この記事で解決できる悩み
- 転職は3年目まで待ったほうがいいって本当?
- 3年たったし前向きに転職したい!どうすればいいんだろう
- 3年目の転職って第二新卒の扱いなの?
この記事では、入社3年目で転職を考えている人に向けて、このタイミングで転職するメリットや転職するときのポイントについて解説します。
入社3年目の転職の現状について理解することで、転職について前向きに考え挑戦できるようになります。
まずは、入社3年目の離職率について解説しましょう。

入社3年目の離職率について
マイナビ転職の2017年の調査によると、実際に入社してから3年以内に辞めた人は全体の66.4%という結果が出ています。
1年目は17.7%、2年目は23.0%、3年目は25.7%と、3年以内のうちに年々離職率も上がっており、新卒入社後3年以内で転職することは、決して珍しいことではありません。
入社3年目の転職活動
入社3年目であれば1年目や2年目に比べて経験があり、培ったスキルをアピールしやすい、第二新卒として企業からの需要もある、といった利点があります。
年齢を重ねるほど、社会ではそれなりに経験を積んできたとみなされるので、必然的に採用する側が求めるスキルや経歴などのハードルはあがります。
職場だけでなく職種そのものを変え、未経験の職種を目指すなら早めの行動を心がけましょう。
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入社3年以内の転職は不利なのか
入社3年以内の転職活動の場合、職務経験が必須とされる企業の採用では不利になることもあります。
自分が今後どういった職に就きたいか、自分のライフプランを立てて転職のタイミングを決めましょう。
勤続年数だけではなく、どんなスキルを持っているか、どんな結果を残したかが、転職活動で重視されるポイントです。
第二新卒を歓迎する企業が多くあることからも分かるように、単純な勤続年数のみで採用の判断をしているわけではありません。
3年目で転職するメリット
3年目で転職するメリット
- 基礎的なマナーがついていると判断される
- 会社の色に染まっておらす、新しく採用されやすい
- ポテンシャル採用がある
転職するなら3年目、と言われるのには、きちんと理由があります。
3年目で転職するときには中途採用ではなく「第二新卒」という肩書で転職できます。
第二新卒はフレッシュであると同時に社会人として基礎的なマナーが身についているとも判断されるので、採用側にも重宝されやすくなります。

ポテンシャル採用もあるので、未経験でも採用されやすくなるでしょう。
【ケース別】入社3年以内で転職する見極めポイント2つ


【ケース別】入社3年以内で転職する見極めポイント3つ
- ブラック企業の場合
- 新入社員の場合
- 人間関係や仕事内容が合わない場合
ケース1:ブラック企業の場合
残業代が支払われない、パワハラがあるなど、所属している企業がブラック企業だった場合は、勤続年数にかかわらず転職を考えましょう。
労働環境が悪いと、スキルを身につけるどころか体調を崩してしまい、転職しようと思い立ったときには手遅れになることもあります。
心身の健康を損なう前に、早めに周囲に相談するなどして転職を進めましょう。
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ケース2:新入社員の場合
入社して日が浅いうちは、慣れない環境に飛び込んだことで体調を崩したり、思ったより精神的にダメージを受けたりすることもあるかもしれません。
そうした理由で「転職したい」と思った時は、先輩に話を聞くなどして一度考え直してみましょう。
入社して間もない時期でも転職できますが、今後のキャリア形成に大きな影響を及ぼす可能性はあります。

