
- 自分を成長させたい!
上記のように様々な理由があるかと思います。
未経験の職業・業種へ転職する理由はなぜですか?
ここでは、未経験の職業・業種へ転職するためのアドバイスや注意点をまとめました。未経験の分野へ転職を考えるあなたの参考になれば幸いです。
未経験の転職について
職種が同じで異業種への転職
異業種への転職は、業務内容は変わらないけれど働く業界が違うことになります。
例えると、現在は流通業界で事務の仕事をしていて、IT企業の事務に転職することですね。
メリットとして、以前に働いていた職場でのスキルをそのまま引き継げるので業務で新しく覚えることが少しで済みます。
メリット
- 今のスキルを活用できる!
デメリットは、その業界について知らないといけないため、覚えることが多くなります。
デメリット
- その業界の知識を覚える必要がある
業界が同じで異職種への転職
異職種への転職は、就く業種は変わらないけれど業務内容が異なることです。
例えば、現在は看護師として働いていて、保健師に転職することですね。
メリットは、業種の知識はあるので専門用語を覚えたり、その業界で必要な資格を取ったりする手間が省けます。
メリット
- 専門用語を覚え直さなくていい
- その業界で必要な資格を取る手間がかからない
デメリットは、仕事の内容を最初から覚えていく必要があるので、転職の難易度としては高いです。
デメリット
- 仕事の内容を最初から覚えていく必要がある
業種も職種も異なる転職
一番転職が難しいパターンが、業種も職種も異なる転職

また、その業種と職種について勉強することも大事です。
未経験可の求人とは
未経験可や未経験者歓迎の求人は、仕事の難易度が高くなく、覚えやすいという内容が多くあります。
しかし、知っておかないと後々面倒なことになるかもしれません。
なぜ未経験可の求人があるのでしょう。これにはいろいろな理由があります。
未経験可にする企業の思惑
一から育てた方が早いから
専門職がこれに当てはまります。
その職業の技術・知識を持っている人が需要に対して明らかに少なく、経験者はすでにほかの職場で働いていることが多いです。
そのため、未経験者可の求人を出して一から育てたいという意図があります。
応募数を増やすため
経験者のみにしてしまうと応募者が集まりにくいことが起きやすいので、それを防ぐためにも未経験可にします。
応募数を増やして会社の知名度アップにも繋がるからという思惑もある
会社に染まっていない人が欲しいから




ほかの会社に染まっている人を一から指導するよりは、全く染まっていない人を一から指導した方が楽ですよね?
そのため未経験者を募集することがあります。
未経験可の落とし穴

企業にもよりますが、未経験可というのは「その業種の仕事に就いたことがない」という意味合いがあり、その場合はあらかじめその業界のスキルを持っている必要があります。
どちらの意味にも取れてしまうので一度企業に確認を取ることをおすすめします。
もう一つ、未経験者可の求人に経験者が応募した場合、経験者が採用される可能性の方が高いです。
ココに注意!
未経験者可だからといって未経験者しか取らないということではない
未経験の職に転職するコツ
その職について調べましょう。
些細な情報でも良いです。少しでも情報を増やし、いつ聞かれても答えられるようにしておくと面接のときにも困りません。
「なぜ未経験の仕事に応募するのか」を明確にする
なぜ、今までやってきた仕事ではなく、未経験の仕事をしたいのか考えましょう。
また、自分が将来どうしたいかというイメージを立てておくのも必要です。志望動機にも関わってくるのでしっかりと考えておきましょう。
未経験可の求人で採用されるポイント
未経験可の求人で採用されやすいポイントをみていきましょう。
- 企業が欲しいと思える応募動機かどうか
- 熱意や魅力、積極性をPRできるかどうか

