



エンジニアの方がいざ転職活動を開始するとき、どんなことに気を付ければいいのでしょう。
この記事ではエンジニアならではの転職活動の注意点をまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
転職活動開始
転職活動の準備ができたら、具体的に応募する企業を選んでいきます。企業の魅力は様々なのでエージェントと相談しながら企業の特徴を見極めていってください。
転職活動の準備についてわからない方は、下記の記事を先に読んでおきましょう。
【エンジニア必見!】いい求人に出会うために気を付けることは?
選ばない方が良い企業の特徴とは
エンジニアについての理解が低い
エンジニアへの理解が低いかどうかは、求人の中に記載されているエンジニアの職種の分解のされ方や言語の記載方法(スペルや大文字小文字、略し方)などで見極めることができます。
職種が単にエンジニアとだけ記載がある場合は、企業側がエンジニアの職種の違い、フロントエンジニア、サーバーエンジニア、インフラエンジニアなどの業務の分解などもできていない可能性があり、システムに関するあらゆることを解決してもらおうなどの無茶振りが想定されます。
事業や営業へのコミット、短期的な指標での評価を強調している募集にも要注意
営業などの職種では、高い目標に向けて仕事量を重視して採用することが多く、エンジニアにその基準を持ち込むと品質や保守性を無視した、短期での機能実装が目標になることが多くあとで苦労します。
ブラック企業
ブラック企業の見極め方もある程度募集内容を見ることで判別することができる
- コミットメント
- 根性
- 努力
- ストレス耐性
- 個人の成長
- いとわない
上記のような単語が入っていると、戦略や仕組みで会社を成長させるのではなく、労働集約化型で会社を成長させようとして、過度な労働や成果を求められることが非常に多いです。



営業型の企業
営業的な用語が募集要項に並ぶ企業も要注意
営業は売上と原価の差分を指標として短期的な結果を求めることが多く、開発などプロダクト中心の事業は投資とリターンの差分を指標として中長期な結果を求める方がうまくいきます。
中期的な結果を求められる方が労働環境としてエンジニアにとって良い環境なので、営業型の会社とは相性が悪いのです。
- 数字
- チャレンジ(挑戦)
- 交渉
- 行動量
- バイタリティ
このような用語が募集要項に並ぶ企業は営業型の可能性があるので、注意して見極めてください。
戦略性のない企業
仕事内容が開発など具体的な業務に関することのみの企業も要注意
会社の文化醸成や事業戦略、組織戦略や人事戦略など会社の魅力を総合的にアピールしない企業は発展的な会社を作る目線が低く、短期の結果に振り回されることが多くなり自分自身のスキルアップやより良い業務体験につながらない可能性が高いので選ばないようにした方が無難です。
面接で気をつけるべき3つのこと
応募する企業が決まり、履歴書と職務経歴書を送ったら次は面接です。
1.目指す職種についての想定質問と回答を準備する
エンジニアは専門職です。目指す職種について知識や経験が全くないと思われると採用確率がグッと下がってしまいます。
これまでにやってきた職種を継続して希望するのであれば上に書いたように自分のスキルやキャリアを整理するのに加えて、面接をしてくれる企業の開発方法や環境についても事前に調査し、ある程度知識を得ておくことで面接がよりスムーズになります。
開発言語や使っているフレームワークなどがウェブで紹介されていることもあるので、企業名と開発のキーワードで検索するなどして調査した上で面接に臨みましょう。
2.企業をより知るための、質問を準備する
面接は一方的に企業が応募者を評価する場所ではありません。応募者側も企業を評価してマッチングをよりよくする場だと考えてください。
質問は魅力や中長期の目標、職場全体の雰囲気など、会社全体に関わる部分から先に質問をしていきます。次に開発チームの雰囲気や目指す世界などより部署別のことに移っていくといいでしょう。
最後に業務の内容や開発の体制など自分自身の業務に関わる部分をしっかり質問してく流れを取ると、会社全体~部署~業務の構造がわかりやすく、理解を整理することができます。
面接をしている側も企業について色々と質問をしてくれると、やる気があるんだなとか応募の意欲が高いんだなと評価が上がることが多いので、こんなこと聞いて大丈夫かなと不安にならずに気になることは全て質問するようにしましょう。
疑問に思ったことは質問してみよう
企業側に下記が伝わりやすくなる
- うちの会社に興味を持ってくれている
- やる気がある
3.その企業のエンジニアに直接会って、実態を見極める
面接では最初に、面接官が人事の人だけか、エンジニアの現場の人が参加しているかを確認してください。
実際に現場で働いている人がいないと技術的な質問をしてもトンチンカンな返答しか戻ってこないことが多いので時間の無駄になることがあります。もし現場の人がいない面接しか採用までにないのであればその企業へ就職することはやめた方が良いでしょう。
エンジニアに直接会ったなら、その人個人を見極めるような質問をするとより職場の実態が分かりやすくなります。具体的にその人が書いているコードについてや技術について突っ込んだ質問などをして個人的なスキルレベルとその人の役職を見比べることで部署の技術力を知ることができます。
開発環境や言語、体制についても質問をして、その人個人の意見を聞くのも有効
エンジニアの人はフラットな人が多く、悪いところも教えてくれたりするので遠慮なく聞いてしまいましょう。
業界や企業についての情報収集方法
業界や企業について調査するなら、勉強会やエンジニア交流会などに参加するのがおすすめです。
最先端の技術や流行になりつつある技術は様々な場所で勉強会が実施されており、実装方法や事例などかなり詳しいことまで知ることができます。勉強会で言えばdots.やATNDのようなサービスを利用することもおすすめです。
もし勉強会に参加する時間がなかなか取れなかったり、参加する勇気が出ないということであれば、自宅でできるオンライン講座などを受講してみるのも良いです。
おすすめ
またオンラインスライドで共有されている技術系の資料を見ておくことも情報収集には役立ちます。エンジニアが共有する資料は、具体的な失敗談など参考になる情報が多く有用ですので、知りたい情報がある程度決まってきたらオンラインスライドを探して見るようにします。



エンジニア転職活動のまとめ
まとめ
- 応募する企業をしっかり選ぶ
⇒エンジニアに合わない企業はしっかり見極めて選ばない - 面接では受け身にならず質問をしっかりする
エンジニアの転職活動での注意点を軸に書いてきましたが、エンジニアに限らず転職活動の基本をしっかりおさえておくことが前提です。
転職の準備や方法については、下記の記事で説明していますので、再確認しておくこともおすすめです。
【転職成功のカギは準備に有り】転職活動を長引かせない流れとは
【いつ転職するの?】5つの転職方法とメリット・デメリット!
エンジニアの皆様の転職活動に、この情報が少しでもお役に立てば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。