ケース3:人間関係や仕事内容が合わない場合
年代関係なく転職理由として多く挙げられるのが、人間関係や仕事内容が合わないということです。
このような悩みを持つときに、むやみに転職するのではなく、まずは人事異動を願い出るなど解決する方法をみつけましょう。
直属の上司や人事部に相談するのも一つの方法です。
それでも一向に改善が見られない場合や、「小さな会社なので異動ができない」「相談できる相手がいない」という場合などは、転職でよりよい環境を見つけるのがベストです。
3年目でも転職をおすすめしない2つのケース
3年目でも転職をおすすめしない2つのケース
- 社内で問題が解決できるケース
- キャリアプランが定まっていないケース
入社3年目の転職は良いタイミングではあるものの、転職をおすすめしないケースもあります。
ひとつずつご説明します。
ケース1:社内で問題が解決できるケース
1つ目は、自分が転職したいと思っている原因が社内で解決できるケースです。
人間関係に不満があれば部署異動などで解決できることもありますし、上司と反りがあわないということであれば自分が対応を変えたり、上司が異動になって解決できることもあります。
自分のスキル不足によってストレスを感じているのであれば、努力次第で現状を変えることもできます。
一時的な感情で転職を決めてしまって後悔することのないように、今ある問題は本当に社内で解決できないものなのか、いま一度考えてみましょう。
ケース2:キャリアプランが定まっていないケース
もうひとつは、キャリアプランが定まっていないケースです。
自分がこの先どうなっていきたいのか、キャリアプランを明確にしないまま転職しても、転職した先で同じような課題にぶつかる可能性が高いです。
3年で得たスキルのみで、より高度なスキルが求められる仕事へのキャリアチェンジは現実的ではありませんし、ただ闇雲に転職したからといって現状が変わるわけではありません。
焦って転職したことにより、むしろチャンスを逃してしまうこともあります。
将来のキャリアプランをきちんと考え、それに合わせた転職を行うのがベストです。
3年目の転職を成功させる5つのコツ
3年目の転職がおすすめとはいえ、成功させるにはコツがあります。
5つにまとめましたので、以下で詳しく見ていきましょう。
3年目の転職を成功させる5つのコツ
- 転職理由を明確にする
- 理由はポジティブに話す
- 客観的に自己分析を行う
- 気になる業界や企業は念入りに分析する
- 転職エージェントを利用する
コツ1:転職理由を明確にする
なぜ自分が転職したいのか、理由をきちんと明確にしましょう。
自分の希望しているキャリアがわかるので転職先を絞り込みやすくなりますし、課題があるのであればその解決のために具体的に何をすべきかが明確になります。
コツ2:転職理由をポジティブ表現に置き換える
前職での不満をそのまま面接で伝えても、ネガティブな言葉を発する人と一緒に働きたいと思う企業はありません。
たとえ前職に対する不満が転職の本当の理由だったとしても、ポジティブな表現に置き換えて、転職した先でも一生懸命働く意欲があることをアピールしましょう。
コツ3:客観的に自己分析を行う
新卒で就職するときにも、自己分析を行った人が大半でしょう。
入社3年目ともなれば、新卒に比べて経験も積んで実際に社会を見ているので、新卒の頃より客観的に自分を分析することができるようになっているはずです。
客観的に分析することで、面接での自己PRに悩むこともなくなります。
コツ4:気になる業界や企業は念入りに分析する
こちらも同様に、新卒の頃に比べて働く上で何が必要なのか、自分が何に重きを置いているのかに気づいているはずです。
その基準を元に、気になる業界や企業を念入りに調査・分析すれば、より自分の希望にマッチした転職先に出会える確率は高くなるでしょう。
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コツ5:転職エージェントを利用する
初めての転職の場合、わからないことがたくさんあり不安だと思います。
そんなときは転職エージェントを活用し、その道のプロの力を借りるのもひとつの方法です。
転職エージェントは書類の書き方から企業選び、面接までしっかりとサポートしてくれます。
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3年目に転職したい人におすすめの転職エージェント3選
3年目に転職を考えている人に、おすすめの転職エージェントをご紹介します。
3年目に転職したい人におすすめの転職エージェント3選
- 20代に特化したマイナビグループ: マイナビジョブ20's
- 手厚いサポートが受けられる:
doda
- 未経験可の求人が多い:
就職Shop
20代に特化したマイナビグループ:マイナビジョブ20’s
マイナビジョブ20's
はマイナビグループが運営している転職エージェントです。
マイナビエージェントよりも20代に特化しているため、1人の転職が不安な人におすすめです。
マイナビジョブ20’sの特徴
- 20代の人のみ対応しているので、同じ年代の知識や情報を得やすい
- キャリアカウンセリングや適性診断など客観的に自分を振り返られて面接の自信に繋がる
- 職種・業種未経験可能の求人が50%以上ある
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マイナビジョブ20'sの基礎知識3つと向いてない人4パターン
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手厚いサポートが受けられる:doda
未経験可の求人が多い:就職Shop
就職Shop
は20代の未経験者向けの転職エージェントです。
転職の悩みや不安を親身に相談ができるので、自信を持って転職がしたい人におすすめです。
就職Shopの特徴
- リクルートが運営
- 20代なら職歴・学歴関係なく登録可能
- 書類選考不要の求人を取り扱っている
3年目の転職まとめ
年目の転職まとめ
- 3年目の転職は珍しいことではなく、タイミングとしては理想的
- ただし、本当にそのタイミングで転職するのがベストかどうか、きちんと見極める必要がある
- 3年目の転職を成功させるには、明確なキャリアプランを持って、転職エージェントを活用するのがおすすめ
いかがでしたか。
3年目に転職すること自体は珍しいことではありませんが、方法を間違えるとキャリアに傷をつけてしまう可能性もあります。
きちんと自分の現状を見極め、転職エージェントなどの力も借りながら、転職はもちろん自分自身のキャリアプランを成功に導きましょう。