志望動機をしっかりと考えておき、面接でどう伝えるか考えておきましょう。
年代別で見る転職事情
20代の転職
20代前半特に求められるものはありません
20代中盤「第二新卒」と呼ばれ、求人が多く選択できる仕事の幅が広いといえます。
20代後半ポテンシャルが求められます。
ほかの年代と比べると異業種・異職種の転職はしやすいです。いろいろと求人を見ておきましょう。
30代の転職
20代と比べて少し機会が減りますが、それでも転職するチャンスは十分あります。
30代の転職求められるのは、スキルです。
この年代の求人職種は専門職が多くあります。異職種の転職は厳しいですが、異業界の転職はしやすいです。
【30代が転職するのは難しい?】転職を成功させる3つのポイント
40代の転職
40代の転職は少し厳しいです。
その理由として20代・30代向けの求人と比べて、40代向けの求人があまりないからです。
40代の転職40代は業務経験に基づくスキルを求められることが多く、異業界・異職種転職はまだまだ可能です。
自分のなりたい姿を伝えられるようにしておきましょう。
年代別の転職事情を詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてみてください。
今後の転職のためにスキルを身に着けておく
社内異動でスキルを身に着ける
担当する部署や役職、勤務状況など現在の労働環境を社内で変えることです。
社内で変えることによって退職せずに済み、今後転職したいと思っている職種のスキルを得る機会ができます。
基本的に同業種なので業界について覚える手間が省けるので楽
資格を習得して今後に備える
資格を得ていることで面接のときに有利になったり、実務に使用できたりする職業もあります。業務内容によって取っておきたい資格は異なるのでチェックしましょう。

いつか公認サンタクロースの資格を取りたいです!


一般事務職向けの資格
他には、パソコン操作系の資格を持っていると実務の時に便利です。
営業職向けの資格
幅広い職業で使える資格
副業でスキルを身に着ける
副業とは、本業を持っている人が何らかの方法で本業とは別の収入を得る行為のことで、仕事後や休日のアルバイト・株式やFXなどの投資・アフィリエイトがこれに当てはまります。

副業は法律で禁止されていませんが(ただし公務員は法律で禁止されています)、会社の制度によっては本業に支障が出るからという理由で禁止されているところも多いので、会社に確認が必要
職業訓練でスキルを身に着ける
職業訓練とは仕事を求めている人へのサポートとして、専門的な業務の勉強ができる仕組みのことです。入るためには試験や面接がありますが、仕事について深く勉強することができます。しかも、授業料は掛かりません(なおテキスト代は自費です)
就職のためにスキルをつけたい人には特におすすめです。
資格について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
ブラック企業へ転職しないために
ブラック企業とは

マジ、ブラックすぎへん?


元々は「暴力団や反社会的勢力と関わりのある会社」といった意味で使われていましたが、現在は「労働者を酷使する会社」という意味で使われるようになりました。
ブラック企業の定義についてですが、厚生労働省によると実はないのです。
ブラック企業の特徴
- 休日がない&休日をどんな理由でも取らせてくれない
- 残業が多いが残業代が払われない(サービス残業が多い)
- パワハラやセクハラが蔓延している
ブラック企業の見極め方
ブラック企業かどうかは求人を見ると分かることもあります。
- 求人がずっと掲載されている
- 採用予定の人数が多い
- 表記されている給料が不自然に高い
- 「応相談」「優遇」の表記が多い
- 「アットホームな職場」「夢や希望」と具体的ではない言葉を使う
- 研修期間が長い
ブラック企業に関して詳しく知りたい方は、下記の記事を読んでみてください。
ブラック企業をスムーズに辞める4ステップと転職で失敗しない対策2つ
未経験の業種・職種の転職まとめ
- 未経験の業種か職種、両方どれに転職したいかを考える
- 自分の経験や年代に合わせたアピールをする
- 資格を持っておくことで有利な職業もある
- 会社の情報を見極めておくことでブラック企業を避けられる
転職についてお役に立ちましたか?
どんな理由であれ、転職というのは肉体的にも精神的もキツイものです。そして未経験の業種・職種へ転職するのは普段の転職より覚えることが多く、負担がかかります。
少しでもその負担が和らぐと幸いです。
そして、あなたが今よりもっと良い仕事に就けますように!