この記事で解決できる悩み
- 「転職活動ってどうやればいいの?」
- 「転職活動にはどんな方法があるの?」
- 「自分に向いている転職の方法はどれだろう」
このような悩みや疑問はありませんか?
この記事では、転職の方法について知りたい方に向けて、次の解説をします。
この記事の主な内容
- 転職活動の流れ4ステップ
- 5つの転職方法のメリット・デメリットとおすすめ利用方法
転職がはじめてで転職活動に不安がある方や、転職方法の違いを知りたい方はぜひ参考にしてください。
では、まず「転職活動の流れ4ステップ」から見ていきましょう。
転職活動の流れ4ステップ
転職活動はおおまかに以下の流れで進めます。
転職活動の流れ4ステップ
- ステップ1:転職準備
- ステップ2:書類応募・審査
- ステップ3:面接・内定
- ステップ4:退職準備
ステップ1:転職準備
まず転職の準備からはじめましょう。
準備の主な内容は以下の通りです。
転職準備の主な内容
- 転職条件や転職で叶えたいことなど、目的の明確化
- 転職活動のスケジューリング
- 求人情報や企業研究などの情報収集
- 自己分析
- 書類作成
はじめに転職の目的を明確にして計画を立てることが重要です。
キャリアを積みたいと思っているなら、キャリアプランを立ててから転職の目的を明確にしましょう。
たとえば、結婚や育児などライフイベントから転職を考えている場合は、叶えたいと思っている条件や環境に沿って考えると目的がはっきりしますよ。
目的が明確になったら、いつまでに転職活動を終えたいのか、具体的なゴールを設定しましょう。



必要なスキルや条件、会社の評判、労働環境などを転職口コミサイトを活用して調査すると良いですよ。
同時に自己分析や職務経歴書など、準備できる書類を揃えておくとスムーズに求人応募ができます。
ステップ2:書類応募・審査
準備が終わって応募企業が決まったら、次は書類の提出です。
書類審査に合格するためのポイントをおさえつつ、履歴書や職務経歴書を用意していきましょう。
採用担当から評価される履歴書と職務経歴書の書き方は、以下の記事で解説していますよ!
ステップ3:面接・内定
書類審査に受かったら次は面接です。
面接に挑む前に基本的な面接のマナーを確認しておきましょう。
面接では質問の意図をふまえて受け答えする必要があります。
面接官から質問されそうな内容や、逆質問といって反対に質問がないか聞かれる場合に備えて、事前に答えを考えたり、逆質問の内容を用意しておけば焦らず対応できますよ。
面接でよく聞かれる質問内容や、逆質問について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
ステップ4:退職準備
内定したら退職準備をすすめましょう。
円満に退職するために、余裕を持ったスケジュールですすめるのが望ましいです。
内定先の出社日の調整も必要なので、事前に就業規則などを確認して、いつまでに退職を申し出る必要があるか逆算しましょう。
具体的な退職の流れはこちらの記事で詳しく解説しています。
5つの転職方法のメリット・デメリットとおすすめ利用方法
ここでは5つの転職方法の特徴やメリット・デメリット、おすすめの利用方法について解説します。
5つの転職方法
- 方法1:転職サイト
- 方法2:転職エージェント
- 方法3:直接応募
- 方法4:ハローワーク・職業訓練校の紹介
- 方法5:リファラル採用・縁故(コネ)採用
メリット・デメリットを理解して、自分に合った転職方法を見つけましょう。
方法1:転職サイト
ひとつ目は、 リクナビNEXT
などの転職サイトを利用する方法です。
転職サイトは無料会員登録をすれば、求人情報の閲覧や求人応募ができます。
会員登録はメールアドレスがあれば、いくつかの情報を入力するだけで完了しますので、転職を考えはじめたら、まず転職サイトに登録しましょう。
転職サイトのメリット・デメリット
転職サイトのメリット・デメリットは以下の通りです。
転職サイトのメリット
- 無料で利用できる
- PCやスマホから手軽に多くの求人情報を閲覧できる
- 企業からスカウトやオファーがもらえる
転職サイトのデメリット
- 求人数が多いので探すのが大変
- 希望する条件の企業が多くみつかった場合、サイト上の情報だけでは応募先を絞りづらい
- 転職サイト上の情報だけでは企業の実状がわからない
転職サイトは扱う求人数や選択肢が多いのは魅力です。ただし、その分希望に沿う企業を探すのが大変です。
また、転職サイトで取り扱われる情報は表面的なものも多く、実際の働き方や社風などを知るのは難しいでしょう。
そのため、自主的に転職口コミサイトなどで情報収集が必要になります。
転職サイトのおすすめ利用方法
特徴やメリット・デメリットをふまえて、転職サイトは以下のような利用がおすすめですよ。
転職サイトのおすすめ利用方法
- 転職活動をはじめたばかりの情報収集
- 自分の市場価値を把握する
- 実際に会社に応募する時に利用する
転職サイトは手軽に登録できるので、どんな企業があるのか、希望している業界、職種の給与条件はどれくらいか、といった情報取集で利用するのがおすすめです。
また、転職サイトには公開したスキルや職歴を見た企業から面接や面談の依頼が届く、スカウトやオファーと呼ばれる機能があります。
スカウトやオファーを利用すれば、特別な条件で転職できたり、有利な形で転職活動を進められます。


