この記事で解決できる悩み
- Rubyを勉強したいけれど、将来役に立つのだろうか…
- 未経験だけど、Rubyを学ぶには「独学」と「プログラミングスクール」のどちらがいい?
Rubyを学びたい、Rubyエンジニアになりたい、そう思ったときにわからないことがあると、一歩踏み出しづらいですよね。
この記事では、以下のような疑問を解決します。
この記事の主な内容
- Rubyエンジニアの求人の現状
- Rubyエンジニアに必要なスキルとは
- 未経験からRubyエンジニアになる方法
『Rubyエンジニア求人の5つの探し方』を理解すれば、Rubyエンジニアとしてどうやって求人を探せばいいのかわかり、結果として手に入る情報の幅が広がります。
それではまず、『Rubyエンジニアとは』について見ていきましょう。
Rubyエンジニアとは
RubyエンジニアとはRubyというプログラミング言語を扱うエンジニアです。
Rubyはまつもとゆきひろ氏に開発された言語で、日本産まれのため、日本語で書かれたドキュメントが多く作られています。
英語が不得意でも学習しやすく未経験者が手を出しやすいのが特徴ですね。
フレームワークの「Ruby on Rails」はスタートアップやベンチャー企業などで多く使われています。

言語別求人数の比較
Rubyはその使いやすさから国内での人気も高く、多くの企業でサービス作りに採用されています。
そのため、既存サービスの更新が続く限り今後の需要も安定しているといます。
では、 レバテックキャリア
で各言語別の案件数を確認し、前回集計した2019年3月からどう変化したのかみてみましょう。
言語 | 案件数 2019年3月 | 案件数 2020年7月 |
---|---|---|
Java | 678件 | 1824件 |
PHP | 460件 | 1405件 |
Ruby | 259件 | 809件 |
C言語 | 225件 | 487件 |
Python | 239件 | 733件 |
Swift | 122件 | 327件 |

Rubyエンジニアの平均年収は
Rubyエンジニアになると、年収はどの程度になるのでしょうか?
日経 xTECHの「プログラミング言語人気ランキング2020」のデータによると、Rubyの平均給与は450万前後という結果でした。
プログラミング言語人気ランキング
- 1位・Javascript:663万円
- 2位・SQL:657万円
- 3位・C/C++:650万円
- 3位・R:650万円
- 13位・Ruby:450万円
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言語としては習得が比較的容易なのと、扱いやすい分、Rubyでないと開発できない、といったものがないのでこの結果に落ち着いたと考えられます。
高いスキルを要求される言語は希少性が高く、年収も上がる傾向にあります。
多くのRubyエンジニアが働いている業界
Rubyエンジニアが多く働いている業界は、WEB業界です。
Rubyはまだ比較体新しいプログラミング言語なので、新しいものを取り入れることに抵抗がない若手層に人気があります。
スタートアップ企業やベンチャー企業で採用されることが多く、Ruby on Railsを使用したWebサービスが増加しています。
Rubyエンジニアの勤務形態ごとの給与の違い
Rubyエンジニアの給与や仕事内容は、勤務形態によって違います。
形態別にそれぞれ見ていきましょう。
Rubyエンジニアの勤務形態
- 正社員
- 新入社員・未経験
- 派遣
正社員
ある程度経験のある正社員のRubyエンジニアの場合、 レバテックキャリアによると給与は450万円〜700万円前後でした。
コードを書いてプログラミングするだけでなく、より上流工程の設計やマネジメントなどのスキルが求められるようになります。
新入社員・未経験
新入社員・未経験のRubyエンジニアの給与は、約300~450万円前後になるようです。
新卒や未経験からRubyエンジニアになる場合、実務経験は必須ではありませんが、自分で実際にWEBサービスを開発してみることが、最低限必要になります。
Ruby on Railsのスキルは必須ですが、ほかの言語も扱えるようになると活躍できる場も広がりますよ。
派遣
派遣のRubyエンジニアとして働く場合は、依頼された仕様に沿ってプログラミングを行う仕事などが多くなります。
パーソルの派遣向けのサイトを見てみると、給与は時給2200円〜2800円前後で設定されていました。

Rubyエンジニアの将来性は?
結論から言うと、Rubyを扱うエンジニアの数は2015年を境に減少しています。
出典:GitHub「The State of the OCTOVERSE」
日本ではまだ採用しているサービスも多く、需要も有りますが、海外も視野に含めると将来的にRubyだけしか使えない、というのは現実的ではありません。

