この記事で解決できる悩み
- 転職したいけど何からはじめていいか分からない
- 自分に合った転職先をみつけたい
- ホワイト企業ってどうやって探すの?
転職を意識したとき、具体的に何からどうしていけばよいか分からず立ち止まってしまう方もいるのではないでしょうか。
そこで、転職先を探すときに気をつけるべき点、やるべきことをまとめました。
事前準備や転職方法の特徴を知って、自分にあった転職の探し方をみつけましょう!
転職先を探す前にするべき5つの準備
転職したいと思ったとき、転職先を探しはじめる前にまず自己分析と事前準備が必要です。
良い企業かどうかは「自分の希望、条件とどれだけマッチしているか」で決まります。
ところが、厚生労働省の調べによると、直近の有効求人数は33,389,047件。現代社会において求人募集はまさに星の数ほど存在しています。
ですから、前提条件や自分の軸がない状態でいきなり求人情報を眺めても、比較検討ができず冷静な判断ができないのです。
そこで、以下の5つの準備をして、ミスマッチを限りなく小さくしましょう。
転職先を探す前にする準備5つ
- 転職する理由を明確にする
- 自己分析で情報整理する
- 転職先の条件を明確にする
- 転職活動の方法を決める
- 転職活動にかかる費用を試算する
1:転職する理由を明確にする
まずは自分がなぜ転職したいのかを明確にしましょう。




もし、「仕事内容にやりがいを感じないから」であれば、企業だけでなく職種自体を見直す必要があると分かります。
また、「こんなスキルを身に着けたいから」や「年収をあげたいから」が理由の場合も、「どんなスキルを磨きたいのか」、「具体的にいくらくらいの年収を目指すのか」など、今後の自分のキャリアプランを突き詰めて考えることで、希望条件も明確になります。
給与や休暇、人間関係、残業の有無など、転職することで現状の何をどう改善したいと思っているのかを自分で把握することで転職先が探しやすくなるはずです。
2:自己分析で情報整理する
次に自己分析を行い、情報を整理しましょう。
そうすれば、あなたに向いている企業や職種の絞り込みができるので、入社後のミスマッチの可能性が下がるのです。
これまでの就業経験で感じた「自分の強みと弱み」をはっきりさせてみましょう。



これらをはっきりとさせることで自分の向き不向きが明確になります。
さらに、今までのエピソードを踏まえて整理しておくことで、面接でのアピールポイントにもなります。
もし、まだそこまではっきりと強みや弱みが分からない場合は、「得意なこと」、「苦手なこと」、「楽しかった作業」を挙げてみたり、友人に聞いてみましょう。
今まで気づかなかった適性や長所の発見に繋がります。
3:転職先の条件を明確にする
転職理由を明確にし、自己分析ができたら、次は「転職先に求める条件」をはっきりさせましょう。
まずは箇条書きでよいので、自分が重視したい条件をすべて書き出します。
給与等の待遇面から、福利厚生、年間休日、労働形態、職場の雰囲気など、自分が「こうだったらいいな」と考える条件をまとめていきます。
条件を書き出せたら、それに優先順位をつけましょう。

優先順位をつけておくことで、判断基準がぶれないようにするだけでなく、迷ったときに選びやすくなるのです。
また、希望する業種や職種を絞れるのであれば、この段階で企業の規模はどれくらいがよいか、成果主義の企業や安定志向の企業、どんなタイプの会社が良いのかも具体的に想像してみましょう。
そうすることで、より希望する仕事や会社がスムーズに見つかるようになります。
4:転職活動の方法を決める
転職先の探し方は大きく分けると「転職エージェントに依頼する」、「転職サイトを利用する」、「ハローワークを利用する」、「友人や知人からの紹介」の4つがあり、それぞれ特徴や向き不向きがあります。
この後の「効率的な転職先の探し方4つ」で詳しく紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
5:転職活動にかかる費用を試算する
転職活動をはじめるにあたり、費用について留意することも大切です。
実際、転職活動中には思いがけず費用がかかることがあります。
その結果、転職活動が思うように続けられなくなったり、焦りから誤った判断をしてしまうケースがあるのです。


