この記事で解決できる悩み
- Wantedlyのスカウトってどうなの?
- Wantedlyのスカウトの仕組みが知りたい
- Wantedlyと他のスカウトが届く転職サイトとの違いは?
Wantedly(ウォンテッドリー)のスカウトサービスがどんなものか気になりますよね。
この記事では、Wantedly(ウォンテッドリー)のスカウトサービスについて解説します。
『Wantedlyを利用するコツ』を理解すれば、初心者でもスカウトを活用して転職を有利に進められるでしょう。
実際、Wantedlyは月間200万人のユーザーが利用しているサービスです!
それではまず『Wantedlyの特徴』についてみていきましょう。

月間200万人が利用するビジネスSNS「Wantedly(ウォンテッドリー)」
ウォンテッドリー株式会社が運営する「Wantedly(ウォンテッドリー)」は、月間200万人が利用するFacebookを利用したビジネスSNSです。
サイトで企業の求人情報を掲載するのではなく、「共感」で「転職したい個人」と「求人募集をしている会社」がつながることを目的としているので、採用面接の形式にとらわれずに気軽に企業訪問することができます。
人脈づくりをしたり、気になる企業の様子を知ることができるのが強みです。
Wantedlyでできることをまとめると、以下のようになります。
Wantedlyでできること3つ
- 求人募集への応募(話を聞きに行く)(給与や福利厚生などの条件の記載はNG)
- ストーリーの作成(プロフィールで伝えきれない魅力をアピールできるブログ機能のサービス)
- 企業から直接スカウトを受ける(ダイレクトスカウト:企業側から利用者に直接メッセージを送ることができる機能)
-
SNSで気軽に求人企業や転職の活動者とつながるWantedlyの特徴4つ
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Facebook連携による登録時の注意点2つ
Wantedlyを利用するときにFacebookと連携することになりますが、登録時の注意点が2つあります。
Facebook連携による登録時の注意点2つ
- プライベートの公開
- Facebookアカウント連携後の解除ができない
それぞれについて、詳しくみていきましょう。
注意点1:プライベートの公開
Facebookと連携すると、プライベートの情報も公開されることになるため、Wantedlyを経由して企業の人に閲覧される可能性があります。
Facebookと連携した時点で、Emailアドレス、氏名、生年月日、性別が自動登録されることになります。
Facebookを利用したくない場合やそもそもアカウントを持っていない人は、Emailで登録する方法もあるのでメールで登録するとよいでしょう。
注意点2:Facebookアカウント連携後の解除ができない
一度FacebookアカウントとWantedlyを連携すると、解除ができないことにも注意が必要です。
解除を希望する場合には、Wantedlyを退会して、再度メール登録で新規アカウントを作成しなければいけません。
退会すると、返信していたメッセージなどが取り出せなくなってしまうので、使い始めてからの退会は転職活動が不利になってしまう可能性も考えられます。
仕事とプライベートを切り離して考えたい人や、Facebookとの連携に迷ってしまう人は、よく検討してから連携するのがおすすめです。


Wantedlyのスカウトと一般的なスカウトの違い
Wantedlyのスカウトは、一般的なスカウトよりも気軽でユニークな特徴があります。
一般的なスカウトサービスとの違いについて、詳しく見ていきましょう。
Wantedlyのスカウトはユニーク
Wantedlyのスカウトは採用選考のスカウトではなく、正式な採用選考前にお互いを知るためにスカウトできるのがユニークな点です。
そのため転職意欲がそこまで高くなくても、活用しやすいのが大きなメリットです。
一般的なスカウトサービスとどう違う?
従来のスカウトサービスは、スカウトが届いた後に採用面接という形が一般的となります。
しかしWantedlyでは、企業から直接スカウトが届いてからすぐに採用面接に入るのではなく、採用選考前に企業の雰囲気や、働いている人の様子を知ることができるのが特徴です。
正式な面談前に気軽に企業訪問して情報収集できることが、一般的なスカウトサービスとの大きな違いで、強みといえるでしょう。



