この記事で解決できる悩み
- Javaエンジニアの求人の傾向を知りたい
- Javaエンジニアの年収ってどの程度なの?
- Javaエンジニアの求人は未経験でもあるかな
この記事では、このような疑問を解決するために、以下の内容について解説していきます。
この記事の主な内容
- Javaエンジニアの求人の傾向
- Javaエンジニアの年収状況と年収をアップする方法
- 未経験からJavaエンジニアを目指す方法
この記事で解説している『Javaエンジニアとして年収アップする方法3つ』『Javaエンジニアが転職時に知っておきたいポイント3つ』を理解すれば、満足のいく転職がより目指しやすくなりますよ。
それではまず、『Java エンジニアとは』について見ていきましょう。
Java エンジニアとは
Javaエンジニアとは、その名の通りプログラミング言語「Java」をあつかう技術者です。
主に以下の分野の開発で活躍しています。
Java エンジニアとは
- Webアプリケーション
- Androidアプリケーション
- 業務システムアプリケーション
- PC用アプリケーション
Javaは世界でもっとも使用されているプログラミング言語のひとつです。
数ある言語のなかでも汎用性が高いため、Javaを使って作られたサービスは多く存在します。
また、処理速度も速く、セキュリティが考慮された設計のためセキュリティ性能が高く、安定した需要がありますよ。
Javaエンジニアの求人の傾向
2019年に発表された、レバテックキャリアのプログラミング言語ごとの求人ランキングでは、Javaは1位となっています。
出典:プログラミング言語別求人ランキング【2019年6月発表】
なぜなら、企業のサーバー管理やスマートフォンのアプリ開発などで多くの需要があるからです。
Javaエンジニアの求人は、世界規模で見ても増加傾向にあります。
扱うサービスが多岐にわたるので、大都市だけではなく地方都市にも求人が見られますよ。
Javaエンジニアの将来性
IT社会は、日々発展していて、新しい言語が生み出されています。
2019年にトレンドにもなった機械学習やWebアプリ開発で使用される言語「Python」の出現などもあり、Javaのみで新規開発される案件は昔に比べ少なくなりました。
しかし、いまだAndoroidのスマホアプリの開発で需要が高いことや、いままでJavaで作成されたサービスが続く限り、保守を行っていく必要があります。
また、Javaは機能の追加など部分的な開発でも使いやすい言語なので、今後の需要も見込め、Javaエンジニアは求められ続けるでしょう。
そういった面でも将来性は高いと判断できますよ。
Javaエンジニアの需要が高い理由3つ
IT社会の急速な発展にともない、IT人材の需要は高く、今後も高まっていくと考えられています。
さきほど紹介した通り、なかでもJavaエンジニアの需要は高いのですが、その理由を3つに分けて解説しますね。
Javaエンジニアの需要が高い理由3つ
- Javaは大規模な開発に向いている
- 活用できる種類が多い
- ノウハウが確立している
理由1:Javaは大規模な開発に向いている
ひとつ目の理由は、Javaは作業を分担して開発できるので、大規模な開発に向いていることです。
なぜなら、Javaはオブジェクト指向言語に分類されており、複数人で同時に開発するときに使い勝手がいいからです。
オブジェクト指向言語は、プログラミングの機能や役割を部品として組み合わせるように記述でき、動作させられます。
大規模な案件では、多人数で一緒にひとつのものを完成させる必要があるので、作業を分担できるJavaが使用される機会が多いのです。