転職にかかる費用については以下で詳しく説明しているので、ぜひ読んでみてください。
効率的な転職先の探し方4つ
具体的な条件が決まったら、それをもとに実際に企業を探していきましょう。
効率的な転職先の探し方は以下の4つです。
効率的な転職先の探し方4つ
- 転職エージェントで条件に合った求人を紹介してもらう
- 転職サイトで自分のペースで求人を探す
- ハローワークで地元企業に転職する
- 友人・知人や今の仕事の関係者に紹介してもらう
それぞれの特徴、メリットやデメリットを知って、自分に合った方法を選びましょう。
1:転職エージェントで条件に合った求人を紹介してもらう
転職エージェント | |
【特徴】 | 専門の人材コンサルタントが担当につき、転職をサポートしてくれる。 |
【メリット】 | ・求人紹介や面接対策、提出書類の添削など、様々な部分でサポートしてくれる ・採用までのスケジュール調整や面接日程、給与面や入社時期の企業への交渉も対応してくれる ・非公開求人を取り扱っていて応募が可能 |
【デメリット】 | ・担当者とのこまめな連絡、コミュニケーションが必要 ・企業と自分の間をエージェントが仲介するため、転職にその分の時間がかかる ・希望に合わない求人を紹介される場合がある |
【注意点】 | 担当者によってサポートの質が変わったり、希望に合わない求人を紹介されるケースがある。 積極的にコミュニケーションをとり、場合によっては担当者を替えてもらう、別のエージェントを当たるなどの対応が必要。 |
【コツ】 | 転職エージェントには、業種や職種を問わず様々な求人を取り扱う「総合型」と、特定の業種やカテゴリに絞って求人を取り扱う「特化型」の2つのタイプがある。 自分の希望に合わせて使い分けたり、併用するのが良い。 |
【向いている人】 | 転職初心者や、不安なのでアドバイスやサポートがほしい人におすすめ。 |
2:転職サイトで自分のペースで求人を探す
転職サイト | |
【特徴】 | 企業が掲載している広告を自由に検索、応募ができる。 |
【メリット】 | ・自分のペースで求人を探すことができる ・幅広い求人の中から自由に選べる ・希望条件で求人検索ができる |
【デメリット】 | ・サイトへの登録や応募、面接日程の調整などに全て自分で対応しなければいけない ・求人数が多すぎて自分に合った求人を探し出すのが難しい ・面接対策、年収交渉など自身で行うにはハードルが高いことがある |
【注意点】 | 転職活動の全てを自分で行う必要があるので、エネルギーが必要。履歴書作成や面接対策、日程調整など、自分で計画を立て行動していくことが必要になる。 |
【コツ】 | 自由度の高さは一番なので、主体性を持って行動できれば有効活用できる。 |
【向いている人】 | セルフマネジメントが得意な人。まだ転職を検討中でとりあえず求人情報を見てみたい人。 |
3:ハローワークで地元企業に転職する
ハローワーク | |
【特徴】 | 国によって運営されている職業安定所。地元求人が豊富で職業訓練などが受けられる。 |
【メリット】 | ・地元企業の求人が充実している ・中小企業での求人が多い |
【デメリット】 | ・大企業の求人は少なめ ・専門性の高い資格などの保有者は活かせる求人が少ない傾向にある |
【注意点】 | 国の事業なので、公益性、平等性を重視するスタンス。強く転職や求人企業を勧められることがない反面、アドバイスを受ける事は難しいので、自分で意思決定していく必要がある。 |
【コツ】 | 職業訓練や関連するセミナーの受講が可能なので、積極的に参加し活用していくとよい。 |
【向いている人】 | 離職中で未経験転職を目指す人や地元で働きたい人におすすめ。 |
4:友人・知人や今の仕事の関係者に紹介してもらう
友人・知人や今の仕事の関係者からの紹介 | |
【特徴】 | 「リファラル採用」のことで、紹介を受けて転職をする方法。適性や希望の不一致が比較的発生しにくい。 |
【メリット】 | ・現場社員の紹介を受けるのでマッチング精度が高く、選考、内定を得る割合が非常に高い。 ・仕事内容が事前に把握しやすく、入社後も会社に馴染みやすい |
【デメリット】 | ・紹介を受けて応募するため、選考途中での辞退が難しい ・友人、知人の主観での話を事前に聞くことになるので、実際の環境や仕事内容とギャップを感じる場合がある ・意見の違いや対応によって、紹介してくれた知人との関係性が悪化する場合がある |
【注意点】 | 紹介の話をもらっても「付き合いのある友人の言うことだから」とすぐに返事をしない。メリットとデメリット、理想と現実を照らし合わせて総合的に判断する必要がある。 |
【コツ】 | 信頼できる人の紹介だからと安易に話を勧めず、自分自身できちんと情報収集、判断をしていくことが大切。 |
【向いている人】 | 人脈の多い人、選考プロセスに進む確率をあげたい人におすすめ。 |
満足いく仕事の探し方のコツ3つ
晴れて転職が成功したのに、入社してから「こんなはずではなかった…」、「思っていたのと違った!」とはなりたくないですよね。
そこで、満足のいく仕事の探し方のコツを紹介します。
1:気になる企業の社員口コミを参考にする
企業側が提示している求人だけでは、表面的な部分や良いところしか見えないものですよね。
ですが、転職先の職場環境や悪い部分を知ることができないと、入社後のミスマッチに繋がる大きな要因となります。