ほかには、転職サイトからの求人応募はフローが簡単なので、他の方法で探した企業に転職サイトから応募するのもひとつの手です。
方法2:転職エージェント
2つ目は マイナビエージェント
などの転職エージェントを利用する方法です。
利用者一人に担当者(エージェント)一人がついて、求人の紹介から内定の獲得まで、さまざまなサポートが無料で受けられます。
転職エージェントのメリット・デメリット
転職エージェントのメリット・デメリットは以下の通りです。
転職エージェントのメリット
- 非公開の求人を紹介してくれる
- サイト上では得られない企業の情報を教えてくれる
- 面談日程の調整・応募書類の添削・面接対策などサポートをしてくれる
- 給料の交渉も代わりに対応してくれる
- 企業があなたを採用しようかどうか迷っている際にプッシュしてくれる
転職エージェントのデメリット
- 担当者との相性も関係してくる
- 転職エージェントを利用すると企業の採用コストが大きくなるため、状況によっては不利になる可能性がある
転職エージェントでは、通常公開されていない条件の良い非公開求人を多く扱っており、紹介してもらえるメリットがあります。
また、サイト上では得られないような企業情報を教えてもらえるのも魅力です。エージェント同士の情報交換や、以前に紹介した利用者の声などから転職エージェントでは独自の情報を持っています。
ほかには、面接日程の調整や、給料交渉など、企業側とのやり取りは転職エージェントがしてくれるので、書類作成や面接に集中できますよ。
一方デメリットとしては、担当者と二人三脚で転職活動を進めるため、担当者との相性が関係してくる点があります。

転職エージェントのおすすめ利用方法
特徴やメリットデメリットを踏まえて、転職エージェントは以下のような利用がおすすめですよ。
転職エージェントのおすすめ利用方法
- 複数の転職エージェントに登録する
- 早く転職したい場合に利用する
- 交渉ごとを依頼したいときに利用する
複数の転職エージェントに登録したほうがいい理由は、担当者に自分の優先度をあげてもらえる効果があるからです。
エージェントには営業ノルマが課せられているので、自分経由で転職が決まるようにより積極的にサポートしてくれる可能性があります。
また、複数の転職エージェントを利用していれば、担当者との相性の問題もカバーできますよ。
ほかには、エージェントは企業との交渉に慣れているので、年収交渉などをしたい場合は、転職エージェントを利用して代わりに交渉してもらった方が成功率が高くなるでしょう。
方法3:直接応募
次は自分で直接企業に応募する方法です。
直接応募には以下のようにさまざまな方法があります。
直接応募のよくある方法
- 企業の公式サイトから応募
- TwitterやFacebookなどのSNSから応募
- 新聞やチラシに掲載された求人広告から応募
- 店頭の張り紙から応募
基本的に自分で情報収集をして、応募先を探すことになります。
直接応募のメリット・デメリット
直接応募のメリット・デメリットは以下の通りです。
直接応募のメリット
- 競争率が低い場合がある
- 企業の公式サイトから応募する場合、より志望度が高いことを伝えられる
- SNSを利用した場合、自分のことをある程度知ってもらった状態で選考を受けられる
直接応募のデメリット
- 情報公開されている範囲が狭いので頻繁に情報をチェックする必要がある
- 応募から給与の交渉まで、すべて自分ひとりで対応する必要がある
直接応募は他の方法に比べて競争率が低い場合がある、という点がメリットといえるでしょう。
直接応募で利用される企業の公式サイトやSNSの場合、求人情報の掲載期間が限定されている、かつそのタイミングで能動的に情報を得た人しか応募できないからです。
また、自分から能動的に会社を調べた上で応募するので、相手に志望度が高いという印象を持ってもらえます。
SNSの利用の場合、直接採用担当者とSNS上でやり取りをしたり、あなたの投稿内容やプロフィールから人となりを知ってもらってから、選考を受けられるメリットもありますよ。
一方、デメリットですが、直接応募では自分から能動的に情報を頻繁にチェックする必要があり、情報を得るのが容易ではありません。