理由2:活用できる種類が多い
活用できる種類が多いのも理由のひとつです。
Javaは幅広く使用されており、官公庁をはじめとする公的機関の業務系システムから、ゲームの開発やアプリの開発まで多種多様の業界で使用されています。
ほかにも、IoT、ブロックチェーン・ソフトの開発、人工知能やVR/ARソフトの開発も可能です。
Javaを習得すれば、いろいろな開発に携われるので、活用できる機会も多いですよ。
理由3:ノウハウが確立している
3つ目の理由は、ノウハウが確立していることです。
Javaは世界中で広く使われている言語なので、学ぶための教材や環境が整っており、習得するためのノウハウが豊富だからです。
また、JavaはC言語やC++の構文を多く引き継いでいるうえ、Javaの影響を受けた言語が数多く存在します。
そのためJavaを習得すれば、ほかのプログラミング言語も学習しやすくなるメリットがありますよ。
Javaエンジニアが求められる市場とは
次に、Javaエンジニアが求められている市場について詳しく紹介しますね。
Javaエンジニアが求められる市場とは
- 大企業のシステム開発市場
- Androidスマートフォンアプリ開発市場
大企業のシステム開発市場
まずひとつ目は、大企業のシステム開発の市場です。
Javaは大企業のシステムにも多く採用されています。
大規模な開発もしやすいですし、すでに多くのサービスを開発した企業の場合、その保守にJavaを使用し続ける傾向にあるからです。
また、大企業はその在籍人数の多さから新しい言語を使うなど、開発環境を変えていくことが苦手な傾向にあります。
その結果、Javaの使用率が高いままの企業も数多いので、今後も需要が高い状況が続いていくでしょう。
Androidスマートフォンアプリ開発市場
つぎに、Androidスマートフォンアプリ開発市場です。
世界的にみて、Androidスマートフォンの需要は高く、アプリ開発が盛んだからです。
中小企業から大企業まで、さまざまな企業がアプリケーションの開発を行っています。
また、海外ではiPhoneよりもAndroidスマートフォンのほうがユーザー数や市場規模も大きいため、今後もJavaエンジニアの重要度は高いといえるでしょう。
Javaエンジニアの年収相場について
それでは次に、Javaエンジニアの年収相場についてみていきましょう。
日経 xTECHの「プログラミング言語人気ランキング2020」のデータでは、Javaエンジニアの年収順位は8位の573万円でした。
プログラミング言語人気ランキング2020
- 1位・Javascript:663万円
- 2位・SQL:657万円
- 3位・C/C++:650万円
- 3位・R:650万円
- 8位・Java:450万円
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この結果はあくまで平均年収となっています。
レバテックキャリアの調査では、一般的に30代のJavaエンジニアの年収は400から700万円なので、少し幅が広く感じますよね。
Javaは活躍できる範囲が広い分、さまざまな企業で使用されており、それが年収の差にあらわれているためです。
小さい企業よりも大きな企業のほうが、どうしても収入は安定しがちです。
しかし、経験を積んでスキルを磨けば十分にキャリアアップしたり、転職して収入をアップできますよ。
Javaエンジニアとして年収アップする方法3つ
では、Javaエンジニアが年収を上げるためにどうすればいいのでしょうか?