また、社内の雰囲気や社風といった外部からは見えにくいところも見えるため、ミスマッチがおさえられるのです。
ただ、匿名での書き込みのため内容の保証がなく、マイナスな口コミが強く印象に残ってしまうという面もあります。
ですから、すべてを鵜呑みにせず、転職先にするかについては総合的に判断しましょう。
2:ホワイト企業を見極める
転職をする際、誰もが考えるのは「ホワイト企業で働きたい」ということですよね。
しかし、ホワイト企業に明確な基準はなく、見極めるのも至難の業です。
そこで、働くうえで自分が絶対に譲れない点、ある程度譲歩できる点を明確にしてみましょう。自分の許容範囲にマッチした企業を見つけることが重要です。
まずは条件を定めてみましょう。例えば、次のような内容です。
ホワイト企業の見極め5つ
- 希望する年収額
- 自分にとって重要な福利厚生
- 残業の有無
- 休日や休暇の取りやすさ、日数
- 自分のやりたいこと、持っているスキル
これらについて自分自身のボーダーラインを定め、候補となる企業をピックアップしていけば、「あなたにとってのホワイト企業」を見つけることができます。

3:ブラック企業を見極める
事前にブラック企業を見極め、回避することも転職活動において重要です。
ブラック企業には以下のような特徴があるので、該当する企業の求人情報は注意して判断しましょう。
注意したいブラック企業の特徴3つ
- 離職率が高いため、常に求人募集をしている
- いろいろな媒体で大量に求人募集をしている
- 業務内容など、不明瞭な記載が多い
求人票だけでの見極めが難しいので、転職エージェントを利用して聞いてみたり、口コミサイトで確認するように心がけましょう。
転職先の探し方に関するQ&A
転職先の探し方について、よくある疑問をまとめてみました。
Q1:女性が働きやい仕事の探し方はありますか?
結婚や出産などのライフイベントが理由で転職を考える機会も多い女性には、女性の転職におけるサポート実績がある転職エージェントを利用するのがおすすめです。
以下で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
Q2:未経験の仕事の探し方はありますか?
転職エージェントでは、未経験向けの求人も分かるようカテゴリー分けされています。
以下の記事で未経験分野への転職についてのポイントやオススメの転職エージェントを紹介しています。
ほかにも、今需要の高いプログラミング業界への転職については、未経験の状態からプログラミングスクールに通い、そこから転職するといったケースもあります。
そちらも、以下でまとめていますので参考にしてみてくださいね。
【転職先の探し方】まとめ
いかがでしたか?
【転職先の探し方】まとめ
- 転職先を探すためにまず準備をする
- 自己分析をして自分の希望を明確にする
- 自分に合った転職方法を選ぶ
以上のポイントをおさえて転職先を探せば、効率的にあなたの希望条件にあった企業を見つけられます。
この記事の内容を参考にして、転職活動を成功させましょう。