直接応募のおすすめ利用方法
メリット・デメリットをふまえて、直接応募のおすすめ利用方法は以下の通りです。
直接応募のおすすめ利用方法3つ
- 目当てにしている志望企業がある
- SNSでの採用が活発な企業への応募
- ベンチャーやスタートアップの企業に応募したい
まずは、すでに「この会社に転職したい!」とお目当ての企業がある場合です。
採用には企業側のタイミングもあるので、転職したいと思ったら早めにチェックをはじめましょう。
次にベンチャーやスタートアップの企業、中小企業への応募を検討している場合、企業公式サイトやSNSからの応募が向いています。
ベンチャーやスタートアップ、中小企業では転職サービスを利用していない場合があるからです。
とくにベンチャーやスタートアップ企業では、SNSを利用した採用が頻繁におこなわれています。
興味を持った人に企業側からスカウトする場合もありますので、あなたの持つスキルや転職活動中である旨をSNSのプロフィールに記載しておくと良いでしょう。
方法4:ハローワーク・職業訓練校の紹介
4つ目の方法は、ハローワークや職業訓練校からの紹介で応募する方法です。
ハローワークは、正式には公共職業安定所と呼ばれている国の職業紹介事業で、全国の主な市区町村に事業所が設置されています。
職業訓練校は、退職後に求職活動をしている人を対象に、再就職のための基礎知識・技能を習得できる施設です。
訓練を受けることで企業からの指名求人を受けることができます。
ハローワークや職業訓練校の紹介で応募するメリット・デメリット
ハローワークや職業訓練校の紹介で応募するメリット・デメリットは以下の通りです。
ハローワークや職業訓練校の紹介で応募するメリット
- ハローワークでは地元の求人が多く見つかる
- 職業訓練校では無料で新しいスキルを身につけられる
ハローワークや職業訓練校の紹介で応募するデメリット
- 評判のいい会社と悪い会社の見分けが難しい
- 相談員によって対応に差がある
ハローワークや職業訓練校は地元企業の求人が多いので、地元の企業に転職したい人におすすめです。
また、職業訓練校では、受講期間中は失業保険の受給が延長されるので、失業保険を受取りながら職業訓練を受けられるメリットがあります。実質無料で職業訓練を受けられて、転職に活かせる技術を学べますよ。
デメリットは、ハローワークや職業訓練校で紹介されている求人は民間の転職サービスに比べ審査が甘いことです。


ハローワークや職業訓練校の紹介内容だけで判断するのではなく、地元の企業であれば、友人や知人に評判を聞き取りするなど、情報収集をしましょう。
ハローワークや職業訓練校の紹介おすすめ利用方法
では、ハローワークや職業訓練校の紹介のおすすめ利用方法について紹介します。
ハローワークや職業訓練校の紹介おすすめ利用方法
- 地方在住で地元で転職したい場合
- 自分のスキルに自信がないので技術を身につけたい場合
地方の求人は民間の転職サービスよりも、ハローワークでの取り扱いが多いので、地方在住で地元で転職を希望する場合は、ハローワークの利用をおすすめします。
スキルを身につけて転職先を探したいと考えている人は、職業訓練校に通いながら転職活動を進めましょう。
なお、職業訓練で学べる内容は地域によって異なります。自分の住む地域では望むものが学べるのか、事前にチェックが必要ですよ。
方法5:リファラル採用・縁故採用
最後は、リファラル採用・縁故(コネ)採用です。
リファラル採用は自社の社員が友人や知人を紹介・推薦する採用手法です。一方の縁故採用は、会社と関係のある有力者や親族などの紹介で採用する方法になります。
リファラル採用や縁故採用のメリット・デメリット
リファラル採用と縁故採用のメリット・デメリットは以下の通りです。
リファラル・縁故採用のメリット
- 事前に友人や知人から会社の実態などを聞ける
- リファラル採用の場合、友人や知人と一緒に仕事ができる可能性がある
- 不採用になる可能性が少ない
リファラル・縁故採用のデメリット
- 配属先など不確定な要素がある
- 万が一会社になじめなかった場合のリスクが大きい
- 周囲からプレッシャーを感じる場合がある
リファラル・縁故採用の一番のメリットは不採用になる可能性が少ないことです。
友人や知人からすでに話が通っているので、通常フローで応募・試験を受けるよりも、採用されやすいです。企業によっては面談で業務や待遇の説明を聞くだけで内定になる場合もありますよ。
一方デメリットとしては、入社してから会社になじめない、仕事が合わないと感じた場合、離職しづらく感じたり、紹介してくれた人に迷惑がかかるなどのリスクが考えられます。


この転職方法が本当に自分に合っているのか、事前にじっくりと考えてから判断してください。
転職の方法 まとめ
転職の方法 まとめ
- 転職活動はまず準備が大事。目標と計画を立ててから行動に移そう
- 転職の方法は主に5つで、「転職サイトで応募」「転職エージェントで応募」「直接応募」「ハローワーク・職業訓練校の紹介」「リファラル・縁故採用」
- 5つの転職の方法にはそれぞれメリット・デメリットとおすすめの利用法があるので、よく理解して自分に合った方法を見つけよう
いかがでしたか。
紹介した転職の方法は、あなたの転職の目的をかなえるためのものです。
それぞれメリット・デメリットがありますので、いくつかの方法を組み合わせて使ってみるのもいいでしょう。
あなたに合った方法を見つけて、満足できる転職を達成してくださいね!