スカウト機能のある転職サイトを知りたい方は、『おすすめのスカウト機能のある転職サイト4つ』をご覧ください。
Wantedlyプレミアムならスカウトのチャンスが10倍!
ここからは、スカウトのチャンスが10倍になる「Wantedlyプレミアム」について解説します。
企業からのアプローチが増やせるのが魅力の、利用者向けの有料プランです。
Wantedlyプレミアムとは
Wantedlyプレミアムとは、利用者向けの有料プランです。
Wantedlyプレミアムのユーザーになると、多くのメリットがあります。
たとえば受け取れるスカウトの企業数は、通常ユーザーが約300社なのに対し、プレミアムユーザーは15,000社と、誘われるチャンスがおよそ10倍に増加するのです。
またプロフィールにプレミアムマークがつくため、転職活動への本気度を企業にアピールすることができます。
さらに自分のプロフィールを見た企業を閲覧する機能があり、通常は直近6名のみ確認が可能ですが、有料プランだと過去90日間分を全て遡って閲覧することができるので、どれくらいの企業に興味を持たれているか分析することが可能です。
このようにWantedlyプレミアムは月額料金がかかるものの、メリットが多いのが魅力といえます。
理想の仕事との出会う確率を増やしたり、転職活動の期間を短縮できる可能性があるため、利用する価値があるといえるでしょう。
Wantedlyの利用料金

※Wantedlyプレミアム:月額料金:2,980円(初回、1週間お試し無料)
スカウトのサービス利用時のコツ3つ
ここからは、Wantedlyのスカウトサービスを利用するときのコツをご紹介します。
コツは以下の3つです。
スカウトのサービス利用時のコツ3つ
- プロフィール内容を充実させる
- スカウトを見極める
- スカウトメールには返信する
あなたが理想とする仕事のスカウトを獲得するために、詳しく見ていきましょう。
コツ1:プロフィール内容を充実させる
Wantedlyではアクティブ度が高い候補者が中心に選出されるので、プロフィール内容を充実させることで、企業側からのスカウトが得られやすくなります。
アクティブ度を高くする方法は3つあり、プロフィール内容を充実させること、ログイン頻度を上げること、そしてWantedlyのアカウント登録直後です。
企業の担当者がスカウトをするときは、プロフィールを確認していることがほとんどなので、プロフィールの中でも「紹介文」「このさきやってみたいこと」「職歴」はしっかりと記入しておきましょう。


コツ2:スカウトを見極める
企業側は気軽にスカウトをすることも多いので、スカウトを見極めることも必要です。
積極的に熱意を持った企業からのスカウトであれば、理想の仕事や報酬条件で転職できる可能性が高まりますが、場合によっては採用に至らないケースもあることも知っておきましょう。
たとえば採用まで至りやすいスカウトの例としては、書類選考が免除されていたり、面接の確約がある場合が当てはまります。
プロフィールを調べて経歴を理解した状態や、スキルがマッチした条件のもとでスカウトが送られてきているので、安心して選考に進むことが可能です。
またプロフィールが薄いことが原因で、先方から条件が提示され「それでもよければ面接します」という妥協を促すスカウトもあるようです。


コツ3:スカウトメールには返信する
スカウトメールには、必ず返信するようにしましょう。
スカウトに興味を持った場合には、「①スカウトメールのお礼、②企業訪問したい・応募したい、③簡単な志望動機、④簡単な自己PRなど」の4点を記入して返信するとよいです。
Wantedlyのチャットでは、よりカジュアルに返信しやすいのも魅力といえます。
スカウトメールに興味がない企業の場合でも、無視せずにお断りの連絡を入れましょう。
内容には、「①スカウトメールのお礼、②スカウトを辞退したい」の2点が含まれていれば問題ありません。
Wantedlyでスカウトを受けた後の流れ
ここからは、Wantedlyでスカウトを受けた後の流れについて解説します。
Wantedlyでは、選考前にお互いのことをカジュアルに知れる機会を設けることをおすすめしているため、スカウトを受けるとそのまま選考に進むわけではありません。
まずは利用者が質問しやすい企業訪問や、面談が設けられる想定になっています。