Rubyエンジニアに必要とされる3つのスキル
Rubyエンジニアには、どんなスキルが必要なのでしょうか。
この見出しでは3つのスキルに絞って紹介します。
Rubyエンジニアに必要とされる3つのスキル
- 開発スキル
- コミュニケーションスキル
- ディレクションスキルやマネジメントスキル
Rubyエンジニアの必要スキル1: 開発スキル
まず、重要なのが開発スキルです。
開発スキルがなければエンジニアとして働いていけないからです。
初心者からRubyエンジニアを目指す場合、最低でもRubyを使ってサービスを開発した経験が必要です。
Rubyのスキルにプラスするといいもの
- JSフレームワークなどフロントエンドのスキル
- UI/UXに関する知識
- MySQLなどのデータベースやAWSなどのインフラの知識
Rubyのスキルに加えて他のスキルも持っていれば、転職が有利に進みます。
Rubyエンジニアの必要スキル2: コミュニケーションスキル
つぎにコミュニケーションスキルが大切です。
エンジニアの仕事というと、黙々とコードを書いているイメージがありませんか?
しかし、実際はチームのメンバーと協力しながら開発を進める機会が多くあります。
円滑にコミュニケーションが取れないと開発にも支障が出てしまうので、最低限のコミュニケーションスキルは大切です。

積極的に周りの人とコミュニケーションをとっていきましょう
Rubyエンジニアの必要スキル3: ディレクションスキルやマネジメントスキル
ディレクションスキルやマネジメントスキルについては、必須のスキルではなく歓迎スキルとしている会社が多いです。
先ほども述べたように、チーム開発の機会も多いため、ディレクションやマネジメントできる人材が重宝されるからです。
他業種からRubyエンジニアに転職する場合、前職でのマネジメント経験があれば強い武器になります。
しっかりとアピールできるよう、準備を欠かさないようにしましょう。


Rubyエンジニア求人の5つの探し方
では、Rubyエンジニアの求人はどうやって探せばいいのでしょうか?
それぞれ見ていきましょう。
Rubyエンジニア求人の探し方
- 転職サイト
- 転職エージェント
- プログラミングスクール
- 企業の採用サイト
- 知人からの紹介
転職サイト
ここではGreenのように、自分で求人を探して応募するものをさします。
求人を検索するときに、開発環境の項目やキーワードの部分に「Ruby」と入力すればOKです。
転職サイトを使うときの注意点は間に第三者を挟んでいないため、ブラック企業が紛れ込んでいる可能性があることです。
どんな仕事内容なのか、どんな企業なのか調査することが重要ですよ。
転職エージェント
転職エージェントを利用するのもおすすめです。
転職エージェントは非公開の独自求人を抱えており、質の良い求人がそろっているからです。
IT専門の転職エージェント「 レバテックキャリア
」には2020年7月現在で808件の求人が登録されています。
このなかから、担当者がスキルや性格、希望条件を考慮してあなたにぴったりの案件を紹介してくれますよ。
未経験者は他に有用なスキルがないと、紹介して貰える案件がない可能性もあるので、次に紹介するプログラミングスクールの利用がおすすめです。
プログラミングスクール
3つ目はプログラミングスクールを利用しての転職です。
プログラミングスクールのなかには企業と提携し、受講終了した人を対象に求人を紹介しているところがります。
そういったスクールは「転職支援」や「転職保証」などの記載があるのでチェックしてみましょう。
未経験者はスクールを利用して転職を行ったほうが、自力やエージェントよりもスムーズに運ぶことが多いです。
詳しくはのちほど「Rubyエンジニアになるにはプログラミングスクールがおすすめ」の見出しで解説しますね。
企業の採用サイト
興味のある企業のサイトから、直接応募する方法です。
多くの企業は採用についてページを用意しています。
その内容をよく読み、応募してみましょう。
未経験でも熱意が伝われば、面接につながる可能性は十分にありますよ。

知人からの紹介
いわゆる、リファーラル採用・コネを使って転職に結び付ける方法です。
エンジニアは流動性が高く、業界は常に人手不足の状態です。
仕事が欲しいと相談すれば、転職に結びつく情報が得られる可能性は十分にありますよ。
Rubyエンジニア向けの求人サービス4選
Rubyエンジニア向けの求人サービスを4つ紹介しますね。
転職エージェントは複数併用したほうが内定に繋がりやすいので、2つ3つほど登録するのがおすすめです。
Rubyエンジニア向けの求人サービス4選
- 業界大手マイナビのIT系特化:
マイナビIT AGENT
- IT、WEBエンジニア業界特化:
レバテックキャリア
- 転職業界でも求人数トップクラス: リクルートエージェント
- 手厚いサポートに定評あり:
doda
業界大手マイナビのIT系特化:マイナビIT AGENT
IT、WEBエンジニア業界特化:レバテックキャリア
転職業界でも求人数トップクラス:リクルートエージェント