年収を上げるには、大きく分けて3つの方法があります。
ひとつずつ見ていきましょう。
Javaエンジニアとして年収アップする方法3つ
- 自分の付加価値を上げる
- 年収の高い企業に転職する
- フリーエンジニアになる
方法1:自分の付加価値を上げる
Javaエンジニアとして活躍し年収をあげたいなら、自分の付加価値をあげましょう。
複数のプログラミング言語を習得したり、業界や新しい技術の情報、知識に対してアンテナを張ることが大事です。
Javaは習得している人が多いプログラム言語なので、他の言語や業界知識で他のエンジニアと差別化できれば、付加価値がつきますよ。
方法2:年収の高い企業に転職する
2つ目の方法は、年収の高い企業に転職することです。
同じスキルを持つJavaエンジニアでも、年収は企業によって異なります。
それは企業が、Javaエンジニアをどれだけ重要視しているかで年収が変わってくるからです。
自分が勤めている会社の年収が低くて悩んでいるなら、他の企業への転職も考えましょう。
方法3:フリーエンジニアになる
3つ目の方法はフリーランスエンジニアになることです。
フリーランスエンジニアは、企業からの報酬を会社を経由せずに直接受け取れるので、会社員に比べて年収が1.5倍~2倍と高い傾向にあるからです。
その反面、交通費や消耗品など経費は自腹になるデメリットはあります。
また、基本的に自分自身が営業となって仕事を取ってきたり、報酬や納期などの交渉を行うなど、プログラミング以外の業務も発生する点にも注意しましょう。
Javaエンジニアが転職時に知っておきたいポイント3つ
Javaエンジニアが転職するとき、知っておきたいポイントを3つにまとめました。
Javaエンジニアが転職時に知っておきたいポイント3つ
- 求人案件の開発環境とフレームワークを確認する
- 職務経歴書に経験した業務を詳細に書く
- 今後のキャリアの方向性を考慮しておく
ポイント1:求人案件の開発環境とフレームワークを確認する
まずは開発環境と使用されているフレームワークを確認しましょう。
開発環境で事前に調べておきたい内容は、インフラやOS、IDE(統合開発環境)などがあります。
また、その他GitHubやSlackなど開発にかかわる各種ツールについても、事前に確認できるといいですね。
Javaはフレームワークの種類が多く、未経験のフレームワークだった場合、新しい技術を習得する必要があるので、フレームワークの確認も大切ですよ。
ポイント2:職務経歴書に経験した業務を詳細に書く
次のポイントは、職務経歴書にかかわったプロジェクトごとに、詳細に記載することです。
以下を参考に職務経歴書に実績をまとめてください。
職務経歴書に書く実績
- プロジェクトの概要
- 担当業務
- 担当フェーズ
- 開発期間
- 開発環境(OS、フレームワークなど)
- 開発言語
自分がどういったポジションで、どのような工夫をして業務を進めたのかも書きましょう。

ポイント3:今後のキャリアの方向性を考慮しておく
3つ目のポイントは、今後のキャリアの方向性を考慮することです。
なぜなら、転職した企業によって習得できるスキルが違うからです。
また、スキルを磨いて技術者を突き進むのか、マネジメントスキルを磨いて開発マネージャーになるのか、といった進めるキャリアにも違いがあります。
転職する、しないにかかわらず、今後どういったキャリアを構築したいか考えておくのは大事ですよ。
Javaエンジニアにおすすめの転職エージェント4選
Javaエンジニアにおすすめの転職エージェントを4つ紹介します。
転職エージェントを選ぶときに大切なのは、専門的な話題を理解できるエージェントがいるか、です。
今回はエンジニア知識が豊富な転職エージェントを選んだので、ぜひ参考にしてくださいね。
Javaエンジニアにおすすめの転職エージェント4選
- マイナビグループのIT業界特化:
マイナビIT AGENT
- IT、WEBエンジニア業界特化:
レバテックキャリア
- 約10,000件の非公開求人を扱う: Geekly
- 手厚いサポートに定評あり:
doda
マイナビグループのIT業界特化:マイナビIT AGENT
IT、WEBエンジニア業界特化:レバテックキャリア
約10,000件の非公開求人を扱う:Geekly
Geeklyのポイント
- IT・Web・ゲーム業界に特化
- IT業界出身のためキャリアアドバイザーの専門性が高い
- 転職初心者のサポートも充実
Geekly は約10,000件の非公開求人(※2020年8月時点)を扱う、IT・Web・ゲーム業界に特化した転職エージェントです。
GeeklyのカウンセラーはIT業界経験者が多いので、業界や業務内容を理解したうえでのサポートを行ってくれます。
スピーディーな対応とハイキャリア層の求人が強みなので、すぐにでもWeb業界で転職したい人や新規事業や経営企画などのキャリアアップ転職を希望する人におすすめです。
ただし、IT企業が集まる首都圏中心に展開しているため、地方で働きたい!という人はほかのエージェントのほうがいいかもしれませんね。
手厚いサポートに定評あり:doda
未経験でJavaエンジニアになるならプログラミングスクールがおすすめ
未経験でJavaエンジニアになるのはあまり現実的ではありません。
Javaエンジニアは数が多い分、未経験者を採用する必要がないからです。
未経験でもJavaエンジニアになりたい、という方は独学で学ぶよりも、プログラミングスクールを利用するのがおすすめです。
独学でのプログラミング学習は、その9割が挫折するといわれています。
学習に行き詰ったときに質問できず、わからないまま投げ出してしまったり、ゴールが決まらずにいつの間にか飽きてしまうなどの理由からです。
スクールを利用すれば強制的に学習する環境ですし、学習のスケジュール管理もしてくれます。
なにより、わからないことをすぐに質問できる環境が整っているので、挫折しづらくなりますよ。
スクールの利用のメリットについてはこちらの記事で詳細に解説しています!