ただし双方の認識にズレがある場合は、履歴書の提出を求められることもあります。
まず企業訪問したい場合には、その旨を企業側に伝えるとよいでしょう。
正式選考過程前の企業訪問
スカウトを受けてから、正式選考過程前の企業訪問に行くには、日程調整が必要です。
スカウトに対して利用者が「話を聞きに行きたい」ボタンを押すと応募の意思を示すことができ、その後「日程調整機能」が使えるようになります。
企業からきた面談候補日の中から、訪問可能な日を選択して日時を決定しますが、スマートフォンからも簡単に返信することができ便利です。
Wantedlyでスカウトを受けた後の注意点2つ
Wantedlyでスカウトを受けた後には、注意点が2つあります。
Wantedlyでスカウトを受けた後の注意点2つ
- 企業と利用者の認識のズレ
- 労働条件の明示
それぞれ詳しく見ていきましょう。
注意点1:企業と利用者の認識のズレ
スカウトを受けた後に、企業と利用者の認識のズレが発生する場合があるので、注意が必要です。
こちらは面談を前提に話を聞きに行くという軽い気持ちにも関わらず、初回の連絡から正式な選考過程の案内があったり、履歴書の提出を求められる場合があるなど、双方に認識の違いが起こることもあるようです。
メッセージのやり取りは、Wantedlyの特徴を理解した上で、うまくコミュニケーションをとって進めることをおすすめします。
注意点2:労働条件の明示
Wantedelyは、企業に給与や福利厚生などの条件を記載しないように求めています。
その理由は職業紹介事業者ではなく、あくまで「共感」でつながることをおすすめしているためです。
しかし厚生労働省の「募集・求人業務取扱要領」の決まりで、初回の採用面談までに企業は労働条件の明示を行わなければいけないことになっています。
労働条件の明示については、『厚生労働省職業安定局「募集・求人業務取扱要領」』をご覧ください。
Wantedlyと併用したいおすすめの転職エージェント3選
ここからは、Wantedlyと併用したいおすすめの転職エージェントについて解説します。
Wantedlyはやりがいやビジョンへの「共感」にフォーカスし、企業と利用者をマッチングするサービスです。
ただしこちらのサービスを単独利用して転職活動をすると、給料や福利厚生といった「条件」で希望の転職先を探したり比べたりしづらいのが難点ともいえます。
実際、年収などがわからないまま企業訪問をし、提示された条件とミスマッチがあることも多いようです。
そのため、転職エージェントと併用して転職先を探すのがおすすめです。


両方のメリットをフル活用して、転職活動を効率よく成功させましょう。
Wantedlyと併用したいおすすめの転職エージェント3社
- 幅広い年代におすすめ:リクルートエージェント
- 手厚いサポートが受けられる:doda
- スピード感のある転職活動ができる:ワークポート
幅広い年代におすすめ:リクルートエージェント

対象エリア |
全国 |
主な利用者層・特長 |
20代 30代 40代 男性 女性 業界全般 職種全般 求人数多い 交渉が得意 |
おすすめポイント
- 転職支援実績ナンバー1!
- 求人の80%が非公開求人で20万件以上の取り扱いがあり業界最大級
- 業界に精通したアドバイザーが強みや適性を把握しキャリアプランを提示してくれる
手厚いサポートが受けられる:doda
スピード感のある転職活動ができる:ワークポート
おすすめのスカウト機能のある転職サイト4つ
ここからは、スカウト機能のある転職サイトをご紹介します。
スカウト機能とは、事前に「自己PR」「キャリアプラン」「希望条件」「レジュメ」などを登録しておくことで、あなたから応募せずに、企業からのスカウトを待つ流れになります。
おすすめのスカウト機能のある転職サイト4社
- ハイクラスの転職を目指すなら:リクルートダイレクトスカウト
- スカウトで自分の市場価値がわかる:ビズリーチ
- オファーでしか紹介されない非公開求人もある:リクナビNEXT
- 4種類のスカウトがある:マイナビ転職
それでは、順番に見ていきましょう。
ハイクラスの転職を目指すなら:リクルートダイレクトスカウト
おすすめポイント
- リクルートが運営しているハイキャリア層向けの転職支援サービス
- ヘッドハンターを指名できて、完全無料で利用
リクルートダイレクトスカウト は、転職業界大手の「リクルート」が運営しているハイクラス版の転職サービスです。
「匿名のレジュメ」を登録して、優秀なヘッドハンターからのスカウトを待つだけです。
時間がない方や忙しい方、ハイキャリアの転職をしたい方におすすめです。

スカウトで自分の市場価値がわかる:ビズリーチ
おすすめポイント
- ヘッドハンティング型の転職エージェントで、ハイキャリア層向け
- 一部有料の会員制
ビズリーチ
は、ハイクラス専門のヘッドハンターがスカウトしている日本初のヘッドハンティング型転職エージェントです。
全ての求人の閲覧・応募が可能な「プレミアムステージ(有料)」の利用は、早く転職をしたい方におすすめです。
職務経歴や自分の情報を登録してヘッドハンターからの連絡を待つだけなので、忙しい人や自分のキャリアに自信がある人にはおすすめです。
オファーでしか紹介されない非公開求人もある:リクナビNEXT
おすすめポイント
- 圧倒的求人数の多さ
- 転職エージェントの「リクルートエージェント」と併用しながら効率的に活動が可能
リクナビNEXT
は、人材事業大手の「リクルート」が運営している転職サイトです。
自分からの応募となるサイトですが、他サイトより求人の数が圧倒的に多いのが特徴です。
リクナビNEXTだからこそ出会える求人が多くあるので、登録だけでもしておくべきおすすめ求人サイトです。