対象エリア |
全国 |
主な利用者層・特長 |
20代 30代 40代 男性 女性 業界全般 職種全般 求人数多い 交渉が得意 |
おすすめポイント
- 転職支援実績ナンバー1!
- 求人の80%が非公開求人で20万件以上の取り扱いがあり業界最大級
- 業界に精通したアドバイザーが強みや適性を把握しキャリアプランを提示してくれる
手厚いサポートに定評あり:doda
Rubyエンジニアになるにはプログラミングスクールがおすすめ
未経験者がRubyエンジニアになるには、プログラミングスクールで学んだあと転職支援を利用し、企業に転職する方法がおすすめです。
なぜかというと、スクール経由なら、未経験だということとどの程度のスキルがあるかを把握したうえでの採用になるからです。
相手企業もそれを把握しているので、転職後のスキルアップにも強力的な企業が多いですよ。
Rubyエンジニアになれるおすすめプログラミングスクール3選
未経験からでもRubyエンジニアになれるプログラミングスクールを3つピックアップしました。
Rubyエンジニアになれるおすすめプログラミングスクール3選
- 未経験からの転職実績No1: テックキャンプ エンジニア転職
- 転職できないと全額返金!転職保証あり: DMM WEBCAMP
- 実践的にRubyを学べる: ポテパンキャンプ
これらのスクールなら、Rubyを学べますし、Ruby on Railsに触る機会も有ります。
転職支援もあるので、ぜひ今後の参考にしてください。
未経験からの転職実績No1:テックキャンプ エンジニア転職
テックキャンプ エンジニア転職のポイント
- 未経験でもRubyエンジニアに転職しやすい
- 30代以上でも転職保証がある
- 転職成功率99%!
テックキャンプ エンジニア転職
は、30代未経験でもRubyのエンジニアになれるスクールです。
在籍者の内訳は全体の99%が未経験、かつ3人に1人が30代以上です。
サポートが充実しており、転職後も3年はキャリアサポートを受けられますし、受講面ではパソコンの操作方法から学べます。
設計、開発、インフラ構築、運用の一通りの流れを学習するなかでRuby on Railsも習得できるので、着実にスキルを得たい人におすすめですよ。
転職できないと全額返金!転職保証あり:DMM WEBCAMP
DMM WEBCAMPのポイント
- 平日の夜間や土日を有効活用
- 実務に近い実践的なカリキュラム
- 質の高い転職支援
DMM WEBCAMP

特徴は保証が手厚い点があげられます。
条件を満たせば支払った費用の最大70%が支給される「専門実践教育訓練給付金制度」や、転職できなかった場合「全額返金」される保証があります。
Ruby以外にもHTMLやCSS、JSなど開発に必要な言語を学べますよ。
実践的にRubyを学べる:POTEPAN CAMP
POTEPAN CAMPのポイント
- Rubyを実践的に学びたい人
- 実践的な課題開発ができる
- POTEPAN CAMP経由で仕事を決めると受講料が全額キャッシュバック
ポテパンキャンプ
は理解度にあわせてコースを選択できるプログラミングスクールです。
POTEPAN CAMPの3つのコース
- 選抜クラス:キャリアコース
- 選抜クラス:ビギナーコース
- 基礎から学べるオープンクラス
Railsチュートリアルを学習済みでエンジニア転職を目指す、実践的なカリキュラム
Rubyの基礎を学び、エンジニア転職を目指す
Rubyの基礎を学び場柄初心者向けの基礎カリキュラムを学習できる
オンラインで受講でき、自分の段階にあわせてコースを選べるので満足のいく学習になりますよ。
もちろん、Ruby以外のWeb開発に必要な言語や知識も、実践的な開発課題をこなしながら学べます。
【Q&A】Rubyエンジニアに関する質問2つ
さいごに、Rubyエンジニアに関する質問を2つ紹介します。
Rubyエンジニアに関する質問2つ
- Q1:未経験からでもRubyエンジニアになれるの?
- Q2:RubyエンジニアとRailsエンジニアの違いって?
Q1:未経験からでもRubyエンジニアになれるの?
結論から言えば努力次第・学び方次第です。
Rubyは「Rubyエンジニアとは」でも述べた通り、習得しやすい言語です。
プログラムを学んだ経験が一度もない場合は独学ではなく、プログラミングスクールで学びましょう。
Rubyは習得しやすい言語ですが、独学でのプログラミング学習となると挫折率は9割と言われていいるからです
スクールを利用し、スケジュールを立てて基礎から学べば未経験でもRubyエンジニアになれますよ。

Q2:RubyエンジニアとRailsエンジニアの違いって?
Rubyエンジニアの求人を探していると、Railsエンジニアという言葉を見かけるかもしれません。
Railsエンジニアというのは、Rubyのフレームワークである、「Ruby on Rails」を使えるエンジニアのことになります。
Rubyの基本を学んだだけでなく、一歩踏み込んでフレームワークも使いこなせるエンジニアを指してることが多いですね。
この2つは明確な違いはありませんが、時と場合によっては使い分けられるときもあるので注意しておきましょう。
【Rubyエンジニアの求人】のまとめ
【Rubyエンジニアの求人】のまとめ
- Rubyエンジニアの求人はまだ根強い人気があり、ベンチャー企業に多い
- Rubyエンジニアに必要なスキルは「技術力」「コミュニケーション力」「マネジメント、ディレクション力」の3つ
- 未経験からRubyエンジニアになるならスクールに通うのがいい
いかがでしたか。
Rubyはプログラミングをはじめるとっかかりとしても最適な言語です。
Rubyを学習しておけばほかの言語の学習も楽になりますし、エンジニアとして活動を幅を広げることができます。
IT、WEB業界は常に人手不足なので仕事に困ることもありません。
あなたが満足できる転職ができますように。