未経験からJavaエンジニアを目指す人におすすめのプログラミングスクール2つ
未経験からJavaエンジニアを目指すために、Javaを学べるおすすめのプログラミングスクールを2つ紹介します。
Javaを学べるスクールについては、詳しく解説している記事があるので興味がある人はチェックしてみてくださいね。
おすすめのプログラミングスクール2つ
- 未経験から12週間でエンジニア転職: TechAcademy Pro
- 満足度96.6%のレッスンで実践スキルが身につく: CodeCamp
未経験から12週間でエンジニア転職:TechAcademy Pro
TechAcademy Proのポイント
- 32歳以下であれば転職保証あり
- オンライン完結なので地方在住でも東京の企業に転職可能
- マンツーマンの学習サポート
32歳以下なら転職保証がつくので、未経験者から確実にJavaエンジニアになりたい方は、 TechAcademy Pro
がおすすめです。
ネット環境があればいつでも学べる、自習型オンライン授業方式のスクールなので、地方在住でも問題なく学習を進められます。
他のスクールに比べて低予算にもかかわらず、週2回マンツーマンでメンタリングがあり、学習モチベーションを維持しやすいですよ。
学習可能言語はJavaのみなので、ほかの言語も一緒に学びたいという場合は別のスクールにしたほうがいいでしょう。
また、転職保証のサポートを受ける場合、転職先は東京の企業になるので、地方で転職したい場合は注意が必要ですよ。
満足度96.6%のレッスンで実践スキルが身につく:CodeCamp
CodeCampのポイント
- 自分の好きな時間に学習可能
- 現役エンジニアの講師にキャリア相談できる
- レッスンごとに講師を指名できる
7時から23時40分まで受講可能なので、ライフスタイルに合わせて好きな時間に学ぶなら CodeCamp
がおすすめです。
レッスンは365日予約可能で、完全オンラインで学習できるプログラミングスクールです。
自習ではなく、マンツーマンレッスンで学習を進めるので、わからないことがあればその場で質問できますよ。
また、レッスンごとに講師を指名できるので、質問しやすい自分に合っている人や、経歴などから話を聞いてみたい人を講師をして選べる点もおすすめです。
【Java エンジニアの求人】まとめ
【Java エンジニアの求人】まとめ
- Javaは汎用性が高く需要があり求人も多い
- Javaエンジニアの平均年収は約500万円ほどだが、環境によっては700万円まであがる
- 未経験からJavaエンジニアにならプログラミングスクールの利用がおすすめ
いかがでしたか。
Javaエンジニアは汎用性が高いため、需要が高く、求人も多いことがわかってもらえたと思います。
また、大企業の開発案件やAndoroidアプリの開発など、Javaが活用される機会も多く、将来性も高いといえるでしょう。
Javaは世界規模でみてもいまだ需要が高い言語です。
あなたに合った「Javaエンジニアとして年収アップする方法3つ」を実践して、Javaエンジニアとしての価値を高めていきましょう。
そうすれば、日本だけでなく、世界で活躍するエンジニアになれる可能性も十分にありますよ!