4種類のスカウトがある:マイナビ転職
おすすめポイント
- 転職業界大手の「マイナビ」が運営している求人型サイト
- 全国各地に拠点を構えている
マイナビ転職は、転職業界で大手のマイナビが運営している求人型サイトです。
マイナビ転職のスカウトは、企業からのスカウト「希望マッチ」「経験マッチ」「条件マッチ」、転職エージェントからのスカウトの4種類があります。
「プレミアム特典」「スカウト特典」は、企業からのスカウトにある特典です。

-
20代向け最強の転職エージェントはマイナビエージェントに決まり!
続きを見る
実際にWantedlyのスカウトを受取った人の体験談
実際に、Wantedlyのスカウトを受取った人の体験談をご紹介します。
Wantedlyが実際の転職で役立つかどうかは、目的や使い方によりますが、目を通しておきましょう。
体験談1:ブログのプロフィールに力を入れて成功!
私がブログのプロフィール部分をしっかり作り込んだおかげで、実際の面接で大学院中退したというマイナスになりそうな体験をプラスに働かせることが出来ました。
普通は大学院を中退したというだけで何かあるように感じてしまいマイナスに働きます。
なので普通の面接は
「なぜ大学院を中退したんですか?(なんかこの人はダメな理由があるに違いない!)」
という質問があるはずなのですが、それは全くありません。
実際私がブログのおかげで経験した面接は
「結構大変な経験をして来たんだね。でもこういう人は自分の考えをしっかり人だと持ってると思います。もうちょっと詳しくwebエンジニアを目指すようになった理由を話してもらえたりしますか?」
このように共感から入ってくれる面接が多かったので、私は『建築よりも人に寄り添ったサービスを作れるようになりたいと考え、webエンジニアを目指すようになりました』ということを相手もわかってくれた上で話を聞いてもらえるので話すのが非常に楽で自分のペースで話す事が出来ました。
実際に決めた転職先はwantedlyで企業の説明を受けている段階で「ぜひうちの企業でスキルアップをして欲しい」と言って頂き、内定を頂きました。
つまり、ブログでしっかりブランディングが出来るとwantedlyで訪れた企業は先に自分のプロフィールを読んでくれるおかげですでに私という人間に興味を持ってもらった上で会ってくれるという事です。
だからめっちゃ話しやすい!
その挫折から学んだことや実際にその後どんな行動をとったのかをすでにブログで知った上で会った時にさらに詳しく話す事が出来たので、自分のペースで話す事が出来ました。
実際に受けた面接は全部こんな感じでした。
私としても負担は楽で話しやすいし、採用される確率も一気に上がることを本気で実感しました。
体験談2:ハイキャリアや年収が転職の条件の場合は不向き
Wantedlyを使用した感想としては、転職活動のフローを考えると、書類選考の前に会社訪問のフェーズが一つ増えて面倒になるだけだなあという印象です。
会社説明は企業のWebサイトでだいたいわかるし、募集ポジションや条件の話は面接の時でもいいのでは、と思います。転職者目線からだと、書類選考が通るかどうかもわからない会社をわざわざ訪問する必要があるのかと思ってしまいます。
会社訪問しても、応接室や訪問者用の開放スペースで話すだけなので、実際の仕事環境や仕事風景を見ることもありません。わざわざ訪問する必要性は、全く感じられません。
Wantedlyの最大の問題は、募集ページに年収提示の記載がないことです。
Wantedlyは、「企業ビジョンや人に共感もてる会社で働きましょう」というテーマがあります。それを実現させるために、募集ページに年収を記載したらダメという規約があるようです。
これは転職者からしたら非常に困る問題です。ビジョンに共感することは大事かもしれませんが、現実問題それだけは働けません。働く側からしたら、ビジョンと条件があってはじめて転職を考えるのが実情です。
極端な話、どれだけ素晴らしい理念や環境がある企業でも、無償では働かないですよね?この仕様のため、話を進めていって最後の最後で条件をすり合わせしたら、給料レンジが全然話にならなくて無駄骨だったなんて状況になることもあります。
これらのことからも、ハイキャリアの人はもちろんのこと、転職条件で年収をウエイトに置いている人は、Watendlyは使うべきサービスではありません。
逆にいえば、年収300~400万円でもいいから面白そうな会社で働きたいと考えている人には、Wantedlyは適したサービスです。
【Wantedlyのスカウト】まとめ
Wantedlyのスカウトについてのまとめ
- プロフィール内容を充実させるとスカウトが届きやすい
- Wantedlyプレミアムならスカウトのチャンスが10倍にアップ
- 自分にとって価値のあるスカウトを選別することが大事
いかがでしたか。
Wantedlyを利用するときは、少なくとも上記3つを意識しましょう。
これらを実践することでWantedlyのメリットを最大限に活用することができ、より多くの企業と出会えるはずです。
転職活動を通じて理想の企業に出会えますように!